リンクをクリップボードにコピー
コピー完了
PremiereProで動画を書き出し、MacのQTやプレビューで再生すると彩度が薄くなることについてです。Aftereffectsでも同様の問題があります。
色々なフォーラムで同様の問題が指摘されていて、私もその問題に直面しているのですが、解決策としてQT Gamma Compensation.cubeというLutを当てることで、かなり色の再現はよくなってます。
自分自身の作品ならとくに問題ないのですが、クライアントワークなどで動画を作成する場合Mac以外のPCやテレビなどで流すことになります。
そうした場合はこのLutは当てない方がいいのでしょうか?
その理由に、Lutを当てていない書き出し動画もVLCプレーヤーなどで再生すると色味は編集時と同じ色味で出ています。逆にLutを当てた書き出し動画はQT以外のプレーヤーで再生すると濃くなってしまいます。
実写ならなんとか許せるのですが、私はインフォグラフィックなどを制作することが多いので、原色に近い色味や単色表現が多いため色の違いが顕著に出てしまって困っています。
アドバイスいただけるとありがたいです。
よろしくお願いいたします。
この問題(厳密には「問題」や「バグ」ではないのですが……)は、非常に単純(macOSが、Rec.709の映像をガンマ値1.96相当で表示するのに対し、ビデオ映像の規格としては、暗所ではガンマ2.4、明所ではガンマ2.2相当で視聴するのが前提です)でありながら、根本的な解決策が無いので、多くの人を悩ませてますね……。
基本的には、
>自分自身の作品ならとくに問題ないのですが、クライアントワークなどで動画を作成する場合Mac以外のPCやテレビなどで流すことになります。
そうした場合はこのLutは当てない方がいいのでしょうか?
とおっしゃる通り、こういったLUTは当てない方が良いと思います。ご自身の作品制作でも、YouTubeにアップしてテレビやWindowsで視聴される可能性があるものも、同様かと思います。
大前提となりますのは、「映像編集(とくに色調整)中に、本当に正しい色で見ることができている」ということになるかと思います。
そして、視聴環境が様々な作品を制作する場合には、「基準に沿ったモニター環境にて正確な色で見られる」という状態のものを納品するしかないのではない
...リンクをクリップボードにコピー
コピー完了
この問題(厳密には「問題」や「バグ」ではないのですが……)は、非常に単純(macOSが、Rec.709の映像をガンマ値1.96相当で表示するのに対し、ビデオ映像の規格としては、暗所ではガンマ2.4、明所ではガンマ2.2相当で視聴するのが前提です)でありながら、根本的な解決策が無いので、多くの人を悩ませてますね……。
基本的には、
>自分自身の作品ならとくに問題ないのですが、クライアントワークなどで動画を作成する場合Mac以外のPCやテレビなどで流すことになります。
そうした場合はこのLutは当てない方がいいのでしょうか?
とおっしゃる通り、こういったLUTは当てない方が良いと思います。ご自身の作品制作でも、YouTubeにアップしてテレビやWindowsで視聴される可能性があるものも、同様かと思います。
大前提となりますのは、「映像編集(とくに色調整)中に、本当に正しい色で見ることができている」ということになるかと思います。
そして、視聴環境が様々な作品を制作する場合には、「基準に沿ったモニター環境にて正確な色で見られる」という状態のものを納品するしかないのではないかなと、思っております。
ちなみに、数年前にテレビ系の映像業界で注意事項としてあげられたものとして、「TVCM素材の確認時に、MacのQuickTimeプレーヤーで見るのは避けるべき」というものがございました。
つまり、macOSのカラーマネージメントはテレビの規格(Rec.709を視聴する基準)とは合っていないので、それで確認すると色が変わって見えてしまうので、放送素材の色味の確認として適切ではない、ということでございます。
なかなか、悩ましい問題です。
【追記】
投稿時、「シーンリニア」という言葉を使っていたのですが、誤解につながるといけないので削除しました。
リンクをクリップボードにコピー
コピー完了
お返事が遅れてしまってすいません。
詳しい解説をありがとうございます!
この現象は今まで気にしてなかったのですが、最近カラコレやグレーディングに力を入れるようになって何だこれはと悩んでおりました。
書き出した動画を確認してもモニターの違いによる誤差はそこまで気にならず、許容できないのは今の所QTだけなので、編集画面を信じて作業したいとおもいます。笑
リンクをクリップボードにコピー
コピー完了
こんにちは。
作品を最終的にアウトプットするデバイスに合わせるのが一番良いかと思われます。
僕自身がお仕事でする制作する場合は・・・
クライアントに最終的に何でお客さんに見せるのか、を確認すると思います。
テレビ放送用なのか、パソコンで見るのか(その場合、どのブラウザなのか?どのソフトなのか?)、スマートフォンなのか、など、基準を確認する必要があると思います。
複数にまたがるときは、見る方法によって色が変わるという動画の大前提をクライアントに説明して、落としどころを相談する形になるかと思います。
リンクをクリップボードにコピー
コピー完了
そうですよね…
私は動画以外にもWebなどモニター出力の仕事が最近多く、クライアントにはいつも泣かされています。
モニターの違いによる色の見え方の違いは何度説明しても納得してもらえず苦労がたえません。
TVCMなど最終編集をスタジオでする場合は、スタジオのモニターで確認するのでその場で納得してもらえるんですが、データ納品だと毎回この問題が起こりますね…。