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はじめまして。質問をご覧いただきありがとうございます。
表題の件なのですが、YouTubeにアップロードする動画を書き出すと、画質が低くなってしまいます。特に目につくのが、テロップや動画の上にのせた画像などの外枠で、少しぼやけて見えてしまいます。
編集中、レンダリングしていない時はきれいなのですが、レンダリングしたり書き出すと上記のようになってしまいます。
しかし、レンダリングのコーデックを「Apple ProRes 422」にするときれいに書き出せるのですが、YouTubeにアップするには容量が重すぎて結局YouTube側で画質を抑えられてしまいます。
通常、YouTubeにアップする場合はH.264の「YouTube 1080p フルHD」で書き出すと思うのですが、この設定で試しにターゲットビットレートを50Mbpsにすると、少しはきれいになるのですが、「Apple ProRes 422」に比べるとまだ粗いのと、YouTubeの推奨ビットレートは12Mbpsなので、これもまた画質を抑えられてしまいます。
私がいろいろ試していて気づいたのですが、動画データを非表示にし、テロップと画像だけで書き出してみるときれいに見えました。
動画データが動きの多いもの(ゲームのキャプチャなど)の場合は、ビットレートの問題でテロップなどの画質が下がってしまうのはどうしようもないのでしょうか。
素人質問で申し訳ありませんが、YouTubeにアップできて、できるだけ画質を落とさないようにする方法などございますでしょうか。
回答よろしくお願いいたします。
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こんばんは、Kano08さん
>YouTubeにアップロードする動画を書き出すと、画質が低くなってしまいます。
ビットレートが低く抑えられてしまうのは仕様ですからどうしようもないと思いますが、アップロード直後は悪くても1日くらい経過すると多少良くなっているということはありませんでしょうか。
なお、アップロードする動画の推奨ビットレートは下記リンクに記載があります。
アップロードする動画におすすめのエンコード設定 - YouTube ヘルプ (google.com)
>動画データを非表示にし、テロップと画像だけで書き出してみるときれいに見えました。
テロップと画像だけにビットレートを引き当てられたからだと思います。
>動画データが動きの多いもの(ゲームのキャプチャなど)の場合は、ビットレートの問題でテロップなどの画質が下がってしまうのはどうしようもないのでしょうか。
高ビットレートから低ビットレートに変換する場合は、一般的にそのような傾向があるようです。
>YouTubeにアップできて、できるだけ画質を落とさないようにする方法などございますでしょうか。
2K・30pシーケンスで編集し、YouTube 1080p フル HDで書き出すと、ビットレートが10Mbpsに下がってしまいますので、ビットレートが大きくとれる下記①②③で試してみたらいかがでしょうか。
①2K撮影、2K・60pシーケンスで編集、YouTube 1080p フル HDで書き出し
②2K撮影、4K・30pシーケンスで編集、YouTube 2160p 4K Ultra HDで書き出し
②4K撮影、4K・30pシーケンスで編集、YouTube 2160p 4K Ultra HDで書き出し
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150kwさん
回答ありがとうございます。
アップロードしてから約1日たったので確認してみたのですが、変化はありませんでした。
リンクありがとうございます。こちらのビットレートで書き出ししてまた確認してみます。
現在1080p以上でキャプチャするキャプチャボードを持っていないので素材のデータは1080p59.94fpsですが、シーケンスだけでも2kで作成してみて試してみたいと思います。
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こんにちは
>素材のデータは1080p59.94fpsですが、シーケンスだけでも2kで作成してみて試してみたいと思います。
映像素材のフレームレートが59.94fpsの場合、シーケンス設定のフレームレートは「59.94fps」にしてください。
書き出し設定で、
形式;H.264、プリセット;YouTube 1080p フル HD
で書き出すと、ターゲットビットレートが16Mbpsで書き出されます。
YouTubeにアップロードすると、リンクを張った表からビットレートが12 15Mbpsに下がります。
また、シーケンス設定のフレームレートを29.97fpsにした場合は、
形式;H.264、プリセット;YouTube 1080p フル HD
で書き出すと、ターゲットビットレートが16Mbpsで書き出されます。
しかし、YouTubeにアップロードすると、リンクを張った表からビットレートが8 10Mbpsに下がってしまいます。
※表を見間違ったため、ビットレート値を2ヵ所修正しました。
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150kwさんのご返信に、少し補足いたしますね。
