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環境:
Windows 11 Pro 24H2
InDesign 19.5.1
※同じ案件について別の質問も投稿しております。製品についてまでは同じ内容です。
https://community.adobe.com/t5/indesign%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%A0-discussions/%E5...
冊子の組版で、今まで別会社で作成されていた製品が今回より自社に依頼されてきました。
支給されたのはPDF(テキストがとれる状態)のみです。
これをInDesignで組むにあたりテンプレートを作成しており、できる限り完全に再現してほしいと言われています。
前の会社はAdobeではないアプリケーションで作成していたと聞いています。
製品について:
基本的にグリッドを極力尊重するような組み方です。
・縦組み
・おそらくInDesignにおける「弱い禁則」(促音拗音、音引きは文頭で許容)
・句読点はぶら下げ
・文頭以外の役物は全角
・数字はすべて半角だが、3つ以上連続する数字は1文字ずつ縦に配置(1ケタの縦中横が並んだ見た目)
この「基本的にグリッドを極力尊重するような組み方」というところで困っている箇所があります。
現状は「最終行上揃えほか均等割り付け」の設定にしているのですが、
1行に収まるのでは?という箇所が収まってくれず、自分の思い違いなのか、何か設定が違っているのか、
お知恵をお借りできると嬉しいです。
スクショはわかりやすいように「上揃え」にしていますが、
実際は均等にしないと困る箇所もあるので、均等揃えで作りたいです。
アキ量設定や禁則設定は前回PDFを下敷きにしながら地道に作成していますが、
現状はこの「なぜそこで改行?」以外の箇所は前回体裁がおおむね再現できる設定になっています。
別投稿の方でご指摘いただいた段落コンポーザーは段落だったので単数行に変更したところ、全体の状況は改善しましたが、この部分だけなおりませんでした。
なにとぞよろしくお願いいたします。
1 件の正解
文字組みアキ量設定で「終わり括弧類」→「ひらがな」はどうなっていますか?
通常は「最小0%、最適50%、最大50%」なので、2分(50%)のアキが入るため、お問い合わせの部分の空白量は1文字分ではありません。
一般的な日本語組版はこのような挙動ですので、どうしても1文字入れたいというときは個別に対応する(トラッキングなどでマイナスのアキ量を設定する)ことになります。
「基本的にグリッドを極力尊重するような組み方」というのはおそらく「ベタ組」を指しているものと思いますが、約物(括弧類、句読点、中点類など)がある場合は、グリッドに合わなくなります。しかしながらこれは読みやすい日本語組版を行うために必要なこと(グリッドに合わせるとかえって読みにくくなる)ですので、それで問題ありません(というか、それが正解)。InDesignの文字組み設定もそれに準じていますので、あまり気にしすぎないようにしてください。
今は何が正解か分からないかもしれませんが、日本語組版の勉強をするとInDesignの設定がきわめてまっとうで、下手に触るべきではないということがわかると思います。
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文字組みアキ量設定で「終わり括弧類」→「ひらがな」はどうなっていますか?
通常は「最小0%、最適50%、最大50%」なので、2分(50%)のアキが入るため、お問い合わせの部分の空白量は1文字分ではありません。
一般的な日本語組版はこのような挙動ですので、どうしても1文字入れたいというときは個別に対応する(トラッキングなどでマイナスのアキ量を設定する)ことになります。
「基本的にグリッドを極力尊重するような組み方」というのはおそらく「ベタ組」を指しているものと思いますが、約物(括弧類、句読点、中点類など)がある場合は、グリッドに合わなくなります。しかしながらこれは読みやすい日本語組版を行うために必要なこと(グリッドに合わせるとかえって読みにくくなる)ですので、それで問題ありません(というか、それが正解)。InDesignの文字組み設定もそれに準じていますので、あまり気にしすぎないようにしてください。
今は何が正解か分からないかもしれませんが、日本語組版の勉強をするとInDesignの設定がきわめてまっとうで、下手に触るべきではないということがわかると思います。
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ご返信ありがとうございます!
