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HLG動画をSDRへコンバートしようと考えているのですが、色が正しく変換できません。
AEではカラープロファイルコンバーターを使用してrec2020からrec709へ変換することができたのですが、プレミアの場合、作業カラースペースやlumetriカラーの色域を変更しても、うまく変換することができません。(HLG動画をそのままSDRモニタで見たような、薄暗い色になります。)これは仕様なのでしょうか...?
長尺撮影が多いので、どなたかプレミアで完結できるような処理方法を教えていただきたいです。
使用OS:win10
スペック:i5-8500、GTX1060 3GB、RAM16GB、SSDを使用、モニタは一般的なSDRモニタです。
おっしゃる通り、Panasonic LUMIXのHLG素材はPremiere ProにてHLGとして認識されないようです(私はGH5Sのmovで確認しております)。
あまりスマートな回避法ではないのですが、ProResコーデックのMOVファイルはカラーマネージメント設定ができるので、LUMIXで収録したMOV(H.264 or H.265)をAdobe Media EncoderでProRes 422 HQに変換し(この時点では、内部的にはRec.709という扱い)、Premiere Proに読み込んだのち「フッテージを変換」にてRec.2100 HLGを選ぶという方法があります。
ちなみに、私はRec.709以外の素材を扱うときは(V-LogなどLogも含めて)他社製のグレーディングソフトを使用するのでPremiere Proでの取り扱いには明るくないのですが、簡易的な検証を行う限りでは、モニター環境やカラーマネージメント設定など十分注意しないと、間違った映像を見ながらの作業になってしまう危険があるように思います。
(今回のようにSDR仕上げでしたら、大きな問題は無いと
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今手元にテストできる素材が無いのですぐに確認できないのですが、HLG素材を収録した機器やファイルフォーマットによって挙動が異なったように記憶しています(記憶に自信がないのですが、MXFは大丈夫でMP4だとダメだったような気がします)。
HLG素材を収録した機器やファイルフォーマットはどのようなものでしょうか?
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LUMIX S5を使用していて、4K 30p 4:2:2 10bit HLGのmovで収録しています。
MPE-BCなどの再生ソフトでは、正しくrec2020が認識されていたのでプレミアを疑ったというところです…
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おっしゃる通り、Panasonic LUMIXのHLG素材はPremiere ProにてHLGとして認識されないようです(私はGH5Sのmovで確認しております)。
あまりスマートな回避法ではないのですが、ProResコーデックのMOVファイルはカラーマネージメント設定ができるので、LUMIXで収録したMOV(H.264 or H.265)をAdobe Media EncoderでProRes 422 HQに変換し(この時点では、内部的にはRec.709という扱い)、Premiere Proに読み込んだのち「フッテージを変換」にてRec.2100 HLGを選ぶという方法があります。
ちなみに、私はRec.709以外の素材を扱うときは(V-LogなどLogも含めて)他社製のグレーディングソフトを使用するのでPremiere Proでの取り扱いには明るくないのですが、簡易的な検証を行う限りでは、モニター環境やカラーマネージメント設定など十分注意しないと、間違った映像を見ながらの作業になってしまう危険があるように思います。
(今回のようにSDR仕上げでしたら、大きな問題は無いと思います。)
ご参考までに、Adobe公式情報のリンクを貼っておきます。
私自身はきちんと検証していませんが、このリンク先に書かれている通り一部のProRes(HDRと広色域の諧調を維持できる高品質な設定)とXAVC-Iの素材のみHDR制作に対応している状況なのかな?、と思っています。
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なるほど。そのような回避方法がありましたか。
プレミアが対応するのを願ってます笑
ありがとうございました!
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※追記
Davinci Resolve 17においても、自分の環境ではH264のMOV(rec709、HLG共に)は認識されなかった(HEVCで収録される60pは認識)ので、もしかしたらPana側の問題かもしれないですね...
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DaVinci Resolveの場合はユーザーが自在に素材の色域・ガンマを設定できるので、カラーマネージメントモード(RCM)で使用する場合もそうでない場合も何ら支障がないのですが、Premiere Proはそれができないところが一番辛いところだと感じています。
HLGやLog収録できるカメラに「外部レコーダー」を繋いで収録すると、強制的にBT.709という扱いになることも多いと思いますので、結局は「自動」ではなく「手動」で設定する仕組みがないと、まともに扱うことができないのですよね。
かと言って、そういった機能をどんどん追加してしまうと取り扱いが難しくなりライトユーザーが置き去りにされてPremiere Proの良さが失われてしまうかもしれないので、開発されている方々も悩ましく感じられているかもしれません(あくまで私の想像です)。
以前確認しているのですが、Panasonicのカメラ(GH5S)でHLG収録したファイルには、ガンマがHLGであることと色域がRec.2020であることの情報は埋め込まれているようです(いますぐに確認できないのですが、もしかするとRec.2100で埋め込まれていたかもしれません)。
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ここには、ガンマを変更せずにBT.2020とRec709の色空間間で変換するLUTがあります。GH5でのHLG録音に使用しています https://cc-lut.hotglue.me/
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【追記】
先日、beta版premiereにおいて、H264コーデックのMOVでHLGが認識されるようになったことにより、撮影した物をそのままpremiereのシーケンスに入れることでSDR変換をしてくれるようになりました。
beta版において公式に対応するまでは、バイナリ解析を行うなどして原因を追究していたのですが、当時からHLG自体を認識していたものの、プレミア側で意図的に編集を制限していたのではないかというのが個人的な見解です...
何がともあれ、公式に対応してくださったことには感謝申し上げます。