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andout17232618
Participant
January 14, 2026
Question

プログレッシブからインターレースへの変換タイミング

  • January 14, 2026
  • 1 reply
  • 157 views

60Pで撮影した素材をPremiereで編集して、CMや番組を制作しています。放送局への搬入素材は59.94iです。編集のどの段階でPからiへ変換するのが良いのでしょうか。お教えください。よろしくお願いいたします。

1 reply

Ckun
Community Expert
Community Expert
January 14, 2026

「どの状況でもベストな方法」は無いので、状況に合わせて対応することになると思います。

 

番組ですと、私の場合は本編編集時から59.94iで編集することがほとんどで、その場合59.94pの素材はプログレッシブのまま読み込んでいます。(今はポスプロ勤務から離れたので、番組は短いものを月3~4本しか担当していませんが……。)。

 

理由は、

  • ロケの59.94p素材のほか、スタジオ収録などインターレースの収録素材がある。
  • 編集時に(HD-SDI接続した外部モニターで)インターレースのフリッカーなど含めて放送時と同じ状態で確認できる。
  • 編集点のフレームを偶数に合わせるといった気遣いが必要ない。

 

といったところです。

 

制作会社さんによっては、すべての素材を同一のコーデックにトランスコードする運用をしているところもあり、そういったところとお仕事をする際には59.94pの素材を59.94iのMXFに変換してから編集しておりました。

そのメリットとしては、

  • 素材の形式を統一することで、素材のコーデックやファイル形式に起因する予期せぬトラブルを防げる

 

といったことがあると思います。半面、せっかく59.94pで収録しているのに、ブローアップやスローが少し汚くなるといったデメリットがあります。

 

素材がすべてプログレッシブ素材の場合は、ワンソースマルチユースの考え方で59.94pで編集した方が、Web公開などの際にi/p変換が不要だったり、23.98pや25p・50iなどへの変換、4Kアップコンが59.94iよりは有利といったメリットは考えられるかと思います。

 

しかしながら、最終的に59.94iに変換して搬入後、何かしらの理由で再編集(一部カット差し替え)やテロップ追加となったときに、59.94pでの編集時にタイムコードが奇数の編集点があるとインターレースでは編集しにくい(基本的にはフレーム単位でしか切れないので、1フィールド絵残りするなど)ので、編集点を偶数にそろえるといった気配りが必要になる可能性が出てきます。

 

ちなみに、CMの場合は(私の周囲だけかもしれませんが)59.94pや59.94iの質感が結構嫌われるので、私の経験では29.97pや23.976fpsで作業することがほとんどです(ProRes原版もしくはMXF書き出し時に、2:2プルダウン or  2:3プルダウン)。唯一例外はロールテロップを流す場合でして、その場合はロールだけあとから59.94iで追加しています。

(CMでロールを流すこと自体ほとんど無いのですが、背景がプログレッシブでロールだけインターレースだと、テレビによってはi/p変換時の誤認識で引っかかりが出ることがあるので、何かと気は使います。)

 

というわけで、個々の状況次第で適切なp/i変換のタイミングは変わるのではないかな、と、思います。

andout17232618
Participant
January 16, 2026

Ckun様

ご丁寧に色々お教えいただきありがとうございます。

当方、4K60p撮影素材をHD29.97pシーケンスにそのまま入れて、素材のサイズ変更などを行いながら、最終でHD59.94iで書き出すという進め方をよくします。しかし、素材によってはモアレが出るなど満足な結果が出ません。(HD-SDI接続した外部モニターでもPCモニターでもモアレが出ます。)

私の進め方ではダメなのでしょうか。

勉強不足で申し訳ございません。

再度、似た感じの質問になりますが、ご指導お願いいたします。

Ckun
Community Expert
Community Expert
January 16, 2026

具体的な状況のご返信、ありがとうございました。

 

問題は「4K UHD 59.94p から HD 1080iへのダウンコンバート品質」ということのようですね。

 

結論から申しますと、Premiere Pro側で取れる対応策は少ないです。また、進め方の誤りということも無いと思います。

 

私自身、「HD59.94i仕上げの作品でも、4K59.94pで撮っておけばキレイだしトリミングで劣化しにくい。」という説明をすることは多々あり、世の中的にもそういう考えが主流だと思うのですが、本当は高品質のHD59.94iカメラで丁寧も撮った映像の方が、HDインターレースの環境では無難できれいに見えるのが実情だと思います(4K→HD変換を、カメラのCCUや放送品質のハードウェアでコンバートする場合は別です)。

 

「リサイズのアルゴリズムとローパスフィルターの特性とインターレースに適したディテール信号」がポイントになると思うのですが、とても奥深く、説明も難しいものです。

技術的な理屈は、編集の専門家よりも、スタジオVEさんのようにカメコンの調整を仕事にしている方の方がお詳しい内容かと思います。

 

モアレ(空間折り返し歪み)一つとっても、元の4K素材で既にその傾向が出ているのかという点や、静止しているシーンで出ているのか、動き・ズーム操作のあるシーンで出ているのか、また、インターレースがらみのものかそうではないのか、モニター側のi/p変換の動き検出まわりの挙動なのか(業務用モニターでしたらi/p変換をラインダブラーに変更して確認できます)といったような、いろいろなタイプのものが考えられるかと思います。

 

Premiere Proは、リサイズのアルゴリズムを変更することができませんため、モアレの正確な原因次第ですが、細かい被写体との干渉によるモアレでしたら「4Kの状態でほんの少しぼかす」、インターレースとの干渉であれば「縦方向にほんの少しぼかす」、といった方法が考えられます。

ただ、期待するほどの効果がなかったり、映像が甘くなることの方が気になるかもしれません(少しシャープネスを足す手もあります)。

 

ある意味、高精細な映像との引き換えとも言えるかと思います。一視聴者としてキー局制作含めいろいろな地デジ番組を見ていると、この手の折り返し歪みはみなさんさほど気にしていないのかなと思っています。

 

もし、「明らかに激しくモアレが出たりしておかしい」「局での目視チェックで何か言われた」ということがございましたら、撮影機材や被写体、詳細な症状(権利的に問題が無ければ症状が出ている画像も)をお教えいただけましたら、わかる範囲で調べてみようと思います。