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いつもお世話になります。
表題の通りInDesignのカラー設定について
ご存じの方にご教授いただきたいです。
Windows11、InDesign 2025(ver20.4.1)を使用しております。
自分用にカスタマイズしたカラー設定
(モニターAdobeRGB、CMYK Japan Color 2001 Coated)を
InDesignにも適用したいのですが、
何度設定しても意図しない設定に戻ってしまいます。
(モニターsRGB、CMYK Japan Standard v2)
Illustrator、Photoshopでは自分が使いたい設定に
問題なく変更できております。
InDesignはBridgeからの変更も受け付けず、
カラー設定を開くといくつかのパラメーターが使用不能なので
デフォルトの値を使用します。と警告が表示され
カスタマイズした設定を選んでカラー設定を閉じても適用されていません。
カラー設定のデフォルトで作ってある設定を
いくつか見るとCMYKの所がカラー値を保持のものばかりです。
私はCMYKの所は、埋め込まれたプロファイルを保持にしたいのですが
InDesignではカラー値を保持の設定の方が最適なのでしょうか。
InDesignはIllustratorよりも使用頻度が低く解らない事が多いです。
また、カラーマネジメントにも不安があるため
どうかお教えいただけると嬉しいです。
画像も添付いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。
InDesignのカラー設定の画面は上手くスクリーンショットが取れず
不格好で申し訳ありません。
>Illustratorでカラー設定のプリプレス用-日本2の設定を変更して、
>プリセット名を付けて、csfファイルを保存いたしました。
Photoshopで同じ設定を作って保存してください。
後述する理由のため、カラー設定はPhotoshopで作るのが安全です。
(ちなみに「>」は引用文のほうにつけるお約束の記号で、↑のように使います)
>カラー設定をAdobe RGBに設定したいのは
>印刷用で画像加工するときに、出来るだけ鮮やかに仕上げたいので
>公私共に写真素材はAdobe RGBで開いて加工をしているのですが、間違ってますでしょうか…
ちょっと勘違いしているように見えます。
>Adobe RGBで開いて
確認する設定にしているので、不一致ダイアログが出るはずです。
どれを選択して開いていますか?
Adobe RGBにして加工したい、という場合は、「ドキュメントのカラーを作業スペースに変換」以外は間違いです。
厳密なことを言うと、Photoshopで画像を開く場合に限り、正解は「作業用スペースの代わりに埋め込みプロファイルを使用」です。Adobe RGBへ変換してしまうと、最近多いDisp...
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> InDesignはBridgeからの変更も受け付けず、
これはバグです。
他にも複数バージョンのInDesignをインストールしている場合にバージョンごとに設定を変更できないというバグもありますが、この2つは根本が同じです。次を参照。
カラー設定が、他のバージョンの設定に勝手に上書きされてしまう。
この中で、Macでのカラー設定ファイルの場所が書かれていますが、Windowsでは次のファイルになります。
C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Adobe\Color\ACEConfigCache2.lst
このファイルを削除もしくは名前を変更して、改めてInDesignでカラー設定を行ってみてください。設定が反映されたら、このファイルがおかしくなっていたということなので、古いファイルは削除し、Bridge、Photoshop、Illustratorでカラー設定をしてみてください。
それでも設定が保存されない場合は、キャッシュの削除や環境設定のリセットを試してみることになると思います。
キャッシュのフォルダは
C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Local\Adobe\InDesign\Version 20.0-J
です。このフォルダを丸ごと削除してかまいません。InDesignを起動すれば再作成されます。
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Omachi様
お世話になります。
詳しくご回答いただきありがとうございます!
ACEConfigCache2.lstの削除
Version 20.0-Jの削除をしてみました。
設定したあとにファイルをいくつか開くと、
やはり意図しない設定に戻ってしまいました…
バグの事や、InDesignは他のアプリとカラー設定の保存のされ方が
違うのも知りませんでしたので勉強になりました!
