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QuickTimeの表示色に合わせたい

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Apr 02, 2021 Apr 02, 2021

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MacからQuickTimeでムービー収録したiPhoneの画面のMOVファイルがあります。

この映像をQuickTimeで表示したときの色味のままmp4にPremiereで編集して書き出したいのですが、彩度が高いような(色が濃いような)状態になり色味が合いません。

 

この問題を調べている過程で、ガンマバグという内容の問題には行き着きました。

VLCプレイヤーで再生すると元のMOVの色味はQTよりも鮮やかに見えます。

ガンマバグの対処のLUTは使用していないのですが、Premiereで編集後書き出した動画はQTで見てもPremiereの表示色のように濃くなっています。

 

Premiere、AMEのバージョンを2019まで遡っても同様で、社内の他のMacで行っても同様の結果になりました。

 

しかし、クライアントが同様に作業し変換したmp4ファイルはPremiereで開いてもQTの表示色になっていました。

 

書き出した動画をPremiere編集時の色に合わせるのではなく、元のQTでの色味に合わせる方法がございましたら、教えていただきたいです。

 

 

比較としてそれぞれのベクトルスコープを載せておきます。

元のmov

クライアント変換mp4

私の変換したmp4

元のMOV.png

 

クライアントmp4.png私の変換したmp4.png

よろしくお願いいたします。

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Apr 02, 2021 Apr 02, 2021

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これはmacOSのカラーマネージメント(CMS)に起因する現象のように思います。「ガンマバグ」と呼ばれる現象(個人的には「バグ」は言い過ぎだと思うのですが)もCMSに起因するものですが、今回のご質問に書かれている内容はガンマだけではなく色域も関係してきます。

 

もしかすると、お手元の環境でQTプレーヤーとPremiere Proでの色味が合わないこととクライアントさん環境で同様の作業をした場合の色と異なることの理由は、少し異なるかもしれません。

 

私自身はメインの編集環境がWindowsで、iPhoneの画面収録素材についても詳しくないので今回のケースにピッタリ当てはまらないかもしれないのですが(CMSは作業内容を詳細に検証しないとどこで誤りがあるのか判断できませんので……)、わかる範囲で返信してみます。

 

>VLCプレイヤーで再生すると元のMOVの色味はQTよりも鮮やかに見えます。

という点から、お使いのMacはP3Display(あるいは外付けの広色域ディスプレイ)ではないかと思います。VLCはCMSに影響されないはずなので、広色域ディスプレイでは色が濃くなります。CMSを無視することによるメリットもあるのですが、難しい内容になるので割愛します。

Premiere Proの場合は、「環境設定」-「一般」の「ディスプレイのカラーマネージメント」をOFFにすると、VLCのような鮮やかな表示になるのではないかと思います(あくまでも表示だけのことで、書き出しには影響しません)。

 

Macの良い点でもあり、結果的に映像編集の世界(SDI接続の業務・放送用モニターを使用しない環境)では混乱の元にもなっているCMSなのですが、Macを使用する以上難しいCMSについて理解しなければならないことが少々辛いところです。

 

>この映像をQuickTimeで表示したときの色味のままmp4にPremiereで編集して書き出したいのですが、彩度が高いような(色が濃いような)状態になり色味が合いません。

 

この点については、おそらくガンマ補正(γ1.2)によるものだと思うので、Premiere Proのガンマ補正エフェクトを使用して、目視でQuickTimeプレーヤーの表示に近づけることはできるかと思います。

 

ただし、その書き出した映像をMac以外の環境で試聴すると、MacのQuickTime Playerで再生すた場合とは少々異なる見え方になるので、厳密な色再現を求める場合にはその差も考慮した方が良いと思います。

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Apr 12, 2021 Apr 12, 2021

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Ckunさん

 

ありがとうございました!。

 

ガンマ補正もあわせて検証してみたのですが、元素材が濃く(?)なっていることによりハイライトが白飛びしてしまう箇所があったので、そのままの素材からの補正はできませんでした。。

 

その他いろいろ試してみましたが結局、

appleのCompressorで一度変換をかけることで落ち着きました。

※詳しくはわかりませんが、Compressorで書き出しをするとハイライトが飛ばないまま少し白みがかった素材になりました。

 

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Apr 14, 2021 Apr 14, 2021

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すみません、返信を見逃しておりました。

 

ひとまずCompressorでの変換で解決したようで良かったです。

 

実は私もiPhone SE(第2世代)をMacBook Pro Mid2012にUSB接続して画面キャプチャを少しだけ試したのですが、特に大きな問題が出ずそのまま検証をやめてしまっておりました。

(古いMacなのでディスプレイもDCI-P3ではなく、検証しても役に立たないと思いまして……)

 

少し白みがかったのは、γ2.4とγ1.96の差かな?とも思うのですが、いかんせん私の手元のMac環境が不十分なので、推測の域を出ないところではあります。

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Apr 14, 2021 Apr 14, 2021

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VLCプレイヤーで再生すると元のMOVの色味はQTよりも鮮やかに見えます。

