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下記の手順でデータの保存を行った場合、ダウンサンプルする以前の状態と何か変化は
ありますか?また、印刷に不備が起こる可能性はございますか?
①、ダウンサンプルでPDF保存を行った(ビットマップなどの画像はなし。フォントとオブジェクトのみ。アウトラインはしていない)
②、①で保存したPDFをイラレで開き、aiで再保存(フォントは変更出来る状態だった)
③、印刷入稿
よろしくお願いいたします。
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①でつくったPDFにIllustrator編集機能が保持されているかどうか,①②のIllustratorのバージョンが同じかどうかによって違いますし,①のドキュメントでラスター系の効果を使用しているかどうかも関係してきます。そのへんはどうなのでしょうか。
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ご返答ありがとうございます。
①の段階で、「Illustratorの編集機能を保持」のチェックを外しています。ラスター系の効果は使用しておりません。
②の段階で開いたときに、フォント機能は保持できていました。
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③の印刷入稿を受ける側からの意見を言わせていただくと「イラストレーターの編集機能を保持」せず PDFで保存したのなら、そのデータにはその後一切手を加えないでほしいです。
①のPDF保存時の「ダウンサンプル」は あくまでドキュメントに含まれる画像に対しての処理なので、画像を含まないデータであれば影響は無いと思います。
ただ、②の イラストレーターの編集機能を保持していないPDFをイラストレーターで開いた時点で 「 ①で保存する以前の aiデータ」との一致が保証できなくなってしまうため事故の原因となりかねません。
(不一致の内容はフォント周りだったり、透明効果を使用したオブジェクトだったりと様々です。影響が無い場合もあります。)
本来、イラストレーターは aiデータを開いて編集するためのアプリケーションであり、PDFを開いて編集するものではありません。
AdobeのHelpCenterでもPDFを読み込んだり編集する方法を紹介しているため簡単に行えるように感じますが、印刷入稿を受ける側からすると「PDFをイラストレーターで開いて編集したデータでは、印刷後に何があってもデータを入稿した側が責任を持つ」と確約できない限り受け入れられないです。
データを再度開いて編集したいのであれば、PDF保存する前の aiデータを開いて編集し改めてPDF保存すべきです。
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・Illustratorの編集機能を保持を外しても、レイヤー構造が保たれてるは、どのような理由が考えられますか?
・フォントの編集(アウトライン化されていない)も保持されてました、どのような理由が考えられますか?
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①~③が同一環境で行われている場合,ラスター系効果を使っていないのであればダウンサンプルは関係ないですから,その意味では印刷不備は起こりません。編集しない前提なら入稿データとして通用すると思います。
ただ,元がIllustratorドキュメントだったとはいえ,PDFデータをAi形式に変換しているわけですから,①と③の見た目の比較は十分行うべきです。
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十分に比較して、対応したいと思います。
もう少しご質問させていただいてもよろしいでしょうか。
・Illustratorの編集機能を保持を外しても、レイヤー構造が保たれてるは、どのような理由が考えられますか?
・フォントの編集(アウトライン化されていない)も保持されてました、どのような理由が考えられますか?
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現在のIllustratorのドキュメントはPDFをベースにしているので、編集機能を残していないPDFであっても「偶然」レイヤーやフォントが保持されていたに過ぎない、ということだと思います。
もともとがIllustratorで作成されていたものなので、データ構造が残っていた確率も高かったのかもしれません。
なお、テキストの編集機能については、トラッキングやカーニング、OpenTypeフォントの機能を多用した場合、保持されない(分断される)可能性は高くなります。
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ありがとうございます。大変勉強になります。
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以下の環境でテストしてみました。
MacOS High Sierra 10.13.6
Illustrator CC2019 ver 23.0.1
1.テストファイルを作成。

2.印刷入稿を仮定して、PDF X-4 の一般的なプリセットを選択してPDF保存。


3.保存されたPDFをイラストレーターで再度開く。


フォント情報が保持されるかどうかは、開いた環境によるところが大きいのではないかと推測します。
また、私が知っている「PDFをイラストレーターで開いたときのレイヤー状態」は必ずこのようになっているため、なぜ
junjun_pさんの 環境ではレイヤー構造まで保持されたままになっているかは、正直わかりません。
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ダウンサンプル設定は、ビットマップデータへの処理なので、テキストやベクターデータには(PDF変換時にラスタライズされないかぎり)影響しません。
何か変化はありますか?
ダウンサンプルに関係なく、変化は当然あります。
「Illustratorの編集機能を保持」をOFFにすれば、書き出されるPDFにIllustratorデータはまったく含まれなくなります。そのPDFをIllustratorで開くのは、結局のところWordやPowerPointなどから書き出したPDFを開くのと同じレベルの結果となります。
また、印刷に不備が起こる可能性はございますか?
可能性はあります。可能性なので、大丈夫かもしれないし事故になるかもしれないといった予測不能なものです。
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ご返答ありがとうございます。
「Illustratorの編集機能を保持」をOFFにしたものの、そのPDFをillustratorで開いたところレイヤー構造は保持されており、
フォント情報なども保持されてましが、いかがでしょうか?
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IllustratorはPDFファイルを開くときに、PDF内のIllustratorデータを読んでいるわけではありません。PDFデータを独自解釈し、無理矢理にIllustratorデータの仕様に変えています。
そこでテキストが再編集可能になるのは、PDF内に記録されている「テキストのフォントや文字サイズや座標位置など」を基にして、Illustratorで編集できるようにしてくれているだけです。したがって、オリジナルのaiデータの完全再現は原理的に100%不可能です。
下記のような文字をIllustrator→PDF→Illustratorとしてみてください。無理矢理にIllustratorデータの仕様に変えていることがわかるでしょう。
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ご丁寧にありがとうございます。
1点誤った情報をお伝えしておりました。レイヤー構造が保持とお伝えしておりましたが、正確には先ほど添付して頂いたような状態になっております。オブジェクト事に選択が出来る状態でしたので、レイヤーが保持されていると勘違いしておりました。
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あら良かった。どうやったらPDFデータのレイヤーを保持したままIllustratorで開けるのか実験してたところでした^^;;
そちらはもういいですね。
で、文字についてですが、ざっくりいうと、“そのフォントを使用している”という情報のみきちんと伝達されているのだと考えています。その他のテキストオブジェクトとしての情報(フォントサイズ、変倍率、色、座標など)ももちろん伝達されるわけですが、Ai → PDF → Ai の保存ごとに中身はいちいち別フォーマット用に変換されていると考えるのが妥当でしょうか。
Illustratorで縦組みで文字組みして、PDF保存。そのPDFをIllustrator開く、とかいろいろやってみると実感できると思います。
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ご丁寧にありがとうございます。さらに実験して頂くところまで考えていただき大変恐縮です。
私もいろいろと試してもう少し勉強いたします。
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追加情報です。
フォントがインストールされていないWin環境で開いたところ、フォントが無いアラートが出て置き換えられました。
(PDF保存時にフォントはエンベッドされているため、同環境でも Acrobatでは正しく表示されて開きます)

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