共有デバイスライセンスの端末移行の方法
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このページでは、共有デバイスライセンスを新しい端末へ移行して使用する場合に、必要な操作手順をご紹介します。
PCの故障や端末交換が発生する際に、以下の操作を実施ください。
【操作手順項目】
- 共有デバイスライセンスの認証解除(以前の端末での操作)
- インストールパッケージの作成・インストール(新しい端末での操作)
- Adobe製品のアンインストール方法(以前の端末での操作・新しい端末での操作)
■ 1. 共有デバイスライセンスの認証解除をする
ライセンスの認証解除方法は大きく2つございます。
以下に紹介するA.B. どちらかの操作を実施することで認証台数に空きを作ることができます。
操作の実施前にはCreative Cloud デスクトップ(CCD)を含む全製品をログアウトし完全に終了していることをご確認ください。
A. Admin Console で認証解除をする
この方法は全台に対して共有デバイスライセンスのライセンス認証を一括で解除します。Admin Console でライセンス認証を解除する作業は 1 週間に 1 回までです。
一括でライセンス解除した端末のうち、引き続き利用したい端末は再度 Creative Cloud デスクトップにログインすることで共有デバイスライセンスとしてライセンス認証し、継続して利用ができます。そのため、再インストールは不要です。
【操作方法】
- Admin Console上部「製品」タブへ移動
- 共有デバイスライセンスを選択
3. ライセンスを復元する必要がある製品プロファイルをクリック - 「ライセンスを復元する」をクリック
- 確定するには、「リセット」をクリック
B. Adobe Licensing Toolkitを使用し、認証解除をする
この方法は端末 1 台に対して共有デバイスライセンスのライセンス認証を解除します。
この方法で共有デバイスライセンスのライセンス認証を解除すると、共有デバイスライセンスの有効性はなくなります。
共有デバイスライセンスのライセンス認証を解除した Creative Cloud デスクトップは、ユーザー指定ライセンスの認証が可能な状態になります。
再度同じ端末を共有デバイスライセンスとして使用する場合は、共有デバイスライセンスのパッケージを再インストールする必要があります。
この共有デバイスライセンスのライセンス解除方法はこちらのページでも詳細を確認することができます。
【 操作方法】
Windows・macOS別に手順をご用意しました。お客様のご利用環境に合わせた手順を実行いただきますようお願いいたします。
<Windows 用>
【Licensing Toolkit の入手】
- Licensing Toolkitの取得用 ヘルプページ にアクセス
- 「Licensing Toolkit のダウンロードと実行」より「Windows の場合 」を選択し、ツールキットをダウンロード
- ダウンロードしたフォルダを開く
- 「adobe-licensing-toolkit.zip」を右クリックして「すべて展開」を実施
- 解凍されたフォルダ内の Win64 を開き「adobe-licensing-toolkit.exe」がある事を確認
【実行するまでのパスを取得】
管理者権限で実行したコマンドプロンプトは、ファイルをドロップしてもファイル保存場所までのパスが取得できません。
そのため、以下を必ずコピーいただきますようお願いいたします。
- Windowsキー + Rキー を同時に押し「ファイル名を指定して実行」画面で cmd と入力し Enterキー を押して起動
- 【1-1. Licensing Toolkitの入手】の手順5にて確認した「adobe-licensing-toolkit.exe」を、コマンドプロンプト にドロップ
- ドロップした内容のパスを取得するため > から始まるパスを範囲選択しコピー
例:
C:\Users\adobe_user >C:\Users\SDLtools\adobe-licensing-toolkit.exe
範囲選択部分:
C:\Users\SDLtools\adobe-licensing-toolkit.exe
- 「コピー」した内容をメモ帳などに貼り付け
【認証解除の実行】
- Windowsキー + Rキー を同時に押し「ファイル名を指定して実行」画面で cmd と入力
- 管理者権限で実行するため Ctrl + Shift + Enter キーを同時押し、コマンドプロンプトを管理者権限で起動
- メモ帳に貼り付けたパスを、コピーペーストでコマンドプロンプトへ貼り付け
※貼り付け出来ない場合は、コマンドプロンプトのタイトルを右クリックし「編集」から「貼り付け」を選択します。
- コマンドプロンプトに追加後、半角スペースを入れ -t と入力
例:
C:\WINDOWS\system32>C:\Users\SDLtools\adobe-licensing-toolkit.exe(半角スペース) -t
- 認証解除が成功した場合、successfully の表示がされます。
<macOS用>
【Licensing Toolkitの入手】
- Licensing Toolkitの取得用 ヘルプページ にアクセス
- 「Licensing Toolkit のダウンロードと実行」で「Mac の場合」からツールキットをダウンロード
- Finderやブラウザにある「ダウンロード」フォルダを開く
- 「adobe-licensing-toolkit.dmg」をダブルクリックしマウントする
- 「adobe-licensing-toolkit」があることを確認
【認証解除の実行】
- Finderを起動し、画面上部にある「移動」から「アプリケーション」を開く
- 「アプリケーション」内の下部に「ユーティリティ」があり、中の「ターミナル」を起動
- ターミナルを無事起動後、頭に sudo という文字を入れた後、半角スペースを追加
- 先程マウントした「adobe-licensing-toolkit」を、ターミナルにドロップ
- そのまま半角スペースを入れて -t をご入力してEnterキーを押下
