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ご質問いたします。
シーケンス内のクリップの色味を統一したいです。各素材、同じ機材(α7sⅲのS-log3)で撮影しましたが、ホワイトバランスとISOをオートにしていたので、色味にバラツキがあります。
調整レイヤーでLUTを当てて作業してましたが、各素材のホワイトバランスやISOがオートだったせいか、LUTを当てても同じ色にはならない状況です。
以下のことは試しました。
・lumetriカラーの、「カラーホイールとカラーマッチ」の「一致を適用」
※試しましたが、色味が全く合いませんでした...
どなたか詳しい方教えていただけると助かります。
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なかなか難しいご質問ですね……。
おっしゃる通り、自動設定の機能だけでどうにかなるものではないと思いますし、Log撮影でホワイトバランスがオートという点も、難易度が高くなってしまっている要因かと思います。
LUTが絡んでくるとますますややこしいのですが、基本的には、ワンカットずつ手作業で色を調整してゆくことになるケースではないかな、と、思います。
具体的には、ひとつ色の基準となるカットを決めて、その他のカットは「色温度」と「色かぶり補正」で色調を整えて、「露光量」で明るさを調整、という流れになるかと思います。
シーンの途中で色が変わってしまう場合には、キーフレームを使用したり、カットを分割して別々の色補正を施し、クロスディゾルブでつなげる、といったやり方もあります。
いずれにしても、Log素材を扱うのは実は結構難しいものでして、簡潔に扱い方を書くのは非常に難しいです。
お使いになるLUTの特性次第ですが、おそらくLUTをあてる手前で調整した方が破綻が少ないのではないかなと思います。
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いつもご丁寧にご返信していただきまして本当に感謝しております。
ログ撮影は難易度が高いと言う事は承知の上でございましたが、実力がまだまだなもので、ついて行けてないのが現実です...( ; ; )
LUTを当てないでワンカットずつ色味調整していきたいと思います!!次回からはキチンとホワイトバランスとISOなど、カメラ設定をする必要があるなぁ、、、と感じております。
何事も勉強なので、ワンカットずつ色味調整調整頑張ります‼︎
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LUTのことなど少し気になりましたので、一応、最低限注意した方が良いこと(ミスしがちな点)を補足いたしますね。
前提として、完成した作品はハイダイナミックレンジ(HDR)ではなく、従来の明るさ範囲・色空間の「SDR」で仕上げると仮定しまして、シーケンス設定の作業カラースペースは「Rec.709」だとします。
まずは念のため、S-Logで撮影して頂いた素材のどれか一つにて、下記画像のように右クリックして「フッテージの変換」を開いてみてください。
おそらく、こちらの画像のように「ファイルからメディアカラースペースを使用」にてSonyのS-Logが自動的に選ばれているのではないかと思います。
この場合、良くも悪くもLogからノーマルな色調への「変換」が自動的に行われますので、S-LogからRec.709への変換LUTを使う必要は無く、Logであることを意識せず色調整していただけるかと思います。
(開いた「クリップを変更」ウィンドウは、「キャンセル」で閉じてくださいませ。)
しかしながら、演出的にSonyやその他いろいろなところで配布されている「S-LogからRec.709に変換するLUT」を使いたい場合には、「カラースペースを上書き」で「Rec.709」に上書きする必要があります。その場合、LUTによる変換と手動での色・明るさ補正を併用する必要が出てきます。
LUTをあてた後の方が直感的に作業しやすいかもしれないのですが、失われる情報も多いので、LUTをあてる前の段階で調整する方が映像へのダメージは少ないのかなと思います。
誤ってLUTをあてると、全く意図しない色調になってすぐに気が付くと思いますので、ミスしたまま進めてしまう可能性は低いと思うのですが、一応注意した方が良い部分かなと思います。
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すみません、失礼いたしました。α7S IIIのS-log3撮影素材はPremiere Proにて自動的にLog素材として認識されないようですね。
S-Log・S-Gamtから手作業で正しい色を引き出してゆくのはとても難しいので、LUTを併用していただいた方が楽なケースだと思います。
>LUTって、色が失われることもあるんでね!初めて知りました。
LUTによっては、広大なLog収録の輝度・色の範囲から意図に合った部分を切り出し&伸長する過程で、情報が捨てられるものもあります。
なかなか難しいので、お使いになるLUTの説明書などを参照していただけると良いのではないかと思うのですが(説明書が無いものも多々あると思いますが……)、一例としてSonyの解説へのリンクを貼ってみます。
ソニールックプロファイル (https://www.sony.jp/ls-camera/knowledge/pdf/SonyLookProfilesSummary.pdf)
このリンク先では「Cine+709」というLUTがハイライトの情報を捨ててしまうタイプのものなので、「アウトプットLUT」として使用する必要がある(=明るさなどの調整後に当てる必要がある)という説明がされています。
本当はとても奥深いものなので、あくまでも簡易的な説明になってしまいますが、使うLUTの種類と、色・明るさ調整の順番も重要ということでの返信でした。
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有料プラグインになりますが、RE:Vision社の 「RE:Match」は色の調整を自動で行います。
お試しはウォーターマークが画像に入りますが使用期限がない体験版が用意されています。
RE:Match Overview on Vimeo