平成最後の侍さんへ
ブルースクリーンとPremiere Proのクラッシュは、それぞれ別の原因で起きているかもしれません。ブルースクリーンについては、表示されているエラーコードをメモしておいてネットで検索したり、無償サポート期間でしたらパソコンメーカーの窓口に相談するとよいと思います。
クラッシュについては、Windows含めてパソコン全体が固まっている状態（電源ボタン長押しで再起動せざるを得ない状態）でしょうか。それとも、Premiere Proだけが固まっていて、（動作は遅いかもしれませんが）Windowsの操作はできる状態でしょうか。
前者の場合は、パソコン環境側の問題である可能性が少し高まり、後者ですとPremiere Proと使用している素材が原因である可能性が高まってくると思います。
また、クラッシュしたときに再生していた素材はどのようなものでしょうか（収録機器や、フレームサイズ・レート、コーデックなど）。H.264やH.265などはデコード負荷が高く、早送りや逆再生にかなりの処理能力が必要なので、素材の仕様によっては相性が悪くフリーズしてしまう可能性もあり得るかと思います。
改善される見込みは高くないと思いますが、「環境設定」の「メディア」にある「ハードウェアの高速処理によるデコードを有効にする」のチェックをはずすと変化があるかもしれません。既にお試しかもしれませんが、プロジェクト設定のレンダラーを変えて様子を見るのも、問題切り分けに役立つと思います。
私個人の感覚では、業務で一日中パソコンを再起動せずに連続で編集している場合、ビデオ編集ソフトが1,2日に1回程度固まるのはさほど不思議ではないようにも思います。今回の症状の改善にはつながらないかもしれませんが、時折、休憩がてらパソコンを再起動しながら使うのもよい方法だと思います。私の場合は、使用中に通常より再生がぎこちなくなったり反応が少し悪くなったと感じたら、プロジェクトを別名保存してすぐにパソコンを再起動しています（他社製ノンリニアを使っていた時からの習慣です）。
温度上昇による問題の場合、いきなり固まるのではなく動作が遅くなってくると思います。これは、CPUなどの部品保護のため、クロック周波数が低下するからです。あるメーカーのノートパソコンで、実際にそういった症状を見たことがあります。フリーズまではしないものの、ひどくなるとPremiere Proの再生は激しいコマ落ちで、ほぼ静止画状態でした。
CPUのクロック周波数はタスクマネージャーで確認できますので、症状が出そうなときに確認してみてはいかがでしょうか。
もし、フリーソフトをインストールしても問題なければ、パソコン内部各所の温度を表示できるツール（HWMONITORなどなど）で確認すると、的確に状況を把握できると思います。
150kwさんへ
画面が完全にブラックアウトしている状態とのことですので、症状が重い部類のように思います。
メディアエンコーダーでエンコード中など、CPUに連続して高い負荷がかかっているときにファンの轟音と熱風が出てくることについては、特に問題ではないと思います。おそらく、パソコンの仕様書の使用環境の欄に「温度10℃～35℃」と書かれていると思いますので、硬く平らな場所に置いて使用している限り、その範囲の室温であれば故障や異常動作は発生しないはずです。
（過熱からの保護のためCPUのクロックが低下する可能性はあるので、高負荷が続くと一時的に性能が低下する可能性はあります。また、長時間高温になっていると、長い目で見たときに各パーツの寿命に影響する可能性もあります。）
おっしゃるとおり、埃が詰まったり放熱器の取り付け等に不具合が発生しますと、クロックの低下だけで済まず強制停止も発生しますので、差し支えなければ「HWMONITOR」などのツールでCPUやGPUの温度やクロック周波数の動きを確認していただくと、状況をより正確に把握できるかと思います。パソコン冷却ファンがどの程度効果があるかを調べるためにも、使えると思います。
余裕がありましたら、メモリ診断などもお試しいただく価値はあると思います（原因から除外するため）。
起動ディスクのOSに致命的な問題がある可能性も、少なからずあると思います。もし私が同じ状況に置かれたら、まずはCドライブをまっさらにしてOSのクリーンインストールを行い、必要なドライバ類は最新のものを入れた環境にします（後々サポートをうけるときに問題にならないよう、メーカーの説明書や指示通りに行います）。その状態で問題が起きた場合にはかなり原因が限られてきますので、メーカーサポートとのやりとりも多少スムーズになるかもしれません（ユーザー側で他に試せることがだいぶ減るので……）。
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