Premiere2024を主に使っていますが、GPU処理でのエンコードが遅すぎて困っています。
不特定のプロジェクトで問題が発生するので、一例として下記のテストをしました。
シーケンス設定は
1920x1080のPreRes422、「最大ビット深度」にチェックを入れており、長さはちょうど1分です。レンダラーはGPUです。
素材は主にXAVCの4:2:2 10bit Long-Gopで、動画1トラックに静止画などが3トラック重なっています。
H.264エンコードをしてみて、以下がその結果です。
1. レンダリング後「プレビュー使用」でPremiereから直接書き出し
レンダラーはGPUのまま 1分41秒(2025では1分47秒)
レンダラーをソフトウェアに変更 8秒(2025では5分41秒)
2. レンダリング後「プレビュー不使用」でPremiereから直接書き出し
ここでシーケンスのGPUレンダリングに1分30秒ほどかかっているので、「1」でソフトウェア処理でエンコードした場合の合計時間は約1分40秒となり、GPU処理でのエンコード時間と一致します。
GPU処理でエンコードした場合、プレビュー使用/不使用とも所要時間が同じなので、GPU処理でのエンコードではプレビューファイルが無視され、レンダリングからやり直していると考えられます。
また、レンダリング後にレンダラーを変更した際の挙動もおかしく、2024ではなぜかプレビューが維持され、2025ではプレビューが破棄されるという正常な動作です。
いつの頃からか書き出し設定とシーケンス設定が一致する場合のみ、書き出し時にプレビューファイルが使用されるようになったという意見も伺いましたが、上記のテストではそうとは言えない結果になっています。
今のところ根本的な解決には至らず、2024ではレンダラーの変更、2025ではシーケンス設定と一致するファイルを一旦書き出して、それを再度シーケンスに貼り付けてエンコードするという対症療法でやりすごしています。
PCのスペックは以下の通りです。
windows11
Core i7 12700
RTX 3070
メモリ 96GB
Premiereのバージョン 24.6.5
GPUのドライバーは最新です。