共有デバイスライセンスからユーザー指定ライセンスへの移行手順
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このページでは、元々共有デバイスライセンスとして使用されていた端末をユーザー指定ライセンスへ移行する場合に、必要な操作手順をご紹介します。
なお、製品のアンインストールはせずに実施いただけます。
共有デバイスライセンスは端末にインストールされた共有デバイスライセンスのライセンスが有効であることで、使用可能となります。
ユーザー指定ライセンスで認証できる状態にするには、端末上で共有デバイスライセンスのライセンスファイルをアンインストールし、関連するフォルダーを削除する必要がございます。
この処理(認証解除)を行うことで、ユーザーが Creative Cloud Desktopでログインすると、Adobeサーバーに通信して、そのユーザーIDに紐づいた有効なライセンス(ユーザー指定ライセンス)で新たに認証され、製品が使用できる仕組みとなります。
ライセンスを切り替えて使用するために必要な操作は以下2点となります。
【共有デバイスライセンスの認証解除の手順項目】
1. 「Adobe Licensing Toolkitを使用した認証解除」
2. 「OperatingConfigs フォルダーの削除」
3. 「Creative Cloud Desktopのアンインストール」
【ユーザー指定ライセンスの導入の手順項目】
・ユーザーへの製品プロファイルの割り当て
※基本的にPhotoshopなどのデスクトップアプリのアンインストールは不要ですが、場合によりCreative Cloud デスクトップのみ再インストールが必要です。
■ 共有デバイスライセンスの認証解除の手順
手順の実施前にも、Creative Cloud デスクトップ(CCD)を含む全製品をログアウトし完全に終了した後にご実施ください。
1.【Adobe Licensing Toolkitを使用した認証解除】
Adobe Licensing Toolkitを使用し、認証解除を行います。
この方法は操作した端末1台の認証解除となります。
残念ながら、複数台の端末で一斉に「Adobe Licensing Toolkit」を使用して認証解除する方法はご用意しておりません。
この認証解除方法はこちらのページでも詳細を確認することができます。
Windows・macOS別に手順をご用意しましたので、お客様のご利用環境に合わせた手順をお試しください。
<Windows 用>
【Licensing Toolkit の入手】
- こちらのリンクから、Windows 用 licensing Toolkit をダウンロードします
- ダウンロードした 「adobe-licensing-toolkit.zip」を右クリックして「すべて展開」を選択して解凍します
- 解凍されたフォルダ内の 「Win64」フォルダを開き「adobe-licensing-toolkit.exe」がある事を確認
【実行するまでのパスを取得】
管理者権限で実行したコマンドプロンプトは、ファイルをドロップしてもファイル保存場所までのパスが取得できません。
そのため、以下を必ずコピーいただきますようお願いいたします。
- Windowsキー + Rキー を同時に押し「ファイル名を指定して実行」画面で cmd と入力し Enterキー を押して起動
- 【1-1. Licensing Toolkitの入手】の手順5にて確認した「adobe-licensing-toolkit.exe」を、コマンドプロンプト にドロップ
- ドロップした内容のパスを取得するため > から始まるパスを範囲選択しコピー
例:
C:\Users\adobe_user >C:\Users\SDLtools\adobe-licensing-toolkit.exe
範囲選択部分:
C:\Users\SDLtools\adobe-licensing-toolkit.exe
- 「コピー」した内容をメモ帳などに貼り付け
【認証解除の実行】
- Windowsキー + Rキー を同時に押し「ファイル名を指定して実行」画面で cmd と入力
- 管理者権限で実行するため Ctrl + Shift + Enter キーを同時押し、コマンドプロンプトを管理者権限で起動
- メモ帳に貼り付けたパスを、コピーペーストでコマンドプロンプトへ貼り付け
※貼り付け出来ない場合は、コマンドプロンプトのタイトルを右クリックし「編集」から「貼り付け」を選択します。
- コマンドプロンプトに追加後、半角スペースを入れ -t と入力
例:
C:\WINDOWS\system32>C:\Users\SDLtools\adobe-licensing-toolkit.exe -t
- 認証解除が成功した場合、「successfully」の表示がされます。
<macOS用>
【Licensing Toolkitの入手】
- こちらのリンクから、Mac 用 licensing Toolkit をダウンロードします
