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Participant
June 24, 2018
Question

裁ち落としの機能について

  • June 24, 2018
  • 3 replies
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今年、大学に入ってからイラレを学び始めた初心者です。

裁ち落としとは何か、は知っています。

ただ、イラストラータ内で裁ち落としを設定した時と、設定しなかった時(0mm)の、印刷後の違いが気になります。

また、提出ファイル形式にサイズはb1、外側トリムマークを必ずつけること、となっていますが、

これは一体どんな意味なのかよくわかりません。

研究室の助手さんにも聞いてみましたが、確実な答えをもらえなかったのです。

これは、

①b1サイズの新規ファイルを作り、b1サイズのトリムマークを作成。(トリムマークはアートボード外にある)

②b1サイズより大きくファイルを作り、b1サイズのトリムマークを作成。(トリムマークはアートボード内にある)

③b1サイズのファイルを作り、裁ち落としを設定したらトリムマークは作らなくても良い。

のうち、何を意味するのでしょうか。

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3 replies

monokano
Community Expert
Community Expert
June 25, 2018

Illustratorのトンボ(トリムマーク)には、すこし込み入った事情があります。

バージョンでの違い

  • CS3(v.13)までは裁ち落としの設定自体がなく、②で作るしかありませんでした。
  • CS4(v.14)でアートボードの仕様が根本的に変更され、裁ち落としの設定が追加されました。akatsuki_pocketさんが書かれた通り「アートボードサイズ=仕上がりサイズ」とし、罫線トンボを置かない③の方法が可能となりました。これは、Illustratorの仕様をPDFの仕様に近づけたものといえます。

ファイル形式での違い

印刷業界はかなり保守的なので、古い方法からなかなか抜け出せない性質があります。古い方法の典型例が、IllustratorファイルをEPS形式で保存することです。

CS4以降で③にしても、EPS形式(.eps)で保存すると、他のアプリに配置した際にアートボードサイズや裁ち落としが反映されません。反映するにはIllustrator形式(.ai)やPDF形式での保存が必要となります。

つまり、EPS形式では、CS4以降も②で作るしかないということです。

上記二つの込み入った事情のため、どの作り方がよいのかは一概にいえません。

CS4以降で望ましいのは、「アートボードサイズ=仕上がりサイズ」とし、Illustrator形式で保存することです。

しかし、EPS形式での運用はまだ根強く行われています。また、CS4で仕様変更されたのを知らないまま②の方法を続けている人も多いでしょう。そこで折衷的な落とし所として、

  1. 裁ち落としはゼロにする。
  2. メニューバー[オブジェクト > トリムマークを作成]を選択し、罫線トンボを置く。
  3. 罫線トンボ全体を選択し、メニューバー[オブジェクト > アートボード > 選択オブジェクトに合わせる]を選択し、アートボードサイズを罫線トンボ全体とぴったりに合わせる。

このような作り方にすることもあります。

onstagejy さんのご質問にある『外側トリムマークを必ずつけること』という条件から察すると、この作り方がやはり落とし所かもしれません。

Yamonov
Legend
June 25, 2018
イラストラータ内で裁ち落としを設定した時と、設定しなかった時(0mm)の、印刷後の違い

アートボードサイズと断ち落としサイズの情報が正しく設定されなかった場合、akatsuki_poketさんが書いているようにプリント時やPDF書き出し時に、裁ち落としサイズ=アートボードサイズとなり正しいトンボオブジェクトが付加されません。ダブルトンボではなく、一本線のトンボになり、PDF書き出し等では断ち落とし部分も無くなります。

これらはいわゆる「電子トンボ」情報ですから、後工程で電子的な処理をするには必須です。電子トンボは、あとからこの情報を使って目に見えるトンボを描くこともできる柔軟性のある情報です。

①b1サイズの新規ファイルを作り、b1サイズのトリムマークを作成。(トリムマークはアートボード外にある)

②b1サイズより大きくファイルを作り、b1サイズのトリムマークを作成。(トリムマークはアートボード内にある)

③b1サイズのファイルを作り、裁ち落としを設定したらトリムマークは作らなくても良い。

①、③は、アートボードサイズ=実サイズですから、実質同じことを指しています。

入稿方法と入稿先の規定によりますが、多くの印刷物ではこの方法が現在の推奨です。断ち落としサイズ、仕上がりサイズ(アートボードサイズ)が電子的に正しく指定されていれば後でいかようにも処理できるので、問題ありません。

②は今でも行われますし、場合によっては必要な方法ですが、レガシーな方法と言えます。

この方法での注意点ですが、電子的なトンボ(アートボードサイズ+断ち落としサイズ情報)と実際の書きトンボに違いがあるのですから、後工程では処理方法に差がでますので、作業がやりやすく確実に行われるように、トンボを含めたオブジェクト全体を天地左右中央に配置しなければなりません。この際トンボ外にファイル情報や色玉等のオブジェクトを置くとセンターがズレますから注意してください。

--Yamonov
akatsuki_obana
Community Expert
Community Expert
June 24, 2018

Illustrator でトリムマーク(トンボ)を付ける方法は2種類あります。

●「オブジェクト」メニュー→「トリムマークを作成」

仕上がりサイズ(トンボを付けたいサイズ)のオブジェクトを作成し、そのオブジェクトに対して「オブジェクト」メニュー→「トリムマークを作成」を実行すると、トンボを付けることができます。

この場合、トリムマークを作成を実行するオブジェクトの「線」は「なし」にしてください。「線」が設定されているを線幅を

含んだサイズでトンボが作成され、正しい仕上がりサイズになりません。

また、Illustrator のドキュメントサイズは、仕上がりサイズよりも大きいサイズで作成して下さい。原則として、アートボードの外側にあるオブジェクトはプリントアウトされず、他のアプリケーションに配置する際も認識されません。

●「アートボードサイズ」=「仕上がりサイズ」

「アートボードのサイズ」を「仕上がりサイズ」に設定し、トンボ類はプリント時やPDF書き出し時に設定する方法です。

「アートボード」のサイズを仕上がりサイズにするには、ドキュメント作成時に「新規ドキュメント」ダイアログで「サイズ」

を仕上がりサイズに設定します。

ドキュメントを作成後、もしくは既存ドキュメントのアートボードサイズを変更するには、「アートボード」ツールを使用

することで再編集することもできます。

この方法では「トリムマークを作成」は使用せず、プリントアウトする際やPDF を作成する際に、各ダイアログの「トンボ

と裁ち落とし」でトンボを設定して書き出しを行います。

●どちらの方法を使用するか

印刷用データを作成する場合、現在では「アートボードサイズ」=「仕上がりサイズ」に設定する方法が推奨されています。ま

た、PDF入稿を行う場合にはこの方法が必須になります。

ただし、印刷会社からの指示があった場合や小組み(ページ内広告や図版など)を作成する場合には「トリムマークを作成」を使用することもあります。