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CS6とCCで、大きなサイズをjpgで書き出す際、「アートに最適」を選択すると書き出しが出来ません。
「文字に最適」を選択すると書き出しは可能ですが、画質が悪くなります。
書き出せない理由は何でしょうか?
また、「アートに最適」「文字に最適」はどういった場合に使い分けて使用するものでしょうか?
CS4で同じ作業をしても書き出す事は可能です。
(CS4の時は「アンチエイリアス」にチェックを入れています。)
なぜ、CS4では可能なのでしょうか?
CS6以降、書き出しに関して、システムが大きく変更されているのでしょうか?
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ソフトウェアの内部実装が公開されているわけではないので、理由を説明することはできませんが、アートに最適の処理の方が、よりメモリを沢山使うアルゴリズム(計算方法)になっているのだろうと思います。CS4の時よりも複雑な処理をしているかもしれません。
アンチエイリアスのアルゴリズムは、滑らかさを重視したり、処理速度を重視したり、コントラストを重視したり、メモリ使用量の抑制を重視したりと、目的に応じて様々な方法が考案されています。
それぞれ長所と短所があり、どれか一つだけでは全てのニーズを満たせないので、Illustratorでは「アートに最適」と「文字に最適」が選べるようになっています。利用される際は、実際に両方を試して具合が良い方を選べばOKです。
大きな画像を生成する際は「アートに最適」の方が向いているかなと思いますが、大きさに制限があるのはつらいところですね。一度に大きな画像を書き出せない場合は、いくつかに分割して書き出し、Photoshopであとから結合するなどの対処が必要です。
「文字に最適」は小さく細い文字が、ぼやけて薄くならず、メリハリのついた仕上がりになるところが優れていると感じています。Web用に見出し文字を画像化したり、ボタンなどを作る時に便利なので、そういう場合に積極的に使っています。
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まずIllustratorの100%表示のスクリーンショットをご覧ください。文字のアンチエイリアスの設定が上から「なし」「シャープ」「鮮明」「強く」です。(GPUでプレビューでは差が出ないのでCPUでプレビューにしてあります。)
次の画像は「文字に最適」で72DPIで書き出しました。Illustratorのスクリーンショットそのままといった感じですね。
次の画像は「アートに最適」で72DPIで書き出しました。どれもあまり差がないようですが、強いて言えば「強く」だけ太めです。
ご覧のように文字のアンチエイリアスの違いにこだわる場合には「文字に最適」を使いましょう、ということになりそうです。
「アートに最適」が書き出せない原因として考えられるのは、書き出し方式に「スーパーサンプリング」を使っていることが考えられます。簡単に言いますと設定よりも高解像度で書き出し、その後設定解像度に縮小して綺麗に見せるということをやっています。詳しく知りたい場合には検索してみてください。
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