 

解決済みかもしれませんが、こちらの記事も参考になるかもしれません。

 

https://mount-q.com/yamaqblog/archives/1627

 

Premiereが書き出したものをQTで再生するときに、指定の色(Lec709)をちゃんと読み込んで再生していないために起きる問題のようです。

ただ、今回はQTに合わせたいということだったのでDaVinciを介して解決できるかは・・・すみません。

 

 

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Apr 14, 2021 Apr 14, 2021

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本題から少し逸れますが、Yuripさんからリンクのご紹介と色空間に関する返信がありましたので、少し補足いたしますね。

リンク先の情報については、かなり詳しく映像技術について把握したうえでお読みいただかないと、誤って解釈してしまう可能性が少なからずあるかと思います。

 

Premiere ProなどからHD映像を書き出したときにNCLCメタデータが1-1-1(カラースペースRec.709-伝達関数Rec.709-カラーマトリクスRec.709)となるのが誤りという風潮があるようなのですが(Rec.709の逆γがγ1.96なので、本来のビデオのガンマ2.4と異なるという理由)、それがそもそもの誤りだったりします(しかし、大勢には逆らえませんね)。

 

と、申しますのも、Rec.709は光から電気信号への変換(OETF)の定義でして、電気信号から光への変換(要はディスプレイ表示ですね)についてのEOTFとして定義されたものではありません。

これは、Rec.709はパソコンとは全く関係なく、数百万円もする高価なブラウン管のマスターモニターにテレビカメラを接続し、撮影したものが人間の見た目できれいに見えるようなテレビカメラのパラメータをとして作られた規格だからです。

この高価なブラウン管マスターモニターの特性を調べてみると、表示ガンマが約2.4だったということで、言ってみれば後付けでγ2.4という数値が生まれたようなものです(BT.1886)。

 

そもそも論になりますが、HD映像はγ約0.51(1.96の逆γ)で撮影してγ2.4のモニターで表示することで、少しコントラスト高め(0.51×2.4≒1.2)の映像となり、多少コントラスト強めの方が人間の視覚的に奇麗に見えるという人の特性も含まれています。そのため、Rec.709の逆γ1.96は、表示に使われることのないはずの数値でした。

 

ところが、AppleはなぜかRec.709を本来の意味を取り違えて(意図的なのかミスなのかはわかりませんが)EOTFとして扱ってしまっています。仮にAppleが「NCLCは表示側(EOTF)を定義するもの」というならば、OETFであるRec.709という伝達関数が設定されていることが完全な誤りであり、BT.1886と設定するべきでした。

 

もしくは「NCLCは撮像・スキャン側を定義するもの」というならば、Rec.709の映像をγ1.96で再生するのは不適切であり、いずれにしても少し強めに言えば「申し開きのできない矛盾を抱えている」状況です。

 

コンピューター上のカラーマネージメントにおいて、OETFとEOTFが逆特性になっていないという特殊なビデオ信号が考慮されていなかったのかもしれませんね。厳密な運用をしたいカラーマネージメントの設計者側からは、ビデオ信号は扱いにくいのかもしれません。

しかも、γ2.4で見るというのも暗い環境で見る場合限定であり、明るいオフィスくらいの環境ではγ2.2位の方が適しています。

 

そのようなわけで、結果的にMacのQTでは、ビデオファイルの属性(OETF)としては正しい「1-1-1」となっているファイルを、γ2.4ではなく約γ1.96で再生するので少し明るくコントラストが弱めに見えます。

 

この「Appleの間違い」を元から正すことはできないので、「間違った調整」を施して打ち消すというのが、いわゆるガンマバグを打ち消すカラーコレクションかと思います。

NCLCパラメーターを1-2-1にすることは、NCLCをEOTFとしてとらえ、Appleが間違ってOETFであるRec.709をEOTFにしてしまったことを正してやるために、本来のEOTFであるBT.1886のγ2.4にしてあげる、というイメージかと思います。

 

皮肉にも、カラーマネージメントが徹底していない多くのWindows環境は、sRGB(色域はRec.709と同じ)のγ2.2が多くの場合基準になっているので(ディスプレイの性能はさておき)、結果的に「何もしなくてもYouTubeなどのビデオ映像がそれなりに正しく表示される」状況になっています。

Mac環境では、QuickTimeプレーヤーの問題と同様に、YouTubeの再生映像も本来より少しローコントラスト気味で暗部が明るめに表示されます。

ただし、一般視聴者的には、視聴環境や目の順応も考慮すると大した問題ではないのかもしれません。

 

 

少し補足と書きつつ、全然少しではなくなってしまいましたが、細かいことを端折っているので正確さに欠ける表現もあるものの、だいたいこのようなイメージでとらえていただいてよいのではないかと思います。

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Apr 14, 2021 Apr 14, 2021

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詳しい説明ありがとうございました。

Windowsでは大丈夫なのですね。

 

premiereから1-1-1以外のmp4が書き出せるようになったらまた色々QT問題がでそうですね。

がんばれQT!

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