ありがとうございます。
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>自分用にカスタマイズしたカラー設定
①「カスタマイズして」「プリセット名を付けて、csfファイルを保存した」で合っていますね?
②どのアプリでカラー設定を作成しましたか?
③モニタRGBを「モニターRGB:(使用モニタプロファイル)」となっているメニューから選択していませんか?これはプライマリモニタごとに変わるもので、カラー設定に含めるのは不適当です。
④本当にPhotoshop/Illustratorでは正しい状態がキープされていますか?
プリセット名が変わらなくても、ポリシー等が変わることがあります。
★とりあえず原因のひとつを排除するため、カラー設定同期用ファイル「ACEconfigCache2.lst」を削除してください。勝手に再作成されるものなので、気軽に削除して構いません。
↓このURLから、対処1:カラー設定ファイルを削除する
を参考にして、手動でゴミ箱に入れてください。
⑤モニターAdobe RGBとありますが、計測した上で通常プロファイルAdobe RGBと完全に一致した、と判断して「Adobe RGB」カラープロファイルをモニタプロファイルとして使用しているのでしょうか?
⑥プロファイルを保持にしたい理由はなんでしょうか?
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Yamonov様
お世話になります。
詳しいご回答ありがとうございます!
質問の情報が足りず申し訳ございません。
①「カスタマイズして」「プリセット名を付けて、csfファイルを保存した」で合っていますね?
②どのアプリでカラー設定を作成しましたか?
>Illustratorでカラー設定のプリプレス用-日本2の設定を変更して、
プリセット名を付けて、csfファイルを保存いたしました。
③モニタRGBを「モニターRGB:(使用モニタプロファイル)」となっているメニューから選択していませんか?これはプライマリモニタごとに変わるもので、カラー設定に含めるのは不適当です。
>質問に要らない文字を書いていて申し訳ありません…
自分がカスタマイズした設定のRGBの部分は「Adobe RGB(1998)」でモニターの文字は入っておりませんでした。
意図しない設定の方は「モニター RGB -sRGB IEC61966-2.1」になっております。
今後「モニターRGB:(使用モニタプロファイル)」に気を付けます。
④本当にPhotoshop/Illustratorでは正しい状態がキープされていますか?
プリセット名が変わらなくても、ポリシー等が変わることがあります。
>お恥ずかしながら、眠い状態で確認したのでぼんやりしているのですが
本日Illustratorのカラー設定を確認したときに、CMYKの所だけカラー値を保持に
変わっていて、この設定にしてたかな?と不思議に思いながら
プロファイルを保持に変更したと思います。
その後IllustratorもPhotoshopもプロファイルを保持のまま設定されています。
★とりあえず原因のひとつを排除するため、カラー設定同期用ファイル「ACEconfigCache2.lst」を削除してください。勝手に再作成されるものなので、気軽に削除して構いません。
↓このURLから、対処1:カラー設定ファイルを削除する
を参考にして、手動でゴミ箱に入れてください。
>説明とURLもありがとうございます!
ACEconfigCache2.lstを削除してみましたが、2個目のファイルを開くと
意図しない設定に戻ってしまいました…
⑤モニターAdobe RGBとありますが、計測した上で通常プロファイルAdobe RGBと完全に一致した、と判断して「Adobe RGB」カラープロファイルをモニタプロファイルとして使用しているのでしょうか?
>Adobe RGBの色域のモニターが欲しかったのですが、資金力がなさすぎてsRGBよりは色域が広そうな
DCI-P3 100%のモニターのノートパソコンを使っています。
キャリブレーションもセンサーも持っておらず、出来ておりません…
カラー設定をAdobe RGBに設定したいのは
印刷用で画像加工するときに、出来るだけ鮮やかに仕上げたいので
公私共に写真素材はAdobe RGBで開いて加工をしているのですが、間違ってますでしょうか…
⑥プロファイルを保持にしたい理由はなんでしょうか?
