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Windows10、64Bit環境です。
PhotoshopCC2019で作成したPSDをCC2020で開くとイメージが勝手に変えられている事があったので原因を調べたところ、「シェイプの線」と「レイヤー効果:境界線」の表示プライオリティが違うことが原因とわかりました。
CC2019までは「シェイプの線」が上(前面)に表示されていましたが、同じデータをCC2020(v21.0.1)で開くと「レイヤー効果:境界線」の方が上になります。
スマートオブジェクト化した状態ではCC2019時のイメージでも、編集しようと展開したり、キャンバスの切り抜きを行うとイメージが改変されます。
※添付画像は同じPSDデータをCC2019とCC2020で開いた時の比較
現状「互換性がない」状態ですがこれは仕様でしょうか?
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説明の画像がわかりにくかったので簡素化しました。
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[環境設定]―[パフォーマンス]の「従来の合成エンジン」にチェックが入っていなければ入れてみてください。それで変わるかもしれません。
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再現できました。「従来の合成エンジン」のON/OFFで表示結果が変わりますね。
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チャットによるサポート問い合わせたところ、これはCC2020からの新しい仕様である可能性がある、と回答をいただきました。
あわせて「従来の合成エンジン:ON」でCC2019以前の表示なるという解決法は提示してはいただけてたんですが、ここで大きな問題だと思っているのはCC2019以前で作成したPSDとCC2020で作成したPSDは「完全な互換性が保たれていない」ってことなんですよね・・・
ユーザー全員が「従来の互換性:ON」でPhotoshopを使用しているのなら問題ないのですが、デフォルトがOFFである以上PSD作成に使用した合成エンジンに違いが生じる可能性は絶対に無くならず、もう他者が作ったPSDを迂闊に編集できなくなったわけで・・・
今後社内のワークフローをどうしていくか、ちょっと頭を抱えています。
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まあ、消極的に行くなら当面2020使用禁止ですね。
社外データの場合は別名保存のPDFファイル添付必須、もしくはJPEG等での書き出しデータ添付必須(ただしこのフォーラムで書き出しのトラブルもかなり報告されているので難しいかもですが)で入稿データの最終形態を確認できるようにするとかですね。
社内の場合は、統一できればいいんですが、「新合成エンジン」か「旧合成エンジン」かを区別して、1つの案件の中で混在しないなどのルールを作成する方が現実的かと思います。
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昔、Illustratorで保存されたバージョンを気にしながら作業した記憶がありますが今さらPhotoshopでそんな時代が戻ってくるとは・・・
とりあえず現在進行しているプロジェクトでは社内にCC2020禁止令を出しました。
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私の方でいろいろ検証したんですが、これは以前の合成エンジンに残っているバグと思われます。
https://cs5.xyz/blog/2019/12/post-2330.html
このバグを含んでいるPSDデータは、CC2019以前のPhotoshopで開いたときとIllustratorなどに配置した時とで表示が変わりますので、意外とすぐに見つかるかもしれません。