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どなたかご教授いただけるとありがたいです。
当方、29.97fpsの素材にてシーケンスを作成し
PremiereProを触ることが多く、使用には何の問題もないのですが…
YOUTUBE動画の編集などで、たまに「29.99fps」の素材を扱うことがあります。
その際「クリップに最適な新規シーケンス」にてシーケンスを作成し編集するのですが
レンダリングを行うと”1フレームがズレる現象”が結構な頻度で発生します。
説明が難しいのですが…
【 A 】【 B 】 のクリップが並んでおり…
【 A 】/【 B 】
↑ここにタイムラインを置くと普通、「B」の映像が表示されますが…
なぜか1フレーム前の「A」の映像が表示されるという現象が起きます。
29.97fps以外の素材の時によく起こる現象なのですが、これは私だけでしょうか?
カットの切れ目が分かりにくく、結構困っております。
どなたか解決策などアドバイス頂けないでしょうか?
MacOS ver12.3.1/premiere 2021 (今までOSやpremiereのver関係なく発生しておりました…)
29.99fpsの素材の仕様と用途にもよるのですが、「クリップに最適なシーケンス」を作成するのは、適切ではないかもしれません。
29.99fpsというのは一般的なフレームレートではないので、「VFR(可変フレームレート)」である可能性が高いと思います。その場合、シーケンスのフレームレートと合致させるメリットとよりデメリットの方が多くなる可能性があります。
まずは素材がVFRかCFRかを確認する必要がありますが(フリーソフトのMediainfoなど便利なツールがあります)、もしVFRでしたら「HandBrake」などのファイル変換ソフトにて29.97fpsもしくは30.00fpsのCFR(プリセットはProduction Standardなど)で書き出し、Premiere Proのシーケンス設定のフレームレートも変換した素材に合わせて29.97fpsもしくは30.00fpsに設定していただくと、そういったトラブルは避けられるかと思います。
29.97fpsか30.00fpsのどちらかを選ぶかは、最終納品の仕様を考慮していただきつつ、複数の種類の素材を扱う際にはメインの素材(も
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29.99fpsの素材の仕様と用途にもよるのですが、「クリップに最適なシーケンス」を作成するのは、適切ではないかもしれません。
29.99fpsというのは一般的なフレームレートではないので、「VFR(可変フレームレート)」である可能性が高いと思います。その場合、シーケンスのフレームレートと合致させるメリットとよりデメリットの方が多くなる可能性があります。
まずは素材がVFRかCFRかを確認する必要がありますが(フリーソフトのMediainfoなど便利なツールがあります)、もしVFRでしたら「HandBrake」などのファイル変換ソフトにて29.97fpsもしくは30.00fpsのCFR(プリセットはProduction Standardなど)で書き出し、Premiere Proのシーケンス設定のフレームレートも変換した素材に合わせて29.97fpsもしくは30.00fpsに設定していただくと、そういったトラブルは避けられるかと思います。
29.97fpsか30.00fpsのどちらかを選ぶかは、最終納品の仕様を考慮していただきつつ、複数の種類の素材を扱う際にはメインの素材(もしくは一番多い素材)に合わせていただくとよいと思います。
最終的にDVDやBlu-rayに書き出す場合には29.97fpsが妥当ですが、YouTube公開でしたらどちらでも問題ありませんね。
なお、29.99fpsの素材がCFRだった場合には、プロジェクトパネルにてその素材を右クリックして「変更」→「フッテージの変換」で、「フレームレートを指定」の欄に29.97もしくは30.00と入力してフレームレートを書き換えることでも回避できるかと思います。
(わずかに速度が変わりますが、多くの場合問題にはならないと思います。)
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Ckun様
ご回答ありがとうございます。
VFR・CFRを聞いたことがなく、大変勉強になりました!
29.99fpsの素材はおそらくiphoneなどのスマホで撮影したものになります。
お教え頂いた「Mediainfo」で調べてみると
ご指摘の通りVFRのフレームレート素材でした。
今後はフレームレートに気をつけて作業したいと思います。
1点質問なのですが、
VFR(29.99fps)の素材のまま、すで編集してしまいました。
素材数も数十本あり、素材全てを変換するのがかなり時間がかかってしまいます。
この場合、29.97fps or 30.00fpsのシーケンスにコピーし直すだけでも大丈夫なのでしょうか?
(編集された動画はYouTube公開用の動画になります)
また今後の参考として、premiereでの編集の場合はVFRの素材は必ず変換する方が
良いのでしょうか?
お忙しいところ大変恐縮ですが、ご教授頂ければとても助かります。
何卒よろしくお願いいたします。
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VFR素材の扱いはなかなか奥深いので、本気で考えると状況により細かく対応を変える必要がありますので、なかなか簡潔には書きにくいものです。今回は、VFR-CFR間の変換(Premiere Pro内部で行われるものも含みます)でのフレームの重複・欠落を許容しつつ難しくない考え方で書いてみます。
なお、可変フレームレート素材のフレームの扱いについては、下記リンク先の「可変フレームレートファイルのサポート」もご参照いただければと思います。
サポートされているファイル形式 (https://helpx.adobe.com/)
iPhoneのVFR素材を編集する際に、事前にHandBrakeなどでVFRからCFRへの変換が必須か否かという件に関しては、元素材をそのまま使用して「音ずれ」や「映像の乱れ」などの不具合が無ければ、変換は不要だと思います。
※ただし、プロキシを使った編集をする場合はCFRへの変換が必要です。
パソコン画面録画(ウェブ会議など)のVFR素材など、問題が起きやすいタイプの素材もあるので、そういった素材を扱う場合にはすべてCFRに変換してから作業に入った方が良いと思います。
iPhoneで収録される映像は、整数のフレームレートがベースになっていると思いますので、YouTube公開前提の作品でしたら、シーケンスのタイムベースはプリセットの中から素材のフレームレートに近い整数のもの(今回のケースでは30.00)にしていただくのが無難かと思います。
前回の返信と重複しますが、1/1.001のフレームレートである必要があるテレビ視聴向け(放送のほかDVD・Blu-rayなど)の場合は、タイムベースは29.97に設定します。そのうえで、フッテージの変換でフレームレートをシーケンスのタイムベースと同じ数字に書き換えることで、フレームの欠落・重複を防ぎます(ごくわずかに速度が変わるので、音声のピッチが極めて重要な作品では行わない方が良いです。)。
タイムベースが29.99や30.11など微妙な値になってしまっている既存のシーケンスは、シーケンス設定で30.00に変更することも可能ですが、シーケンス上の各編集点にて微妙なズレが発生する可能性があります。ですので、既に完成している作品で書き出したファイルにも何ら問題が無いという場合には、手間をかけてまでタイムベースを修正しなくても良いのではないかと、個人的には思います。
もしタイムベースを変更なさる場合には、変更後にすべての編集点で問題が起きていないかご確認いただいた方が良いと思います。
(万が一にそなえて、元のプロジェクトを「別名保存」して作業なさることをお勧めします。)
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ご連絡が大変遅くなり申し訳ございません。
「クリップに最適なシーケンス」が全て正しいと思っていた私が間違いでした。
色々とご教授いただき本当にありがとうございます。
また何かございましたら、お知恵お借りできると幸いです。