電子署名とタイムスタンプについて

[洋一272375722v2s]

PDFファイルに電子署名とタイムスタンプを付与したいのですが、

Adobe Acrocat Readerの機能で[ツール]-[証明書]をクリックしますと

[デジタル署名]と[タイムスタンプ]が表示されます。

そこでまず[デジタル署名]をクリックしますと「デジタルIDで署名」というダイアログが表示されます。

そこで「新しいデジタルIDを設定」をクリックしますと「デジタルIDの種類を選択」が表示されます。署名デバイスとデジタルIDファイルがありませんので「新しいデジタルIDの作成(Self-SignデジタルID)」を選択します。つぎに「ファイルに保存」を選択しまして次に「名前」などの情報を入力してデジタルIDを作成します。

この後、Adobe Acrocat Readerの[編集]-[信頼性管理マネージャー]を開き、ここで

「Adobe Approved Trust List(AATL)の自動更新」で

「Adobe AATLサーバーから信頼済み証明書を読み込む」にチェックを付けておきますと、

このパソコンでPDFファイルに対してデジタル署名を付与したときAATLサーバーから信頼済みの証明書が付いてくる、と考えてよろしいでしょうか。

また[タイムスタンプ]を付けた場合は、こちらも信頼済みの認証局から証明された時刻が付与されると考えればよろしいでしょうか。

ご回答宜しくお願い致します。

[Ten A]

自己認証ですからトラストリストは関係ありませんね。

自分で自分自身を信頼してねって言ってるだけですから。

タイムスタンプサーバーは第三者機関と契約して設定すればサイン時にサーバーからタイムスタンプ情報がPDFに埋め込まれます。

[洋一272375722v2s]

ご回答ありがとうございます。

Adobeの無理版ですと自己認証にしかならないんですね。

これだと重要な契約書類などには有効ではないということでしょうか。

Adobeの無理版の電子署名とタイムスタンプの場合、電帳法の要件は満たすと考えてよろしいでしょうか。

[Ten A]

電子帳簿保存法については基本的にタイムスタンプを適用すると、それ以降の編集加筆処理は禁止されます。自己証明書による処理でも同様に以降の変更は不可能になりますが、記録される日時情報はローカルの端末に依存します。公的に明示するとしたら第三者機関の提供するタイムスタンプでの処理が必要ですが、費用的なことを言うとクラウドベースの書類管理とそんなに変わらないかと思います。検索性等の問題もありますから諸々勘案してトータルコストを考える必要のある問題ですね。実際に運用に入る前であるために決め手となるような情報もありませんのでリスクの低い厳密な運用の方に振るケースが多いかと思います。
また、契約処理等では双方の合意を証明する必要があります。これは片方の証明処理やタイムスタンプだけでは成り立たずAdobeSign等の双方が合意して署名するプロセスの記録が必要になります。これも他社が提供するクラウドベースのソシューションが存在しますが、コスト増であることに変わりありません。
無償で提供されるものでカバー出来る範疇のことではないのは確かなので諸々勘案して選択するしか無いのではないでしょうか。
わたしも税務関連に関しては素人同然ですから、細かい事に関しては税理士さんなどの専門家に相談されたほうが良いのではないかと思います。