>先日Yamonov様が出演されているセミナーを拝見いたしました。
カラー値が同じでも、プロファイルによって色の表現が違うとおっしゃっていたと思います。
間違って覚えていたら大変申し訳ございません…!
プライベートで使っているパソコンですので、
他の方のデータは稀にしか触る機会はないのですが、
自分が前に作ったデータでも、意図せず色が変わってしまうことを避けたいと思い
プロファイルを保持にしたいと思いました。
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>Illustratorでカラー設定のプリプレス用-日本2の設定を変更して、
>プリセット名を付けて、csfファイルを保存いたしました。
Photoshopで同じ設定を作って保存してください。
後述する理由のため、カラー設定はPhotoshopで作るのが安全です。
(ちなみに「>」は引用文のほうにつけるお約束の記号で、↑のように使います)
>カラー設定をAdobe RGBに設定したいのは
>印刷用で画像加工するときに、出来るだけ鮮やかに仕上げたいので
>公私共に写真素材はAdobe RGBで開いて加工をしているのですが、間違ってますでしょうか…
ちょっと勘違いしているように見えます。
>Adobe RGBで開いて
確認する設定にしているので、不一致ダイアログが出るはずです。
どれを選択して開いていますか?
Adobe RGBにして加工したい、という場合は、「ドキュメントのカラーを作業スペースに変換」以外は間違いです。
厳密なことを言うと、Photoshopで画像を開く場合に限り、正解は「作業用スペースの代わりに埋め込みプロファイルを使用」です。Adobe RGBへ変換してしまうと、最近多いDisplay P3の画像の緑色や赤色が削られてしまうためです。
こういった広い色域の画像も増えているため、sRGB画像以外は、埋め込みプロファイルを生かして開いて画像補正してからCMYK変換するのがセオリーです。
次にInDesign/Illustratorの設定ですが、CMYKでプロファイルを保持するのは事故の元になるので避けてください。 「色を固定して、数値を変換」してしまうためです。
例えばPhotoshopで、背景のグレイをほぼKのみにしたCMYKデータを作ったとします。
(Kのみ表示した状態。真っ黒です)
Illustratorに埋め込みプロファイルを生かして配置してしまうと、画像はこのように色変換されてしまいます。
(Kのみ表示した状態。「色」を固定して「数値を変換」するCMYK→CMYK変換が行われ、Kの情報が失われます)
全く違う分版になってしまっています。
例えば、一部だけ色がついた黒い線の図面を、黒はKのみに画像加工して配置したとしても、プロファイルを生かして配置してしまうとCMYK全て使った黒になってしまいます。
これを避けるため、InDesign/Illustratorには自動で設定する仕組みがあります。
Photoshopで次のような、全てプロファイルを保持ポリシーのカラー設定を作っても、
InDesign/Illustratorで同じプリセットを選択しても、CMYKのポリシーは「カラー値を保持」に自動で変更されます。 こうあるべきだからです。
Illustrator・InDesignでCMYKポリシーを保持にして作ったcsfカラー設定ではこの自動変換が効かないことがあります。ですので、カラー設定は基本的に、Photoshopで作るのがセオリーです。自動変換を効かせるためです。
まとめ:
いま設定されているカラー設定は非常に危険で、勧められません。
特にCMYKのカラー値保持はすぐに止めてください。
そのカラー設定で新規でInDesign/Illustratorドキュメントを作ってしまっていたら、ドキュメントを開いて、全ての画像の配置をしなおして、ついでにカラー設定を変更するか、新規に作り直してください。
というくらいヤバい設定です。
CMYK画像は全てPhotoshopで一度開き、プロファイルが作業用スペースと異なっているなら、注意して変換しなおす・指定しなおして調整する、などしてから配置しましょう。
_amenizi_さんの目的でのカラー設定は、Photoshopでこうされたほうがよいかと思います。
■作業用スペース
sRGBにしておく。
ポリシーが「埋め込まれたプロファイルを保持」なので、Adobe RGBやDisplay P3が埋め込まれたRGB画像は、正しく開くことができます。
プロファイルが埋め込まれていない画像は、sRGBで開きます。
ここが重要で、IllustratorやInDesignに、レイアウトを進めるためにRGB画像をとりあえず貼って進めることはよくあるかと思いますが、その際に作業用スペースがAdobe RGBのままだと、プロファイルがない画像(WEB用の画像)が無理矢理Adobe RGBとして表示されてしまうため、彩度が爆上がりしてしまいます。
Japan Color 2001 Coated/Japan Color 2011 Coatedは、グラフィックなどの少しいい印刷通販なら後者を薦めます。
■カラーマネジメントポリシー
Photoshopでは全て埋め込み保持。
Illustrator・InDesignでは自動的にカラー値保持になります(Photoshopで設定を作っていれば)
■チェック類
全てオン。
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Yamonov様
お世話になります。
説明用の画像まで作っていただき、
丁寧に教えていただきありがとうございます!
