キーイングで抜いた人物の足元に影がずれる

[MJKK]

キーイングで抜いた人物の足元に影を付けたくて、人物のレイヤーを複製して、スケール数値をマイナスにして影の様にしてみました。すると人物が左右に動いた時はちゃんと人物を追っかけてくれるのですが、人物が上下(奥、手前)に動いた場合、影の動きが上下逆になり、人物の足元から離れてしまいます。ライトや3Dを使っても同じ結果になります。影を人物の足元から離さずに、本物の影のように(キーイングで抜く前のように)人物の動きに連動して追っかけさせるには、どうすればいいのでしょうか。

[Mukaida]

画像を反転しただけでは、そのようになります。

CC Slantを利用して、位置に追随するようにしてはどうでしょう。

2D画像に影や鏡面反射を追加するのは標準機能で難しいためか、以前からプラグインがリリースされたり、リリースされても販売終了したりしています。

https://www.youtube.com/watch?v=nd0TLxilV0g&feature=emb_title

[MJKK]

書き込みありがとうございます。

https://create.adobe.com/2019/7/26/how_to_blend_fiction.html

このAdobeのページで紹介されている方法で影が作れそうなのですが、全て英語で書かれていて分かりません

このページではどのエフェクトで何をしているのでしょうか。もし分かれば教えて下さい。よろしくお願いします。

[Mukaida]

記事の内容は、実写に3DCGを合成する手法です。

魚のオブジェクトと水面に映る魚の姿（鏡面反射および影）も３DソフトMAYAで制作してレンダリングしたもので、After Effectsで作成された影ではありません。

３DカメラトラッカーのデータをMAYAで読み込み、３Dモデルをレイアウトしています。

水面に映る魚をAfter Effectsのブラーと波紋エフェクトで変形させて映り込んでいる様にみせています。

先の回答で使用したCC Slantが、２D画像に影を付けるのに適していると思います。
気をつける点として、アンカーポイントは足元に配置しておく必要があります。

CC Slantを適用してからブラーやディストーション系エフェクト、グラデーションなどを追加することもできます。

[MJKK]

返信ありがとうございます。

CC Slantを試したみたのですが、やはり同じ現象になってしまいます。

人物が奥や手前に移動すると、影が離れてしまいます。

https://flashbackj.com/product/vfx-shadow

こちらのプラグインなら影の再現が可能かもしれませんが、私はcs6ですので使えないようです。

いろいろプラグインを探してみます

[Mukaida]

２Dレイヤーで確認したでしょうか？
CC Slantおよび市販のプラグインは、２Dレイヤーで使用するようにできています。
3Dレイヤーでは使用できません。

3Dレイヤーのライトの影が離れて行く場合は、床の平面とオブジェクトの間が離れているからだと思います。

プレビューのカメラをカスタムビューに切り替えて、側面から見ればズレが確認できます。

[MJKK]

返信ありがとうございます。画像で説明します。

3Dはオフです。全て2Dの状態です。

①元の動画の画像です。何の加工もしてません。

②キーイングで抜いた人物を複製して、複製した人物にCC Slantを適用して、反転して①の影と同じ位置に

③人物が手前に歩いてくると影は奥に動いて離れてしまいます。逆に人物が奥に行くと影は手前に動いて離れてしまいます。

3Dにして平面を足元と水平に合わせても同じ結果になります。ライトを使っても同じになります。根気よく１フレームずつ影を合わせるかプラグインを入れるしかないのでしょうか

[MJKK]

③の画像がアップロードされてませんでした

[Mukaida]

画像ありがとうございます。

キーイングの処理だとアンカーポイントの位置は変わらないので、自動で追従するのは無理のようです。
手作業で影の位置を合わせる方法になります。

それと、前後左右に足の位置が変わっているので、画像を反転させると足元が地面に接地していない状態になりやすいようです。（変形が必要かもしれません）

奥への影だと目立たないですが、手前へ長く伸ばす影は対応しにくいように思います。

参考ですが、人物の中央の下部にアンカーポイントを配置して、影のレイヤーを追従させる方法はあります。
切り抜いた人物をオートトレースでマスクを作成して、マスクをシェイプに変換します。（サードパーティのスクリプトを使うと簡単に変換できます）

シェイプレイヤーのアンカーポイントにエクスプレッションを追加すると中央の下部に固定されます。

a = thisLayer;
b = a.sourceRectAtTime();
[(b.width/2)+b.left,(b.height)+b.top]  //上下にズラす場合はtopの後ろに+6 などと数式を追加

位置は、アンカーポイントの値と同じ値にします。