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JPEG等のRAW画像でない画像の色温度を調整する際、Camera Rawフィルターを使用しています。その際の色温度はデフォルトが0で-100~100までの設定になるかと思いますが、この場合の変化量はどのように理解すればよいのでしょうか。例えば単純に+10したら、実際の色温度(K)も+10になるのでしょうか(感覚的には、違う対応関係があるように思います)。よろしくお願いします。
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もう一つのご質問と合わせての回答になりますが、
レンズフィルター、Camera Rawの色温度、いずれも既成の製品やケルビン値に即した造りにはなってないように思います。
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ご回答いただきまして、ありがとうございます。
ケルビン値などについては、実際の値と即していなくても、対応関係や換算の考え方があれば、
再現性があってよいと思ったのですが・・・。
ちなみにRawデータの方で直接色温度を修正する場合は、実際の値に即していると考えてよいのでしょうか。
(当然そうだと思っていましたが、それも違うのでしょうか)
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RAWデータには撮影時の色温度が記録されていますから、それよりの変化値が求められますが、JPEGデータでは基準が無くなっているということではないでしょうか。
-- silk-m
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ここですかね。
Camera Raw でのカラーおよびトーンの調整
ホワイトバランスコントロール
色温度
注意:
>TIFF 画像や JPEG 画像を調整するときは、色温度コントロールおよび色かぶり補正コントロールの範囲と単位が異なります。
>例えば、Camera Raw には、2,000 ~ 50,000 ケルビンの範囲で使用できる RAW ファイル用の色温度調整スライダーがあります。
>JPEG ファイルまたは TIFF ファイルに対しては、異なる色温度やホワイトバランスを近似的に適用することを試みます。
>既に元の値を使用してファイルのピクセルデータが変更されているため、Camera Raw で本来のケルビン温度スケールを求めることはできません。
>この場合、温度スケールではなく、-100 ~ 100 の範囲の近似スケールが使用されます。
つまり、JPEGとかはすでにRAWデータは失われているため擬似的に2,000 ~ 50,000k相当の-100%〜+100%だよということでしょうか。
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私は動画をメインに扱っているので、写真とは少し考え方が異なるかもしれず、正確さに欠けるかもしれませんが、返信してみます。
まず、色温度の変化と色味の変化は一定の割合ではありません。例えば同じ1000Kの差でも、3000Kと4000Kは結構色味が異なりますが、6000Kと7000Kはさほど大きな違いではないように見えると思います。つまり、色温度の値によって1Kあたりの色の変化の割合が異なりますから、TIFFやJPEGのようにRGBに現像済みのデータに対して「何ケルビン上げる(下げる)」ということは不可能です。
強いて申しますと、Exifに撮影時のカメラの色温度設定が記録されていたり、そうでない場合も手入力で撮影時に設定した色温度値を設定することができれば、色温度の値をシミュレートすることは技術的に不可能ではないと思います。しかし、そういった手法で確度の低い色温度値で指定することに意味があるか否か考えますと、あまりないような気がいたします。
おそらく、MiEnさんのご希望は、「既存のJPEGファイルの撮影時の設定を(例えば)昼光の5500Kと仮定して、色温度指定で調整したい」ということなのだと思いますが、残念ながらCamera Rawフィルターはそういう仕組みになっていません。
本物のRAWの現像では、RGBに変換する際に絶対的な値で現像時の色温度を設定しなくてはならないので、結果的に数値で色温度が設定できる(せざるを得ない)わけですが、JPEGなどRGBに変換済みの画像のホワイトバランスを変更する場合は、相対的にRとBのバランスを変えたり(色温度)、GとR・Bのバランスを変える(色被り)という操作になります。
そのような調整は、正確に色が管理されたモニターを見て、「見た目」やヒストグラムなどを参考に調整することになります(学術的なものや商品の色が重要な場合は別問題ですが、そういうケースではカラーチャートを併用したり、そもそもJPEGからは色調整しないと思いますので……)。なので、色温度で指定するよりも相対値で指定する方が、感覚的にもわかりやすいと思います。