全然理解してなかった事がわかりました。
>の使い方も間違っており申し訳ございません…
>Adobe RGBにして加工したい、という場合は、「ドキュメントのカラーを作業スペースに変換」以外は間違いです。
こちらの操作だけは間違いなく
「ドキュメントのカラーを作業スペースに変換」で開いております…!
厳密なことを言うと、Photoshopで画像を開く場合に限り、正解は「作業用スペースの代わりに埋め込みプロファイルを使用」です。Adobe RGBへ変換してしまうと、最近多いDisplay P3の画像の緑色や赤色が削られてしまうためです。
こういった広い色域の画像も増えているため、sRGB画像以外は、埋め込みプロファイルを生かして開いて画像補正してからCMYK変換するのがセオリーです。セオリーを教えていただきありがとうございます!
Display P3の画像も何度もAbobe RGBに変換してしまっていました…
今日からphotoshopで画像加工する時は、
「作業用スペースの代わりに埋め込みプロファイルを使用」を使います!
>次にInDesign/Illustratorの設定ですが、CMYKでプロファイルを保持するのは事故の元になるので避けてください。 「色を固定して、数値を変換」してしまうためです。
解りやすく図解していただきありがとうございます!
K1色の黒→CMYK黒に変換されるなんてとても恐ろしいです…
しかしPhotoshopで加工した画像をプロファイル保持で
Illustrator/InDesignで開くと何故CMYK→CMYK変換が起こるのでしょうか。
Illustrator/InDesignで開く際に色の再計算?みたいなものがされるという事なのでしょうか。
>これを避けるため、InDesign/Illustratorには自動で設定する仕組みがあります。
>Photoshopで次のような、全てプロファイルを保持ポリシーのカラー設定を作っても、
>InDesign/Illustratorで同じプリセットを選択しても、CMYKのポリシーは「カラー値を保持」に自動>で変更されます。 こうあるべきだからです。
本日会社のパソコンのカラー設定を確認したら
Photoshopは全てプロファイルを保持のまま
InDesign/IllustratorはCMYKのポリシーは「カラー値を保持」に変わっておりました!
自宅でも思い込みでいらない操作をしてしまったのだと
痛感いたしました。
私用のカラー設定まで
詳しく教えていただきありがとうございます!
すぐ設定を作り直そうと思います。
>■作業用スペース
> sRGBにしておく。
>ポリシーが「埋め込まれたプロファイルを保持」なので、Adobe RGBやDisplay P3が埋め込まれた
>RGB画像は、正しく開くことができます。
>プロファイルが埋め込まれていない画像は、sRGBで開きます。
>ここが重要で、IllustratorやInDesignに、レイアウトを進めるためにRGB画像をとりあえず貼って
>進めることはよくあるかと思いますが、その際に作業用スペースがAdobe RGBのままだと、
>プロファイルがない画像(WEB用の画像)が無理矢理Adobe RGBとして表示されてしまうため、
>彩度が爆上がりしてしまいます。
>Japan Color 2001 Coated/Japan Color 2011 Coatedは、
>グラフィックなどの少しいい印刷通販なら後者を薦めます。
ありがとうございます。
仕事では自分に印刷通販を決める権限はなく
グラフィックは使用頻度が少なく
プリントパックやプリントプロが多いです。
>■カラーマネジメントポリシー
>Photoshopでは全て埋め込み保持。
>Illustrator・InDesignでは自動的にカラー値保持になります(Photoshopで設定を作っていれば)
>■チェック類
>全てオン。
質問の度に詳しく教えていただき
本当にありがとうございます!
