リンクをクリップボードにコピー
コピー完了
とある印刷データを作成することになりました。
ファイルはpdfで解像度は350dpiと言われたのですがdpiを指定してpdfを書き出す方法が分かりません。どのようにすればよいでしょうか?
2 件の正解
「大きさ」には2つの解釈があります。
①ピクセル数:2646×3679px
②長さの寸法:2646×3679pt
InDesignは②の方です。72ppi/350ppiのいずれも書きだした画像は2646×3679ptになります。
72ppiで2646×3679pxになるのは、72ppiの時にpx=ptとされているからです。
①の解釈で「350ppi/2646×3679px」にするには、InDesignだけではできません。
1. InDesignで72ppiで書き出す
2. Photoshopで開き、画像解像度で「再サンプル」をチェックOFFにして350ppiにする
これで「350ppi/2646×3679px」になります。
駆28673123zc2yさん、こんにちは。
興味があってスレッドをひととおり読みました。
みなさんいろいろコメントされていて、今回のケース(取りまとめ側の指定が、350ppiの画像で提出)なら、monokanoさんがコメントされてた「InDesignで、画像(2646×3679px/72ppi)で書き出し>Photoshopで「再サンプルOFFで350ppiに変更(2646×3679px/350ppi)」」方法で画像を作るのがベターだと思います。
なぜそうなるの?と、混乱されてるかもと思うので、もう少し説明を。
ここで指している画像解像度「ppi(ピクセル・パー・インチ)」とは、「1インチ(2.54cm)あたりを幾つのピクセルで表現するのか?」という値です。ピクセル数が大きいほど、きめの細かい表現ができます。
InDesignで書き出した時、画像は「2646×3679px/72ppi/紙に印刷すると 93.35cm×129.79cm」となります。93.35cm×129.79cmは、B5と比較するととても大きな印刷サイズになりますね。また、解像度が低いので荒い印刷結果で
...リンクをクリップボードにコピー
コピー完了
家庭用のインクジェットプリンタで印刷したところ文字が大きいのもあってかなぜか普通に画質が良かったです。エッジのガタ付きもほぼ無いと言っても過言では無いくらいでした。
本番は印刷所に頼むらしいのでおそらくレーザープリンタで印刷されることになるかと思いますが、レーザープリンタでも同じように画質が良いまま印刷できるでしょうか?
リンクをクリップボードにコピー
コピー完了
それは家庭用のインクジェットプリンタだからでしょう。
民生用のプリンタの出力では、商業印刷で使われている印刷機ほどの解像度は必要としないのです。エッジのガタつきが見えないのは、インクジェットの出力解像度が元々低いことや、インクジェットのインクは滲むこと、民生機なので元々解像度が低いデータが入ってくることを見越してプリンタが設計されていることなどが原因でしょう。
家庭用インクジェットプリンタのプリントは、印刷所での印刷と同等には評価できない(その画質が「良い」とは言えない)のです。
印刷所に頼むにしても、一口でレーザープリンタと言っても実際には解像度は様々ですし、もしかしたらオンデマンド印刷かもしれないし、オフセット印刷かもしれません。
いずれにしてももっとエッジは立ってくると思いますので、katayanagiさんのおっしゃっているように「輪郭がはっきりしている図柄や文字」のエッジのガタつきは避けられないと思った方がいいでしょう。
今回、入稿指定の方が、我々、常日頃から印刷所へ入稿するデータを作成している人間からすると「品質を担保するならあり得ない」指定なのですが、そう指定されているのなら仕方がない、というのが皆さんのおっしゃっていることの総括です。
ですので、指定の「その大きさで350ppi」を遵守するのなら、写真のような絵柄なら大丈夫ですが、「輪郭がはっきりしている図柄や文字」ではエッジがガタつきます。
リンクをクリップボードにコピー
コピー完了
ここで回答してる人たち自分含めみんなプロなんで、審美眼というと大げさに聞こえますが品質保証は大ごととして捉えてしまうのです。
もうあなたがきれいだと思ったらそれでいいじゃないんですか。
よりよいものを、ということではないんですし。
リンクをクリップボードにコピー
コピー完了
ピクセル数指定があるってことだと、イラストやマンガとしての同人誌入稿としての話じゃないかと思います。
ただそれで編集であれば、ページ立てする素材をInDesignに配置してPDF出力してしまったほうが実はよかったりするはずです。
多分作成者が複数人数いて、今回のとりまとめする人がInDesignを持っていないことを前提にそうしてしまっている、という風に自分は捉えました。
今回は主となる方がいるかもしれないのでそうすることは難しいかもしれないようにも思うのですが、商業としてはInDesignに配置してそれで文字入れすることも実際にありますし、次の機会にはそういうことも考えたほうがいいかもしれません。
リンクをクリップボードにコピー
コピー完了
それと追加で質問なのですが、最終的に5mm程端がカットされるということなのでしょうか?
