なかなか、どこに相談すればいいか難しいお話ですよね。
ここはユーザーコミュニティですので、メーカー公式回答のように肩肘張らずに、わかる人がわかる範囲で答えられる場ですので、良い選択かと思います。また、経験豊富な参加者が多いので、様々な意見が聞けるのではないかと思います。
まずOSの変更によるプリンタへの影響ですが、Windows7からWindows10であれば、そのこと自体には特にリスクはないかと思います。EP-704Aのままお使いになるのであれば、Windows7とWindows10のプリンタドライバが同一のインストーラーで提供されており、内容に差異はないと思います。
買い換える場合は、まず同じ色が出ることはありませんので、少々工夫が必要です。従来からのお仕事があるのであれば、買い増しが望ましいのではないかと思います。
Illustratorですが、最新版であるCC(2017年10月リリース)はいくつか致命的なバグを抱えており利用を控えた方が良い状況ですので、その前のバージョンのIllustrator CC 2017をご利用ください。現在のバージョンからだとだいぶバージョンが飛びますので、これまで使用していたデータを開いて使われる際は、カラーだけでなく、文字組みの体裁やアピアランスの効果の具合など、見た目が変わってしまっていないかについてご注意ください。可能であれば、従来の環境は残しておいて、いざという時にだけでも使えるようにしておいた方が良いでしょう。話がそれましたが、カラー設定を以前と同じにすれば、色が大きく変わるリスクはないと思います。
同一プリンタを使用する場合はプリンタドライバの各設定画面の内容、そしてIllustratorのカラー設定の内容は以前と揃える必要があります。このあたり、スクリーンショットをとってプリントしておくと、のちのち役立つのでは無いかと思います。
家庭用・ビジネス用のインクジェットプリンタですが、機種毎に発色が異なります。また、同一機種でも、個体毎にクセが異なります。そして、インクカートリッジの交換や、周辺の環境(温度や湿度)、紙のコンディション、経時的な変化など、様々な影響により、安定した色合いを保つことが難しくなっています。ただ、他の方式のプリンタと比較すると安定している方ですので、上手に使えば十分に信頼に足る出力装置として機能します。
インクジェットで買い換えを考えているのであれば、色の安定を志向した機種を選ばれると良いと思います。EPSONであればSC-PX5VIIなど、水性顔料インクで、グレーを重視していて、キャリブレーション可能な機種がお薦めです。
また、この機会にレーザープリンタなどの導入をご検討でしたら、私もbizarre_nさんが紹介されたあたりの機種が良いと思います。
さて、どんなに優れたプリンタを導入しても、結局のところ個体差はあります。経時変化もあります。いつか買い換える際は、また振り出しに戻ります。そこで、ぜひこの機会にカラーマネジメントに挑戦してみてください。
- プリンタのカラーマネジメントに対応した測色機を購入する
- 日々、プリンタのコンディションを測定し、ブレを補正して同じ状態を保つ(キャリブレーション)
- 測色機でプリンタの発色のクセを測定し、データ化する(キャラクタリゼーション)
- 目的に応じ、目標とする色を決めて、測定したデータを使って色変換する(カラーコンバージョン)
キャリブレーションやキャラクタリゼーションには測色機が必要です。これは色の悩みを解決する第一歩となるもので、先々非常に効いてくる投資となります。安くは無いですが、ぜひ購入を検討してください。色に自信が持てるようになります。
なお、現在お持ちのプリンタと同じ色を再現したい場合は、現在のプリンタの発色を測定してデータ化し、新しいプリンタでその色をシミュレーションすることになります。ただ、商業印刷を前提にされているのであれば、これまでのプリンタの色にこだわる手間をかけるよりも、Japan Color 2001 Coated(日本の枚葉オフセット/コート紙)など本来目指すべきターゲットをシミュレーションした方が良いとは思います。