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Participant
January 27, 2021
Answered

書き出し時にQT Gamma Compensation.cubeを選択すると動画が表示されなくなる

  • January 27, 2021
  • 1 reply
  • 11513 views

ガンマバグに対応するために「ディスプレイのカラーマネジメント」と書き出しのエフェクトタブ「Lumetri look/LUT」への「QT Gamma Compensation.cube」を行ったのですが、件名にある通り、出力モニター、出力後の動画どちらも動画が真っ黒になってしまいます。

最近PCをMac Book Pro M1に移行したのですが、移行後に上記の状態になってしまいました。
調べても情報が出て来ず、前のPCでは正常に書き出せたのですが、何が原因なのでしょうか?
お手数をおかけしますが、ご教授いただけませんでしょうか。

This topic has been closed for replies.
Correct answer Mukaida

米国のコミュニティーで、ユーザーが作成したM1 Mac用のファイルがダウンロードできるようになっています。
https://community.adobe.com/t5/premiere-pro/quot-why-does-my-footage-look-darker-in-premiere-quot-color-q-amp-a/td-p/4788414?profile.language=en&page=8

1 reply

Ckun
Community Expert
Community Expert
January 27, 2021

Mac環境のガンマ・色域について出力時のLUTで修正というのは個人的には少々モヤっとするのですが(仮にこの手の方法を使うならば編集作業中のみ調整レイヤーで逆補正かけて見る方が信号のロスが少ないわけで……)、それはさておき単純にLUTに不具合が起きている可能性もあるように思います。

 

あいにく私はM1 Macを持っていないので、M1環境でのPremiere Proの動作については全くわからないのですが、例えばレンダラーをソフトウェア処理にしていただくといかがでしょうか(カラーマネージメントが利かなくなるかもしれませんが……)

 

また、お使いのPremiere Proのバージョン(通常のリリース版か、M1ネイティブ対応のベータ版かなど)はどちらをお使いでしょうか。

Participant
January 27, 2021

コメントをありがとうございます。

出力時のLUTでの修正についてのご意見はごもっともだと思います。
(この質問の解決よりも、その方法への移行を優先した方が良さそうだと感じました。)

LUTの不具合については、正常に動いていた時から何もいじっていません。
また、レンダラーをソフトウェア処理にした場合は書き出し時のLUTは正常なのですが、仰る通りカラーマネジメントが利かなくなりました。

Premiere Proのバージョンは14.8で通常のリリース版です。

Ckun
Community Expert
Community Expert
January 27, 2021

LUTの件については、Mukaidaさんのご返信の通りM1でエラーが出ない3D LUTを作ってくださった方がいるようなので、解決できますね。

 

元々の「ガンマバグ」に関しては、バグと言っていいものなのかも少々疑問にも思うわけですが、なぜその変換が必要なのかという点を十分にご理解いただいてましたら、出力時にLUTをあてることで問題が解決しているのでしたら無理に方法を変える必要はないとは思います。

 

以下は完全に余談ですが、ざっくり書いてみます。

 

通常のHD映像(Rec.709)のカメラ側のガンマは、やや複雑なものの(立ち上がりが1で一定以上は0.45)0.5に近似されますので、ディスプレイ側のガンマを2.0とするとトータルガンマが1.0になります。

※ちなみに一昔前のテレビでは、カメラガンマ0.45、モニターガンマ2.2で、トータルガンマが約1.0と言われていました。もっとも、実際のブラウン管テレビのガンマ値は2.2より高かったともいわれていますので、実際にはトータルガンマ1.1~1.2位で見ていたのかもしれません。

 

しかしながら、実際にはトータルガンマは1.0が最良かと言えばそうではなく、ちょっと暗部が締まっていた方が見栄えが良く、視聴環境の周囲の明るさにもよって最適とされるトータルガンマは異なります。

 

一般家庭や事務所くらいの明るさ(普通にテレビを見るような環境ですね)ではトータルガンマ1.1くらい、暗い編集スタジオでは1.2くらいの、少し中間調が下がったいわゆる「締まった映像」の方が好ましいといわれています。

明るい場所で見るテレビと暗い場所で見るテレビでは見え方が変わるので当然のことではありますが、意外と見落としがちなポイントです。

 

ここで、よく出てくる「Rec.709の映像を扱うBT.1886ではガンマ2.4」という部分なのですが、カメラガンマ0.5、モニターガンマ2.4はトータルガンマ1.2、すなわちこれは暗い編集スタジオ向けの規格です。

明るい視聴環境でしたら、モニターガンマ2.2としてトータルガンマ1.1が適しているということになります。

 

といったことを踏まえますと、カラーグレーディングを行うような暗いスタジオではなく、明るい環境で編集作業をしているならば、BT.1886に沿ったガンマ2.4で表示させると少しトータルガンマが高すぎで、sRGBのガンマ2.2で表示させて大丈夫、ということにもなります。

 

多くのパソコン視聴環境はsRGBのガンマ2.2だと思いますので(実際には相当ばらついていると思いますが)、Rec.709ガンマ2.4で色調整したものをYouTubeに公開してガンマ2.2で見られたら意図通りに伝わらない、というニュアンスのことも言われたりしますが、暗いスタジオでBT1886に沿ったガンマ2.4で色調整したものを、視聴者の方が明るい環境でガンマ2.2で視聴することは、じつは大した問題ではないとも言えますね。

 

ざっくりしすぎた書き方なので、本職のカラリストの方が読まれたら怒られてしまうかもしれませんが、概ねこのようなイメージでとらえていただいて差し支えないように思います。

 

日本国内の映像制作では、このガンマの問題が些細なことと思われるくらいの大問題「なぜか(SDサイマル放送の互換などが主要因だと思いますが)色温度D93がHD映像でもテレビ放送の標準」というのがあるので、色のことだけに色々と頭の痛いことはありますね……。