- 認証解除が成功した場合、successfully の表示がされます。
もし、上記手順にて認証解除が上手くいかない場合は、「A.Admin Consoleにて認証解除」を実施いただきますようお願いいたします。
■ 2. インストールパッケージの作成・インストール
ライセンス解除後、インストールパッケージを作成いただき新しい端末へ導入をします。
パッケージの作成方法はこちらのページでもご紹介しております。
インストールパッケージは Admin Console にアクセス可能な端末であればどの端末でも Admin Console 内で作成できます。またインストールパッケージを作成後、 3 日間であれば上限回数なく何度でもダウンロードすることが可能です。
インストールパッケージを事前に作成しておき、後日(3日以内に)対象の端末へダウンロード・インストールを行っていただいても問題ありません。
また、一度ダウンロードしたインストールパッケージは使用期限やインストール回数の上限はありません。同じインストールパッケージを複数回使用することができます。
【操作手順】
- Admin Console にアクセス
- 上部メニューから「パッケージ」を選択
- パッケージ作成ボタンを押下
- 「共有デバイスライセンス」を選択の上「次へ」を押下
- 製品名を選択し、「次へ」押下
例:Creative Cloud コンプリートプラン (高等教育機関向け) - 共有デバイス
- 「プラットフォームを選択」で、導入する端末OSを選択
※mac OSをご利用の場合「OS 言語を使用」のスイッチが有効であると、選択した言語よりも端末の構成に関連するシステム言語を優先されます。
指定した言語でのインストールができない場合があるため、mac OSでシステム言語と異なる言語でインストールする場合は、「OS言語を使用」を無効に設定することを推奨します。
- 「アプリを選択」で、任意のアプリケーションを選択後「次へ」
※一度に複数のアプリケーションを追加するとインストールパッケージのダウンロードやインストールに想定以上に時間がかかり、ダウンロードやインストールエラーの要因になる場合があります。1 つのインストールパッケージに含めるアプリケーション数はおおよそ 5 製品程度を推奨しています。
- 「Creative Cloud デスクトップオプション」を運用にあわせて設定
- 「パッケージ名」を設定
※半角英数字にてご入力をお願いいたします。
- 「ビルド」を押下
ビルドが完了すると、自動的にコンピューターにZipファイルとしてパッケージがダウンロードされます。
11. ダウンロードされたZIPファイルを展開
12. .Buildフォルダ内の「setup.exe」もしくは「.pkg」ファイルをダブルクリックし、インストールを実行
※ インストール時はデスクトップなどのローカルの保存先へインストールパッケージをコピーしていただき実行ください。
※ インストールする端末に Creative Cloud デスクトップなどの Creative Cloud 製品や Acrobat が既にインストールされていると、インストールエラーが発生する場合がございます。 Creative Cloud 製品や Acrobat がインストールされている場合はアンインストールの上、インストールを実施ください。
- インストール完了後、ご利用の ID にて Creative Cloud デスクトップにログイン
14. 各アプリケーションを起動
■3. Adobe製品のアンインストール方法
以前使用していた端末からAdobe製品を削除する場合や、新しい端末にパッケージをインストールする前にAdobe製品をアンインストールする場合は、以下の方法でアンインストールします。
製品とご利用の OS によってアンインストール方法が異なります。ご利用環境に合わせて実施ください。
【Creative Cloudデスクトップのアンインストール方法】
1.こちらのページからご使用の OSバージョンに対応したアンインストーラーをダウンロード
- ダウンロードしたZIP ファイルの内容を展開
3.展開したファイルをダブルクリックして実行
- 4. Creative Cloud デスクトップのアンインストールを確認するメッセージが表示される
メッセージを確認し「アンインストール」を選択
- 5. 製品がコンピューターから削除され、確認メッセージが表示される
「閉じる」を選択
【Acrobat や 各CC製品のアンインストール方法】
新しいインストールパッケージの中にAcrobat が含まれる場合は、無償版・有償版共にAcrobatは事前にアンインストールが必要です。
しかしながら、その他の製品(PhotoshopやIllustrator等のCreative Cloud製品)はアンインストールいただかなくても上書きでインストールできます。
<Windows 用>
- すべてのアプリケーションを終了
※Office製品を起動しているとAcrobat のアンインストールが行えない場合があります
- スタートボタンをクリックし「コントロールパネル」検索、選択する
- プログラムセクションの「プログラムと機能」をクリック
- 「Adobe Acrobat」をダブルクリックし、表示された確認メッセージの「はい」をクリック
- アンインストール完了時にメッセージが表示される
「はい」をクリックし、パソコンを再起動
<macOS用>
1. すべてのアプリケーションを終了
2. Finderから「アプリケーション」フォルダを開く
- 各アプリケーションフォルダ内にあるアンインストーラーをダブルクリック
4. 製品の選択が求められるため、該当製品を選択して「開く」をクリック - 確認ダイアログボックスで、「OK」をクリック
6. ユーザ名とパスワードの入力を求められる
Macの管理者アカウントの名前とパスワードを入力
※ここで入力する情報はPCを開く際に浸かっている名前とパスワードとなります。
- 「アンインストールが完了しました。...」と表示されたら「終了」をクリック
8. 手順3. で開いたフォルダーが残っている場合はゴミ箱にドラッグ&ドロップして削除し、 Finderから「ゴミ箱を空にする」の順に選択し、ゴミ箱に移動した製品を削除