>YouTubeにアップロードすると、リンクを張った表からビットレートが15Mbpsに下がります。
中略
>しかし、YouTubeにアップロードすると、リンクを張った表からビットレートが10Mbpsに下がってしまいます。
これらの数値は、リンク先の「HDR動画をアップロードする際の推奨ビットレート」の表からの抜粋かと思いますが、HDR/SDRの差はさておき、これらの表の数値は「アップロードの推奨」でして、配信時のビットレートとは異なる点に注意が必要かと思います。
配信ビットレートは映像の内容によって大きく異なりますが、一例としてSDR 1080p 59.94fpsでだいたい5Mbps前後くらいになっているようです。
しかし圧縮しにくい映像(低ビットレートでは破綻して映像が崩れてしまうような映像)では、より高いビットレートで公開されるようです。
例えば、粒状ノイズが多い映像は圧縮による画質の劣化が出やすいのですが、下記リンク先のように意外と忠実な画質で再生できます。
↓ノイズの多いカラーバーを、SDR 1080p 59.94fps ProRes 422 HQをアップロードしたものです。1080p60HDで再生してみてください。
https://www.youtube.com/watch?v=-oWDSK5ZSY8
同じ映像をPremiere Proから30MbpsのH.264に書き出すと劣化が激しく映像が破綻しますので、YouYubeの方は少なくとも30Mbps以上になっていると考えられます。
再生中のネットワークの負荷などから推測しますと、50Mbpsを超えていると思われます。
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ProRes 422 で書き出したファイルをYouTubeにアップロードするのは、画質的には非常に良い状態でアップロードできていることになりますので、それで画質が悪いということはそれ以上改善の余地はなく、YoutTubeの仕様の限界と捉えていただいてよいのではないかと思います。
(YouTube側の処理が完全に完了していることも確認してください。)
YouTubeの推奨ビットレートはアップロード時のもので、配信時にはもっと低いビットレートになります。見方を変えますと、YouTubeの推奨ビットレート以上の品質でアップロードしても、結局配信用のエンコードで低ビットレートになるのであまり意味がないといえますね。
YouTubeの配信などで用いられるLong GOPの圧縮は、前後のフレームの相関が高いことを利用した圧縮形式なので、配信などで用いられるビットレートに上限があるビットレート指定の圧縮の場合、動きが多いと画質が相関が低くなり圧縮効率が下がるので、ビットレート上限に収まるよう情報を捨ててゆくので画質が低下します。逆に、動きが少ないテロップと画像だけですと、非圧縮に匹敵する画質になり得ます。
参考までに余談ですが、品質固定でのエンコードの場合、動きが少ない部分は極端にビットレートが低くなり、動きが多いとビットレートが高くなり、画質が一定となります。視覚的にはこちらの方が都合が良いのですが、回線速度の制限が必要なネット配信には不向きなので通常使用されないです。
なんとかして画質劣化を抑えたい、という場合、もし1920×1080で編集をなさってましたら、書き出し時に3840×2160に拡大(アップコンバート)してYouTubeにアップロードし、視聴の際に4Kで再生することで、視覚的な劣化が抑えられる可能性はあります。
ただし、視聴時にHDで再生すると効果が無く(むしろやや劣化する可能性があります)、4Kで再生するには再生環境の負荷も高いので、必ずしもメリットがあるかというと微妙なところです。
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Ckunさん
回答ありがとうございます。
なるほど、YouTube側で配信するビットレート上限あるのですね。
書き出し時に4Kに設定して、アップロードした際に4K、1080pで確認してみたいと思います。
もし4Kで視聴できる環境がなくてもYouTubeで1080pにすることもできると思うので、アップコンバートして書き出してみます。
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YouTubeの配信時のビットレートは公式には公表されていないようなので(私が見つけられないだけかもしれませんが……)、具体的にビットレートの上限がどのように決められているかは残念ながら分かりません。
視聴者側の環境として推奨されているインターネットの速度の表が参考になると思います。
動画再生に関する問題のトラブルシューティング (https://support.google.com/)
この表からはHD 1080pで5Mbps程度ということになりますが、私が少し試した限りではアップロードする映像の内容によってはもっと高いビットレートになっていることもあるようです。ある一定のビットレートで頭打ちにするのではなく、映像内容によっては破綻しないように最低限の品質を維持できる程度のビットレートを確保しているような挙動でした。
ごく普通の映像内容(部屋でのトークなど)でしたらYouTubeの推奨ビットレートでのアップロードで十分かと思いますが、細かい絵柄が激しく動くような複雑な映像でしたらより高いビット―レートでアップロードすることも無駄ではなく、一定の効果はあると考えられます。