リンクをクリップボードにコピー
コピー完了
その冊子データを取り纏めている人に色々聞いた方がいいかもな…(と思ったり)
構成が文字と画像ということなので、InDesignで作っているならPNGやJPG変換を介さずそのままPDFに書き出しした方がいいです。
最終的に冊子になるのなら外周5mmはカットされますね。
リンクをクリップボードにコピー
コピー完了
駆28673123zc2yさん、こんにちは。
興味があってスレッドをひととおり読みました。
みなさんいろいろコメントされていて、今回のケース(取りまとめ側の指定が、350ppiの画像で提出)なら、monokanoさんがコメントされてた「InDesignで、画像(2646×3679px/72ppi)で書き出し>Photoshopで「再サンプルOFFで350ppiに変更(2646×3679px/350ppi)」」方法で画像を作るのがベターだと思います。
なぜそうなるの?と、混乱されてるかもと思うので、もう少し説明を。
ここで指している画像解像度「ppi(ピクセル・パー・インチ)」とは、「1インチ(2.54cm)あたりを幾つのピクセルで表現するのか?」という値です。ピクセル数が大きいほど、きめの細かい表現ができます。
InDesignで書き出した時、画像は「2646×3679px/72ppi/紙に印刷すると 93.35cm×129.79cm」となります。93.35cm×129.79cmは、B5と比較するととても大きな印刷サイズになりますね。また、解像度が低いので荒い印刷結果です。
そのデータをPhotoshopの「イメージ>画像解像度」で「再サンプルのチェックをOFF(ピクセル数が増えないようにする)」にしてから、解像度を350ppiに上げることで、「2646×3679px/350ppi/紙に印刷すると 19.2cm×26.7cm」となります。ピクセル数が同じで、解像度が高くなったことで、印刷結果が小さくなりました。
画像データを印刷するのに十分な解像度350ppiが担保され、同時にほぼB5サイズで印刷される画像データに指定ができています。
●B5サイズを350ppiにした時のピクセル数よりも指定サイズが大きいことと「塗り足し」について
B5の紙は「182mm × 257mm」。そのサイズで解像度を350ppiにすると「2,508×3,541px」になるはず。
指定サイズ「192.02×266.99mm・2646×3679px」は、B5よりも約10mm大きめのサイズです。ajabon grinsmithさんがコメントされてるとおり、塗り足し分大きくなっているのではと思います。
「それと追加で質問なのですが、最終的に5mm程端がカットされるということなのでしょうか?」と質問され、noko_nokoさんが「最終的に冊子になるのなら外周5mmはカットされますね。」と回答されてたくだりがありましたが、「塗り足し」はカットされることを前提にデータを作る必要があります。
塗り足し・解像度計算などは、次が参考になると思います。
▼塗り足しとトンボ - ネット印刷は【印刷通販@グラフィック】
https://www.graphic.jp/data_guide/basic_knowledge/bleed_and_trim
※塗り足しとは何かについて、用語説明があります。
▼サイネットフォト
https://www.cynet-photo.jp/main/console/staticpage/BasePage/size.html
※B5サイズを解像度を350ppiにしたときのピクセル数が計算されています。
●PDFに解像度という概念が存在しないのはなぜか?/なぜ、今回の方法だと文字などの細かい部分が潰れるのか?