近くにカラー設定やプロファイルについて聞ける方がいないので
勉強になりました!
日々知識不足を痛感しているので、次回の
DTPエキスパートを受験してみようと考えているのですが
試験対策のテキストを勉強すれば
カラー設定のことなども勉強できるのでしょうか?
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>しかしPhotoshopで加工した画像をプロファイル保持で
>Illustrator/InDesignで開くと何故CMYK→CMYK変換が起こるのでしょうか。
>Illustrator/InDesignで開く際に色の再計算?みたいなものがされるという事なのでしょうか。
リンク配置している限り、画像データの値自体が変わってしまったりはしません。あくまでも表示上の話になります。「画像データの値を、埋め込みプロファイルで見ているときの色」で表示されます。
※分版プレビューはカラー設定通りに色を固定して数値変換したときの状態を表示します。※埋め込みすると画像自体が変換されたもので固定されます。
(Photoshopでも、開いているCMYK画像のプロファイルを「プロファイルの指定」で指定しなおすと色が変わりますよね。実際やってみて体感してください)
■
ですが、そのままPDF書き出しすると、InDesignのドキュメントが持っているプロファイル(無ければ、作業用プロファイル(通常はJapan Color 2001 Coated))へ、そのCMYK値から色を固定してJapan Color 2001 CoatedのCMYK値に変換されます。RGBからCMYKに変換するのと同じようにです。
1・元のCMYK値を、元の埋め込みプロファイルを使用して「色」にします。
2・いったん「色(PCS)」にぶち込むと、CMYKにしたときのKの量などはもはや関係無く、純粋に「色そのもの」になります。
3・その「色そのもの」を表現できるJapan Color 2001 CoatedのCMYK値が新たに算出されます。
これが「色を固定して数値変換」の動作です。RGBの場合はよいのですが、CMYKでこれをやると、K分版や総インキ量などを注意して分解したCMYKデータがご破算になってしまいます。
>DTPエキスパートを受験してみようと考えているのですが
>試験対策のテキストを勉強すれば
>カラー設定のことなども勉強できるのでしょうか?
残念ながらまだそこまで詳しくは出題していません。エキスパート試験は、猛烈に広く&猛烈に浅く、という試験です。
ですが、受験はしたほうがよいですね。今まで見えなかったことが繋がるようになり、「分かる」ようになるような試験です。
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>Display P3の画像も何度もAbobe RGBに変換してしまっていました…
>今日からphotoshopで画像加工する時は、
>「作業用スペースの代わりに埋め込みプロファイルを使用」を使います!
