>この機能に関しては、Rec.709表示に対応したモニターを使っている人には関係無く、
>sRGB対応モニターでOSのICCプロファイルを「sRGB」で使用している場合に
>Rec.709の表示に近づけて表示してくれる機能である。
こちらにつきましては、概ねそのような理解で良いのではないかと思います。
この機能の恩恵を受けられるのはsRGB対応のディスプレイに限りませんので、多くのユーザーに関係してくると思います。
ちなみに、ICCが提供しているプロファイル「ITU-R BT.709 Reference Display」を使って、ITU-R BT.709に設定したSONY製ビデオモニター(グラボのHDMI出力に接続)に表示させてみますと、この機能のON/OFFによる差はありませんでした。
sRGBは比較的Rec.709に近いので、sRGBディスプレイをお使いの方はあまり恩恵を感じないかもしれません。むしろ、P3ディスプレイを搭載するMacBook ProやiMac、Adobe RGBなど広色域ディスプレイをお使いの方で、AJAやBlackMagicのビデオインターフェース接続による放送規格のビデオモニターを使用していないユーザーには朗報かと思います。
>「モニターのカラースペース(Rec. 709、Rec. 2020 および P3 を含む)に合わせてカラーを自動変換」
>の機能はモニターの表示できる色域に関わらず、例えばRec.2020対応モニターで、ICCプロファイルを
>Rec.2020にしている場合であっても、Rec.709の表示に近づけて表示してくれる機能である。
こちらに関しましても、だいたいそのような認識で大丈夫かと思います。
例に挙げられています通り、ICCが提供している「ITU-R BT.2020 Reference Display」を使って、ITU-R BT.2020に設定したSONY製ビデオモニター通してみますと、目視で確認する限り、タイムライン上のRec.709素材の色が正しくRec.2020ディスプレイ向けに変換されて、正しい色調で表示されているようです。
カラーマネージメントについては、どの程度厳密に考えるかによっても見方が変わってきますので、突き詰めると難しいものだと思います。
今回のアップデートについては、「Macで標準になりつつあるP3ディスプレイや、写真家御用達Adobe RGBディスプレイを使っている環境でも、Premiere Proのソース・プログラムモニターの表示が『普通の色』で見られるようになりました」という程度の認識で良いのではないかと、個人的に思っています。
印刷や写真に関係するお仕事をしている方からみると、今までPremiere Proの動画表示がカラーマネージメントされていなかったことに驚かれるかもしれませんね。