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質問です。
広角レンズで、蝶を撮影しました。
撮影時にアップすると追いきれないので、とりあえず画角内に収めた素材ができました。
ここで、編集時に拡大して、画面を蝶にトラッキングさせたいです。
どのような方法があるのでしょうか?
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こんばんは、Takapi_chさん
>編集時に拡大して、画面を蝶にトラッキングさせたいです。
トラックキングは自動でできますが、拡大するとなると、手動でキーフレームを打って行う方法が良いと思います。
ここでは、高速道路で追い越し車線から走行車線に戻り遠のいていく乗用車をトラッキングし、常に画面中央に拡大して表示する方法を説明します。
①クリップの左端に再生ヘッドを移動し、クリップを選択して「エフェクトコントロール」パネルを開き、「モーション」の文字の上をクリックして選択します。すると「プログラムモニター」に青線の「バウンディングボックス」が表示されます。
続いて「スケール」の数値を増加させて(スクラブを利用するのがお勧めです)映像を拡大します。次に「プログラムモニター」の「バウンディングボックス」内をドラッグして乗用車を画面中央へ移動します。この時「位置」の数値も増減します。
最後に、「位置」と「スケール」の「アニメーションのオン/オフ」アイコンをクリックします。すると再生ヘッドの位置にキーフレームが作成されます。
②再生ヘッドを例えば15フレーム移動し、「スケール」の数値を増加させて映像を拡大します。続いて「バウンディングボックス」内をドラックして乗用車をモニター中央に移動します。今度はキーフレームは自動的に作成されます。
③上記②と同様内容を最後まで繰り返します。
※乗用車の移動経路はベジェ曲線という滑らかな曲線で結ばれますが、乗用車の拡大はリニアですから直線的に変化します。これを滑らかに変化させるには、「スケール」のすべてのキーフレームを選択してその上で右クリックし、開いたコンテキストメニューから「自動ベジェ」を選択します。すると、キーフレームは「丸」に変わります。
※蝶の場合、再生ヘッドの移動間隔は蝶の動きにも左右されますが、動きが激しい場合は間隔を短くすると良いでしょう。何回も練習して最適な移動間隔を見つけてください。
※「スケール」の映像拡大と「バウンディングボックス」の乗用車移動は1回ではうまくいかないと思いますので、2~3回操作を繰り返します。
※「バウンディングボックス」内をドラッグする場合は、「エフェクトコントロール」パネルの「モーション」の文字の上が選択されていることを確認してから行います。
※「スケール」で拡大率を上げると、映像はボケやすくなりますので、過度に上げ過ぎないように注意が必要です。
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モーショントラッキング用のアプリ「Mocha Pro」を購入すると、下記リンクのビデオの様に蝶を画面中心に配置する事ができます。(ランナーが走っているシーンを参考に)
Stabilize & Smooth Tutorial: mocha Pro 5 plug-in for Adobe & Avid
または、After Effectsを使用できるならMochaの機能制限版がバンドルされているので、Mochaで蝶の動きをモーショントラッキングしてから、After Effects上の設定で蝶の位置を固定(スタビライズ)させる事ができます。
ただし、映像の周辺に空白箇所ができるので、拡大するなどの画像を補完する作業が必要になります。(Mocha Proは補完する機能も搭載されています)