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PC買い替えのため(Mac)、Illustratorのバージョン(以下ver.)が2023から2024にアップデートされましたが、「文字組みセット」について以下の条件が当てはまる場合、文字間(特に約物)が極端に詰まってしまう・ズレる問題が発生しました。
・「元とするセット」を「なし」に設定して作成したユーザー独自の「文字組みセット」を使っている2023以前ver.イラレデータのテキスト部分を2024で編集(修正・加工)しようと触ると、文字間がおかしくなる(特に約物がズレる、詰まる)
※ファイルを開いただけではズレませんでした。(他の似たような文字ズレ関連の質問で見られる「ファイルを開く度にズレる」ということは起きませんでした)編集しようとテキスト部分を触った段階でズレが発生します。
対応としては、「元とするセット」に「約物半角」など「なし」以外を選んで新しい自作文字組みセットを作成、ズレてしまったテキスト部分にあてなおす、としています。
(今後、旧ver.で作成した在版データを修正・使用しなければならないケースで、毎回このことに注意を払わなければならないとなると、いつかミスをしそうで心配ですが……)
同様のトラブルを経験された方と情報を共有できればと思い、投稿しました。
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macOS Ventura 13.6.9
Illustrator 2023(27.9.5)
Illustrator 2024(28.6.0)
上記環境で再現しました。かなりやばいですね…。
追記
28.5までは発生しませんでした。28.6以降で発生します。
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かなり困りますよね。早急に対応してもらえるといいのですが…。
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当方の使用環境も共有させていただきます。
macOS Sonoma 14.6.1
Illustrator 2024(28.6)
Illustrator 2024最新版28.71まで上げていましたが、今回投稿の問題とは別の下記サイト(外部サイト)掲載の問題が共有されたため、28.6にダウングレートした矢先のことでした。
「最新版Illustratorで文字が意図せず変わる不具合あり!実例を紹介します」
https://www.ddc.co.jp/mail/archives/20240911/120000.html
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Windows環境で、CS6で作ったデータでも28.6 / 28.7.1でも再現しました。
開いた直後には変わっていなくても、該当テキストを触る(テキストツールでキャレット立てる、選択ツールで選んでちょっとだけでも移動する)ことで発動するようです。
そしてすでにUser Voiceは上がってました。投票しましょう。
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Windows環境での動作のご報告、ありがとうございます。Win環境でも発生するのですね…困りますね。
お恥ずかしながらassause様からの返信でUser Voiceの存在を知りました。(2021年にはバグ報告について第三者サービスとの提携の旨、リリースがAdobe公式から出ていたのですね。今回初めて知った次第です)
貼っていただいたリンク先「文字組みアキ量設定の動作不良」で早速投票をさせていただきました。
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「文字組みアキ量設定の動作不良」をUPした者です。
編集しようとテキスト部分を触った段階でズレが発生します。
ファイルを開いただけでは問題ありません。
文字のズレを確認できているのは、
「(」=全角の前丸カッコのみです。
他の全角カッコはズレません。
文字組みアキ量設定は「なし」設定で作成しています。
「約物~」設定で作成すると、
「半角数字~半角数字」の文字列「例:123~456」の配置で
「~」の前後にアキができ、体裁が変わるため使えません。
Illustrator 2023(27.9.5)で作業しています。
新旧データの誤差確認には「ProofCheckerPRO 」を利用しています。
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Illustratorのデフォルトのアキ量設定が抱える問題を回避するのに、元とするセットを「なし」にするのはたしかに有効ですね。知りませんでした。
不具合を直してもらう必要を強く感じます。
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>こちらは「元とするセット」に「約物半角」を選んでいても発生してしまいます。
これは更に困ってしまいますね。
私が投稿した「元とするセット」に「なし」以外を選ぶという方法も根本的な解決ではないと思いますので、早急に公式から修正対応されることを願っております。
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> Illustrator 2023(27.9.3)
> ただこれは全てのデータではないため
不具合の発生条件がかなり異なるので、全く別の症状のような気がします。