また、相対的な調整になりますので、-100%~+100%の間は2000K~50000Kという考え方はしない方がよいのではないかと思います。色の変化の具合が、RAW現像時のその範囲の変化の具合と近似しているということだと思いますので、あくまでも「相対的な調整」という認識でいた方がよいと思います。
なかなか文章では伝わりにくいので、実際にお試しいただくとわかりやすいと思います。
日中屋外で撮影したRAWデータを、5000K(ちょうどよい色味)と3000K(かなり青っぽい)で現像し、3000Kで現像した画像をCamera Rawフィルターで補正して、5000Kで現像した画像に近づけてみます。すると、色温度+70、色被り+17でだいたい近い感じになりました。
この結果からは、Camera Rawフィルターの0~+70は、5000K-3000K=2000Kということになります。
次に同じRAWデータを5000K(ちょうどよい色味)と10000K(アンバー系)で現像し、5000Kで現像したデータをCamera Rawフィルターで補正して、10000Kで現像したデータに近づけてみます。そうしますと、色温度+48、色被り+13くらいでだいぶ近づきました。
Camera Rawフィルターの0~+48は、10000K-5000K=5000Kということになります。
一方は0~+70で2000Kの差、もう一方は0~+48で5000Kの差ですから、矛盾してしまいます。つまり、Camera Rawフィルターの相対的な変化量を、RAW現像のケルビン値に換算することは、できないということになると思います。
※検証方法としてはあまり良い方法ではないので、あくまでRAW現像とCamera Rawフィルターを比較した場合の一例とお考え下さい。
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Ckunさんご回答ありがとうございます。
(他の皆様もご意見ありがとうございます。大変ありがたいです)
丁寧に教えていただきありがとうございました。換算が容易ではなく感覚的な操作にならざるを得ないのは残念ですが、解説は非常に分かりやすく、とてもすっきりしました。
Ckunさんのおっしゃるように、色温度は基準の値によって変化量が異なるわけですが、色温度の逆数を10^6倍するミレッド値でうまく説明できないかなと考えています。
示していただいた例をミレッド値で考えると、3000K→5000Kでは133ミレッド(RawCameraでは+70)、5000K→10000Kでは100ミレッド(RawCameraでは+48)になります。
私も一例試してみると、4500K→5310Kでは20ミレッド(RawCameraでは+15)でした。
このようにみると、変化量としてはどうにか説明がつく気がします。
検証例が少なくなんともいえませんが、このあたりから簡単な換算式が出せるような気もしました。
結局それがプログラム上での演算として確認できないとあまり意味をなさないかもしませんが。
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ミレッドをご存じでしたら話は早いですね。仮にjpegファイルの色温度調整をケルビンで指定する機能があった場合には、そのjpegファイルを撮影した時の色温度値を特定しないといけないことは、ご理解いただけているかと思います。
デジタルカメラには、色温度の調整幅を一定のミレッド単位に設定できる機種がありますが、これはおそらくフィルム撮影時のフィルターワークを再現したいというカメラマンさんの需要があったのだと思います。
Photoshopで色調整をするときに、光学フィルターの感覚で「ここはあと20ミレッドアンバーにしたいなぁ」といったやりかたをしたいという人が多ければそのような機能をつける価値があると思いますが、おそらくそういった需要はあまり無いのではないでしょうか。
(ハイライト・白クリップ部分の色はどうするかという問題もありますし……)
ご興味がありましたら、Adobeに要望を上げてみるのも手かと思います。
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ありがとうございます。
そうですね私の書き込みを見返して見ると誤解を招くような書き方でよくないです。
kelvin値の端の方はLabスペース上でもぐいっと曲がっており単純な直線ではないですし現在位置がわからない状態でパーセントと捉えるとおかしなことになります。
写真的色温度は撮影時の屋外太陽光、屋内光源体、環境光が被写体にどう影響するかですので情報がない画像に対してkelvin、miredいくつとするのはよくないですね。