- ダウンロードした「adobe-licensing-toolkit.dmg」をダブルクリックしマウントします
- マウントされた仮想ドライブ内に「adobe-licensing-toolkit」があることを確認
【認証解除の実行】
- Finderを起動し、画面上部にある「移動」から「アプリケーション」を開く
- 「アプリケーション」内の下部に「ユーティリティ」があり、中の「ターミナル」を起動
- ターミナルを無事起動後、頭に sudo という文字を入れた後、半角スペースを追加
- 先程マウントした「adobe-licensing-toolkit」を、ターミナルにドロップ
- そのまま半角スペースを入れて -t をご入力してEnterキーを押下
- 認証解除が成功した場合、successfully の表示がされます。
2.【OperatingConfigs フォルダーの削除】
以下の場所より OperatingConfigs フォルダーを削除します。
<Windows 用>
C:\ProgramData\ Adobe\OperatingConfigs
<macOS用>
/Library/Application Support/ Adobe/OperatingConfigs
3.【Creative Cloudデスクトップ 再インストール】
上記手順にて何らかの問題が発生した場合、以下の方法にて Creative Cloud デスクトップの再インストールをお試しください。
1.こちらのページからご使用の OSバージョンに対応したアンインストーラーをダウンロード
2.ダウンロードされたZIP ファイルの内容を展開
3.展開したファイルをダブルクリックして実行
4.Creative Cloud Desktopのアンインストールを確認するメッセージが表示される。
メッセージを確認し「アンインストール」を選択
5.アプリケーションがコンピューターから削除され、確認メッセージが表示される。
「閉じる」を選択
6. 再インストール方法は、任意の手順にてインストールをお試しください。
・Creative Cloudデスクトップアプリケーションを再インストール
・Admin Consoleよりパッケージ作成しインストール
パッケージを作成時、製品の選択画面にて何も選択せずに進めるCreative Cloud Desktopのみ含めたインストーラーが作成されます。
ダウンロードしたパッケージは必ず展開し、Buildフォルダ内の「setup.exe」もしくは「.pkg」を実行することでインストールが開始されます。
■ ユーザー指定ライセンスの導入の操作
任意の手順にて製品割り当てを実施ください。
こちらのページでも操作方法をご紹介しております。
【1~10名のユーザーを少しずつ追加する手順】
- 上部にある「製品」タブをクリック
- 該当製品を選択
- 製品プロファイルを選択、もしくは新規製品プロファイルを作成
- 「ユーザーを追加」ボタンをクリックいただき、ユーザー名、ユーザーグループ、またはユーザーのメールアドレスを入力
- 「保存」をクリック
※ユーザーは、追加された製品プロファイルを示す通知メールを受け取ります。
【複数のユーザーを一括で追加する手順】
こちらのページでも操作方法をご紹介しております。
なお、Admin Consoleに登録されていない新規ユーザーの場合には、Admin Consoleのユーザータブ>「CSVでユーザーを追加」ボタンから、追加します。
その時に、CSV内で割り当てたい製品プロファイルを指定しアップロードを実施します。
- 上部にある「製品」タブをクリック
- 該当製品を選択
- 製品プロファイルを選択
- 「・・・」をクリックし、「CSVでユーザーを追加」を選択
- ユーザーを一括追加ダイアログボックスで、「CSV テンプレートをダウンロード」をクリックすることで、現在のユーザーリストまたは CSV 標準テンプレートをダウンロードできます。
ダウンロードしたファイルには次のフィールドが含まれています。
ID タイプ
ユーザー名
ドメイン
First Name
Last Name
これらのフィールドの詳細については、CSV ファイル形式を参照してください。
- Excel で CSV ファイルを開き、このプロファイルに追加するユーザーの行のみが含まれるように CSV ファイルを編集
- CSV でユーザーを追加ダイアログボックスで、ファイルをドラッグ&ドロップするか、「ファイルを選択」をクリックし、コンピューター上のファイルを選択
- 「アップロード」をクリック
※一括処理の操作結果については、作業者へ送信される通知メール、もしくは製品プロファイル/一括操作の結果より、処理の詳細レポートにて確認することもできます。
Admin Consoleでの操作は以上で完了となります。
この後は、ユーザー側でCreative Cloud Desktopに再度ログインするとユーザー指定ライセンスとして認証され、製品がご利用いただけます。