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すでに指摘があるように、別の問題ではないでしょうか。
環境設定のリセットなど、まずは基本的な確認をした方がいいかもしれません。
それとは別に何ですが、macOS 11自体がすでにAppleのセキュリティサポート終了後、1年以上経過してしまっています。
macOS 15も近日リリースなので、最低でも、macOS 13あたりにはしたいところです。
(macOS 13ならVer.27も動作対応範疇です。ただおそらく来年の今ごろまでしかAppleのサポートはされません)
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この「(」のズレの原因ですが、
文字組みアキ量の前提としての全角約物を半角にする処理(参考:monokanoさん「文字組みアキ量設定の大前提」)において、「(」に対して、前括弧類の「前50%を削る」設定ではなく、中点類の「前後25%ずつを削る」設定が適用されているためです。
で、「なし」由来のmjkファイルからこの齟齬を生じさせている部分を消去するスクリプトを書いてみました。
現状はバージョンダウンで対処するのがベストだと思いますが、どうしても28.6以降を使ってる人のところに送らなくちゃいけないとか事情がある方は使ってみてください。
mjkファイルは文字組みアキ量設定ダイアログから書き出しできます。スクリプトで処理後、再び文字組みアキ量設定ダイアログから読み込んでください。元の名前に_(アンダーバー)がついた名前で読み込まれるはずです(環境によっては「のコピー」がつくかも)
(function() {
var f1 = Folder.desktop.openDlg("mjkファイルを選択", "", false);
f1.encoding = "BINARY";
f1.open("r");
var s = f1.read();
f1.close();
var reg1 = /\/MojiKumiTableSet[\d\D]+?\/Name \(.+?\)/;
reg1.exec(s)
var a = reg1.lastIndex
if (a == 0) {
alert("読み込みに失敗しました")
return
}
var reg = /\<\<\s+\/Before \-.25\s+\/After \-.25\s+\/Code \(\xFE\xFF\xFF\x08\)\s+\>\>/;
var arr = reg.exec(s)
var c = reg.lastIndex
if (c == 0) {
alert("問題の箇所が見つかりませんでした")
return
}
var b = arr[0].length;
s = s.slice(0, a - 1) + "\x00_" + s.slice(a - 1, c - b) + s.slice(c)
var f2 = File(f1.parent + "/" + f1.name.slice(0, -4) + "_.mjk");
f2.encoding = "BINARY";
f2.open("w");
f2.write(s)
f2.close()
alert("完了!")
return
})();
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kawamoto_αさん、スクリプトの作成ありがとうございます。
私の環境でも試させていただきたいのですが、現環境(28.6)で進行中の業務が立て込んでおりまして、バックアップをしっかり取ってから動作確認をさせていただけるまで時間が掛かってしまう次第でございます。
(動作確認は10月以降になってしまうかと思われます)
せっかく作っていただけたのに申し訳ございません。
>「(」に対して、前括弧類の「前50%を削る」設定ではなく、中点類の「前後25%ずつを削る」設定が適用されているためです。
「なし」のデフォルト設定内にそのような誤った設定(?)が適用されてしまっているのでしょうか……。困ったことでございます。
(先のアプデからおかしくなったので、今までは正しく適用されていた「なし」内の設定が、サイレント修正といいますか、Adobe側でイラレ内の別の機能を修正・更新した際に、うっかり文字組みアキ量「なし」内で意図しない誤設定として反映されてしまった……という状態なのでしょうか……あくまでも憶測ですが)
次か次々のアプデで修正してもらえるのがベストなのですが、約物の全角・半角などはおそらく日本語特有の限られた言語ver.での問題でしょうから、素早い対応をしてもらえるのか気がかりです。
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mjkファイルを調べるとわかるのですが、ずっと昔から「なし」を元に作った文字組み設定には、前丸カッコについて「前50%を削る」という正しい設定と「前後25%ずつを削る」という間違った設定の両方が書かれていました。
2つの競合する設定のうち、これまでは運良く正しい方が勝っていたけど、文字組みのプログラムになんらかの変更があって間違ってる方が勝つようになってしまったということなんだと思います。
Adobeは近々来るアップデートで文字組み機能刷新を予告してますから、それにともなってこういう負の遺産も消え去ってくれるんじゃないかとは思っていますが、28.xで修正されるかといえば望み薄な気がしますね。
スクリプトは無理に試していただかなくても全然OKです。
上で書かれてる「~」の前後の空きのような、「なし」由来の文字組みでしか解決できない問題と、最新バージョンを使わなきゃいけない状況とが合わさって詰んでしまう人がいたときのために書いたものなので、そういう人がいないに越したことはないですので。