単純にDisplay P3をAdobe RGBへ変換するとどうなるかですが、この図が分かりやすいかと思います。
広さ的には近いのですが、カバーしているエリアが全く違います。特に緑部分は、単に変換してしまうと、Adobe とP3の重なる部分だけしか残らなくなることが分かります。
以下はPhotoshopで画像を触るとき限定の話ですが……
最終的にCMYKにするために、RGBの元データで色補正を行うなら、開いた時には元データを生かして開くべきです。
ただ、sRGBの場合はより広い色域(P3やAdobe)に「マッピングしなおして」=「色を固定して数値を変換して」開くのは間違いではありません。
上の図の範囲がイコール色調補正の限界ですから、sRGBのままで大幅に色調補正すると破綻しやすくなります。
※最終的な出力がCMYKでなくsRGBと決まっているならその限りではありません。
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答えてなかったので追記:
モニターの色域=モニタープロファイルと、カラー設定の作業用は合わせる必要はありませんし、合わせる意味もないですし、また合わせてはいけません。
モニタープロファイルは「モニターがどんな発色をしているのか」をPCに伝えるものです。AdobeRGBを指定したりしてはいけません。「Adobe rgbという規格に完璧に合っているモニタ」など存在しないからです。本来モニタープロファイルはモニタごとに個別に用意しなければいけません。画像埋め込みや作業用とは全く別に考えなければいけません。
キャリブレータを持っていない場合は、モニタの説明や実際の発色から「たぶんこれが近いだろう」と推測して当てるしかありませんから、安心のためにも早めにキャリブレータを用意した方がいいでしょう。
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Yamonov様
お世話になります。
返信が大変遅くなってしまい、誠に申し訳ございません!
今回も丁寧に教えていただきありがとうございます。
>※埋め込みすると画像自体が変換されたもので固定されます。
>ですが、そのままPDF書き出しすると、InDesignのドキュメントが持っているプロファイル
>(無ければ、作業用プロファイル(通常はJapan Color 2001 Coated))へ、
>そのCMYK値から色を固定してJapan Color 2001 CoatedのCMYK値に変換されます。
>RGBからCMYKに変換するのと同じようにです。
画像の埋め込みやPDFの書き出しをすると
ドキュメントに設定されているプロファイルか
作業用のプロファイルに変換されるのですね!
気をつけます。
「色を固定して数値変換」の動作も
詳しく教えていただきありがとうございます!
もやもやとした疑問が晴れました。
>残念ながらまだそこまで詳しくは出題していません。
>エキスパート試験は、猛烈に広く&猛烈に浅く、という試験です。
こちらも教えていただきありがとうございます!
カラー設定のことは残念ですが
理解を深めるために受験をしてみます。
>以下はPhotoshopで画像を触るとき限定の話ですが……
>最終的にCMYKにするために、RGBの元データで色補正を行うなら、
>開いた時には元データを生かして開くべきです。
>ただ、sRGBの場合はより広い色域
>(P3やAdobe)に「マッピングしなおして」=「色を固定して数値を変換して」開くのは
>間違いではありません。
>上の図の範囲がイコール色調補正の限界ですから、
>sRGBのままで大幅に色調補正すると破綻しやすくなります。
>※最終的な出力がCMYKでなくsRGBと決まっているならその限りではありません。
ありがとうございます!
画像の元の色域を考慮しながら、埋め込みのまま開くか、
P3やAdobeなどに変換して開くか
しっかり考えて作業いたします。
>モニターの色域=モニタープロファイルと、カラー設定の作業用は合わせる必要はありませんし、
>合わせる意味もないですし、また合わせてはいけません。
>モニタープロファイルは「モニターがどんな発色をしているのか」をPCに伝えるものです。
>AdobeRGBを指定したりしてはいけません。「Adobe rgbという規格に完璧に合っているモニタ」など
>存在しないからです。本来モニタープロファイルはモニタごとに個別に用意しなければいけません。
>画像埋め込みや作業用とは全く別に考えなければいけません。
>キャリブレータを持っていない場合は、モニタの説明や実際の発色から
>「たぶんこれが近いだろう」と推測して当てるしかありませんから、
>安心のためにも早めにキャリブレータを用意した方がいいでしょう。
詳しく教えてくださりありがとうございます!
画像埋め込みや作業用とは全く別のものなのですね…
教えていただけて良かったです。
キャリブレータも早めに準備できるようにしたいと思います。
InDesignの事からカラー設定、
画像の開き方など、いろいろなことを教えていただき
ありがとうございます!
今後も見返して、定着するように勉強したいと思います。
また、質問する事がありましたら、お手数をおかけしますが
どうぞよろしくお願いいたします。
_amenizi_
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