まずベタ組という単語が出てこず、わかりにくく申し訳ございませんでした。
閉じカッコ類のあとは本来アキがある件について、見本にしていた前回PDFの該当箇所になかったので、それにつられてすっかり失念してしまいました。お恥ずかしい限りです。
結論から申し上げますと、閉じカッコを後アキなしにすることで、入ってほしい文字まで入れることができました。
全体を通してカッコ前後は崩れやすく、手作業で調整する必要があるので、同様の箇所は後アキなしで対応いたします。
今回はクライアントの希望でグリッド揃えが綺麗なことが最優先事項となっておりまして…
ものすごく念を押されていて、再現すべく今まで考えたことがない設定に四苦八苦しています><
半分パニックで基本がわからなくなっていたようで、教えていただいて助かりました!
ありがとうございました。
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閉じカッコの後ですが、行中に来る場合と行末に来る場合とで考え方が変わります。
行中では次の文字との間に二分空けたいが、行末では閉じカッコが版面下に揃ってほしいとか、いや行末でも下は二分開けたいのだ(その方が仮想ボディの中の位置が揃うから)とかあると思います。
そのあたりは文字組アキ量設定で調整した方が、いちいち手でどうこうしなくて済むと思います。
極力べた組みをクライアントさんがご希望ということですが、今回の例示されたもののように、カッコとテンマルが続いたりしたら、そこが二分詰まりますからどうしても調整がかかりますので、無理な行はどうしても発生します。
というか発生しないとおかしいです。発生させないようにするということになると、カッコとテンマルが続いても詰めないという解決法が出てくるわけですが、そのように組まれたものを見れば、どうみてもアキすぎという気持ちになるでしょう。
何をどうしたいのかを前回テキストからよく考えて、文字組みアキ量設定を調整なさることをお勧めします。
文字組アキ量設定で、詰める度合いに幅を持たせることもできますし、優先度をつけることもできます。
いちいちおかしいと思ったところを手動で調整するのは、悪手だと思います。
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ご返信ありがとうございます!
設定については作成中ではありますが、皆様のお力をお借りして、テキストを流せば前回PDFとほぼ合うようにできました。
禁則は弱い禁則をもとに修正したもの、
文字組アキ量は行末約物全角をもとに、いろいろなアキを0%に(グリッドに揃わない原因を排除)したもの、
という感じです。
ご指摘の通り約物が続くところなどはどうしてもグリッドに沿いませんが、
そこは仕方なく許容で、調整でぱらつくよりは詰める、という方針のようです。
今回の例示であれば、「ああ」で3マスに揃っているのでそれで綺麗、ということかと…
コメントをいただいて色々確認してみたところ、
禁則調整方式を「追い出し優先」にしていたのを直すのを忘れていたことに気が付き、
「追い込み優先」にすることで更に手で調整が減りました…
アキ量設定の優先度もあまり考えていなかったので、確認してみます。ありがとうございます。
あと手作業かなと思っているのは、例示の、❝文末の」をアキなしにして次行の1文字を押し込みたい❞ のような箇所です。
引き続き色々確認してみようと思います。
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> 文末の」をアキなしにして次行の1文字を押し込みたい
アキ量設定の「行末受け約物全角 / 半角」がそれに該当するはずです。
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ご返信ありがとうございます!
アキ量設定を確認したところ、
後の文字クラス>行末 の「終わり括弧類」はすべて0%になっていました。
教えていただいた設定はこちらでしょうか…?
冊子全体を通して閉じ括弧は調整されてしまっている箇所が多く確証を得られていないのですが、
・ほかの約物は行末全角
・下揃えの行の閉じ括弧は行末全角(下端の位置は横と揃わない)
ということで、調整がなければ行末はすべて全角が正しいと判断しています。
こちら明記していなかったかもしれません。申し訳ございません…
従って、↑の「すべて0%」では下揃えの時に下端が揃ってしまうので、50%になおしました。
その上で、カッコのせいで改行されてしまってパラつくくらいならその場その場でなるべく綺麗に見えるように詰めている、
というような見た目です。
もしかしたら、最大値最小値優先順位などでこれが自動で叶うのかもしれませんが…
製品そのものをお見せできれば一番はやいのですが…
皆さまありがとうございます。

