実写素材のクロマキーは、照明も含め撮影品質が非常に重要になってきます。背景のグリーンの照明が均一ではなかったり影入っていたり、低照度によるノイズが入っていたりしますと、どんなにエフェクトを調整してもグリーンが綺麗に抜け切らずにうっすら残ることがあります。
「不透明度」の「マスク」を使って、人物などクロマキーで残す被写体をざっくりと囲ったうえで、人物周辺に残るグリーンの領域をUltraキーで抜くことで、被写体から離れた部分のモヤモヤを軽減することができるかと思います。
モヤモヤが被写体にのっている、つまり抜けてほしくない被写体が少し抜けてしまっている場合には、キーの調整で救うことになります。この調整を行うことで、完全に抜けていたグリーンが不完全な抜けになる可能性もあるので難しい調整になるかもしれないのですが、上記のマスクも併用すると少しは条件が良くなるかもしれません。
また、被写体の中にグリーンの照り返しが入っていたり、グリーンに近い色が含まれる場合、クロマキー撮影の素材をもう一段Vトラックに重ねてそちらにはキーのエフェクト入れず、モヤモヤと抜けてしまっている部分をマスクで囲って復活させる方法もありますが、マスクのトラッキングなどなど比較的高度なやり方にはなってしまいます。
クロマキー（Ultraキー）の各種設定については、こちらのページが参考にあると思いますので、まずはキーの調整で改善されないかお試しいただくとようのではないかなと思います。
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