先にお伝えしたとおり、画像解像度(ppi)は、「画像」データに対して存在する概念です。
PDFは文書データのため、そのもの自体に解像度という概念はありません。例えるなら、Wordなどの文書データと同じようなものです。もっとも、PDFに配置した(含まれてる)画像については、解像度という概念が存在します。
PDFのページを構成するものには、画像以外にも「テキスト・図形・線」などがあります。画像データ以外は、ベクター形式のデータとなっていて、機械(プリンターなど)が計算して印刷するため、拡大・縮小が綺麗なまま・自由にでき、結果として「解像度」を意識する必要がなくなります。
対して、画像はビットマップ形式のデータとなっていて、印刷サイズ・印刷機械が要求する解像度などを考慮する必要がでてきます。
コメントされていたみなさんが伝えていたのはこの点で、「テキスト・図形・線」などのベクター形式のデータをわざわざ画像に変換して印刷するとデータが劣化するのでは?ということでした(今回のケースでは、先方都合があるのでやむを得ないと思いますが)。
インクジェットプリンターの場合は、インクの粒でプリントするため、適切な解像度があれば、画像でも「テキスト・図形・線」でも、程よい品質で印刷されます(逆にいうとそれほど高品質に印刷が表現されていない。インクのにじみなどもあり、細かい表現は潰れやすい。フォトプリント紙などにじまない高級紙を使うと差がわかることも)。
一方、通販印刷など商業印刷機の場合は、それよりもシビアに品質が表現できます。シビアな分、たとえ解像度が足りていたとしてもビットマップ画像の荒さが目立つようになります。ベクター形式部分の緻密さとの差がでます。
一例に、昔作った同人誌(通販印刷を依頼)を、スマートフォンで撮影した画像が次の通りです(実際に本を手に持ってもらった方がわかると思うのですが、それは叶わないので写真で)。
右側の「フルカラー印刷」では、キャラクターと背景の模様はベクター(Illustratorで作成)、金色のお玉は画像(JPEG画像)です。
実際にこの本を手にすると一目でわかるのですが、ベクター部分の方が明らかにくっきりハッキリしています。たいして画像は、ぼやっとぼやけた印象です。
この本の時は、「実写のお玉にキャラクターのイラスト」という表現だったので、このように処理しました。もし、キャラクターもPhotoshopで描いた画像だったなら・・・どちらもぼやけた結果になったと思います。ここには細かい文字は描かれていませんが、もしあったなら、読みづらいことでしょう。
左側の「モノクロ印刷」は、本文用の印刷ですが、文字に対してイラストがぼやけないように「モノクロ2階調(白か黒の2色のみ。グレーなどの中間色は無いモード)・解像度1200ppi」にし、文字部分のベクターデータと同じ品質に近づけるようにしています。フルカラーでなければ、こういう手段もあります。
わたしが利用した印刷屋さんのサイトですが、入校時の解像度はこのようにアナウンスされていました。
▼印刷に適した解像度を教えてほしい - よくあるご質問(FAQ) - ネット印刷は【印刷通販@グラフィック】
https://www.graphic.jp/customer/faq/answer/101710
▼モノクロ2階調で印刷したい - よくあるご質問(FAQ) - ネット印刷は【印刷通販@グラフィック】
https://www.graphic.jp/customer/faq/answer/102504
以上、長くなりましたが、ご参考になることがあると幸いです。
ー ー ー ー
参考になったら“▲賛成票”を、解決したら“✔正解”で応答を。
このコメントが有用か、私に伝えてくださるとうれしいです。
r360studio Kazue Mori 🦔
(執筆時間:60分)
ー ー ー ー
リンクをクリップボードにコピー
コピー完了
ここに返信するのが正しいのかどうか分かりませんが、今日データを提出しました。
解像度に関しては一応350dpiで本当に問題ないのか担当者に質問して、今返答を待っている最中です。
とはいえこれで一応問題は解決しました。多くの方にご返答いただき感謝の念に堪えません。皆さま本当にありがとうございました。


-
- 1
- 2