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他人から受け取ったAIを開く時、良く同じバージョンで開けと言いますが、実際問題として現実的ではないと思います。
古いバージョンのAIデータを、CCの最新バージョンで開く行為は、主にどのようなトラブルを起こすのでしょうか?
新しいAIは古いAIの機能を包括しているのでそれほど事故は起きないと思います。
簡単なものとして白のオーバープリント、レイヤーアピアランスの凝ったやつ、グラデーションメッシュのトリッキーな使い方などでしょうか。
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おっしゃるように、古いバージョンで作られたデータを新しいバージョンで開いても「原理的には」問題ありません。
ただ、Illustratorはバージョンアップの際に大がかりな変更が行なわれていることがあり、そういったバージョンでは開き方を間違えるとトラブルの元になります。
Illustrator 10 以前の文書を Illustrator CS で開くとエリア内の文字が上下に移動する
※個人的には「白のオーバプリントを破棄」もトラブルの原因になると危惧しています。
また、アプリケーションも人が作った物ですから、予期しない結果を招く可能性が0ではありません。
未だ知られていないトラブルが起きる可能性があるため、原則として「同じバージョンで開く」ことが求められています。
さらに、他の方が作ったドキュメントを新しいバージョンで開き、新しいバージョンの形式で保存すると、下位のバージョンで開くことができなくなります。
下位のバージョンでも開くことができるように「バージョンダウン」して保存することもできますが、トラブルの原因となるため、DTP・印刷業界では忌避されます。
以上のような理由から、他の方が作ったドキュメントは同じバージョンで開くことが基本となります。
そのために、印刷会社の中にはコストを掛けてでも古いマシンとアプリケーションを用意している会社があります。
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返信ありがとうございました。
テキストに関しておっしゃる通りです。文字組みエンジンや使われていたフォントのバージョン、極端な事を言えば昔のOCFフォントと詰め情報があるCIDフォントなど、文字は同じマシン以外は変わってあたりまえという認識でしたので、最初の質問で「文字は別」と書くのを忘れました。ゆえに他人が作成したAIを受け取る時はアウトライン化済みとテキストが有効なAIデータ2つを必ず貰っていました。
印刷会社によっては入稿されたAIと同じ環境を今でも用意しているという話は参考になります。環境構築にかけるコストより事故防止だからですよね(刷り直し代のほうが高くつくし・・・)。
でも私みたいな小さい事務所ですと古い環境を用意するのはちょっと厳しいです。ハードはともかく、古いバージョンのAIが手に入りません。受け取ったAIデータで圧倒的にシェアが多かったバージョン8などは欲しかったのですが・・・
今は他人のデータとしてはCS5を受け取る事が多いのですが、CCと割と近いのと、それをベースに新規作成していきますので事故が起きたことはありませんでした。
知っている範囲で結構ですから、「こういう事故があった」など経験を教えていただけたら勉強になります。
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私も文字まわりを除いて考えた場合,「新しいAiは古いAiの機能を包括しているのでそれほど」大したことは起きないよなぁと思っているクチなので,“これこれこういうことがあったぞ!” みたいな具体的な事例があったら知りたいところです。
(このスレッドが伸びますように…!)
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私が知っている限り「白のオーバープリントで隠れていたアートワークがCCのPDF保存で出現した」の1つだけでした。
後は気がついてないだけで相違点があると思いますが・・・
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「古いAi」と一言でいっても、CSより前(v.10まで)は、CS以降とテキストの互換性はありません。とくにMac版ではシフトJIS外字で文字化けや文字消失が発生します。
CS4だけにある限定的なバグで『起こし括弧類に「アキを挿入(左/上)」でベタにしてもベタにならない』というものがあります。このバグはCS4だけですが、前後バージョンに関係して以下のような症状を起こします。
このバグは、今ではすっかり忘れられてしまい、Web検索でも容易に出てきません。
他にも、CC 2014で文字回りの仕様変更がありました。
とくに注意すべきは、ソフトリターン(Shift + Enter/Return キー)の結果が変更されたことです。
「それほど事故は起きない」と油断していると、事故って痛い目にあうかもしれません。
Adobe公式の「互換性ガイドブック」を一通り見ておくと良いでしょう。
Illustrator & Photoshop Creative Cloud互換性ガイド 2017年版 | Adobe Creative Station