各行の文字を整列させるために必要な句読点の設定について

[学2552904212j4]

はじめまして。添付の画像のお経文のように句読点を文字間に収めきり、各行の文字をレイアウトグリッド通りに整列させたいのですが、文字ツメやアキ容量の設定など試みるものの八方塞がりになってしまいました。どのような方法がございますでしょうか？

ご教示いただけましたら幸いです。

 

[ajabon grinsmith · Accepted solution]

ちょっとやってみました。どうか怒らないでください。

グリッドは字間四分アキ。本文もトラッキングで四分アキに。

これを基本としました。句点の前後もトラッキングで調整。

カーニングだと文字スタイルに登録できないので…

句点の前の文字のトラッキング値を文字スタイルに登録。

句点は後アキなしとトラッキング値を文字スタイルに登録。

…を正規表現スタイルに設定。

…を段落スタイルで保存。

ついでに誤字脱字もこっそり修正。

文字組みアキ量設定では完成してしまえば強いものの、それまでが大変かなーと思います。

[学2552904212j4]

画像まで添付くださりありがとうございます。
組み方について勉強不足でお恥ずかしい限りですが、ご教示いただきました手順の通りに編集して完成することができました。

[Ten A]

無理やり組むという点ではこちらも正しいか(^-^;

[monokano]

「四分アキ」と呼ばれる組み方ですね。

文字の間が「1/4文字分」空いていて、その1/4文字分の隙間に句読点などの約物が入ります。つまり、縦の幅が1/4文字分の約物が必要です。

しかし、通常の日本語フォントには「縦の幅が1/4文字分の約物」は存在しません。そういう約物のフォントを自作するしかなく、InDesignの設定だけでできることではないでしょうね。

[学2552904212j4]

早速にありがとうございます。
「四分アキ」と言う組み方なのですね。お経文を編集する機会が多く大変勉強になりました。
設定だけで対処するのは諦めようと思います。

[Uske_S · Accepted solution]

monokanoさんのおっしゃるとおりで、二分の幅をもつ句点ではどうやっても組めないので、InDesignでやるにはかなり無理矢理組む必要があります。

かといってそこはInDesignなのでできなくはないです。

こんな感じですよね？

最低限やる作業としてはおおよそ下記のとおりです。

• 合成フォントで、いい感じの大きさの句点のフォントを特例文字にしてサイズ・位置調整
• 文字組みアキ量設定で句点の字幅をゼロにする（調整量はフォントによって調整）
• 連数字処理をオフ
• 適宜ぶら下げ処理

合成フォントを使うのは文字サイズの調整がやりやすいからです。

文字組みアキ量設定のサンプルはこんな感じです

 

書体によって適宜調整する必要があると思いますが、いずれにせよ字幅をゼロにするために合計で-50%（二分）になるように計算しています。

連数字処理はオフにしておかないと、例えば「千二百万。二千。」みたいな文字列が入るときに泣き別れしなくなってしまうからです。

あとはルビですが、画像を見る限りかなり厄介な収め方なので、ここはInDesignでやりやすいように適宜調整してクライアントに相談されるとよいかなと思いました。

一応、サンプルデータを置いておきますのでご参考にどうぞ。

https://mega.nz/file/URox3CiJ#qp7u4_qS6GZmFvE6j0YzQ6XSbaLbOcWaKGxhUbdwrJc

[学2552904212j4]

御文までご存じで恐れ入りました。キャプチャ画像を見てビックリしました。

お教えいただきました手順で編集させていただきました。同じフォントが無く、微調整がうまくできてないからか、１行１５文字のところに１４文字にて整頓ができました。はじめてのことばかりでなかなかうまくできませんが、頑張って完成させます。お忙しいところまことにありがとうございました。合掌