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Known Participant
March 5, 2018
解決済み

欧文フォントの競合について

  • March 5, 2018
  • 返信数 6.
  • 17905 ビュー

HelveticaやFranklin GothicやFuturaなどなど…OTF、TTF、T1など多数の形式が流通しているフォントの

全形式を同時にMacにインストールした場合、競合してどれかが使用できなくなってしまうのは、解決できないのでしょうか。

フォント管理ツールを使っても、切り換える手間があり、人によってTTFは使っちゃダメとか、OTFはデザインがずれるとか、T1は無効にするとMacが壊れるとか…

ネット上に散乱している情報をいくら見ても、何が正しいかわからないので、統一を取る方法もわかりません。

・なぜ競合するのか

・共存させることは不可能なのか

・淘汰するならどれが正解か

この三点において、みなさまの見地のもと、それぞれのフォント形式についての知識をご教授いただけませんでしょうか。

私個人の意見としては、淘汰するならT1フォントが歴史の順番として順当なのでは?と思いますが、Macを壊すわけにはいかないなあと二の足を踏んでおります。

Mac OS Yosemiteで、InDesignCC2017を使っています。

以前SierraでInDesign2015を使っていた際も同じような悩みがあったので

ずっとついてまわることかと思い質問しております。

    このトピックへの返信は締め切られました。
    解決に役立った回答 akatsuki_obana

    まず、Helveticaなどはシステム必須のTrueTypeフォント(dfont)とType1フォントで同じフォント名のため、競合が起きます。

    他にも同じフォント名で競合するものがあるかもしれませんが、一番の問題はシステム必須のフォントと競合するため、適切にアクティベーションしないとシステム自体が不調を来すことです。

    Mac OS X(10.5)でInDesignを使う際のHelvetica問題 - DTP Transit

    また、Type1についてはリソースフォークの問題で破損しやすい、Windowsでは使用できない、という問題があります。

    Macフォントのデータサイズが0KBになって破損してしまうトラブル | 三秀舎ブックラボ

    次に、欧文フォントの場合は同じフォント名であっても様々なベンダーからリリースされており、ベンダーによって字形も異なれば、カーニングも異なります。そのため「同じ系統だから」といって安易に置き換えれば「ズレ」が生じます。

    各社の Futura の違い : ここにも Futura

    以上を踏まえて、自分は…

    1.Type1フォントは原則使用しない

    2.欧文フォントはOpenTypeフォントに統一

    3.複数の作業者で共同作業する場合は、フォント環境を確実に合わせる

    という方針で、OpenTypeフォントを使用しています。

    新規にOpenTypeフォントを購入しなければならないのでそれなりに初期投資が必要になりますが、他の方と共同作業する場合も安定して運用できています。

    おそらく他の方からも多くの回答があると思うので、まずはこのあたりで…

    返信数 6

    Erk.Y作成者
    Known Participant
    March 7, 2018

    monokanoさま、monokanoさま、お返事いただきありがとうございます。

    特にTTFの解像度制限の話は大変興味深かったです。

    さまざま聞いてわかったのは、私の理想とする、T1、TTF、OTFの共存と完全互換は不可能っぽいなということです。

    ですがみなさまの経験を交えたためになるお話が聞けてまたひとつ賢くなりました。

    ありがとうございます。

    Erk.Y作成者
    Known Participant
    March 6, 2018

    解答いただいたみなさまありがとうございます。

    なるほど!と思うことも多くありましたが、

    新たに出てきた疑問があります…

    akatsuki_pocketさま

    いただいたURLのHelvetica問題の内容を見てもよくわからないのですが

    /Library/Application Support/Adobe/Fontsに

    T1のHelveticaを入れても認識しないことが多々あります。

    FontExplorerも併用していますが、思い通りにいきません。

    毎回、すべてのHelveticaをFontExplorerでオフにして、

    見つからないフォントをInDesignで表示させてから

    該当のフォントをオンにするという手間があります…

    2.欧文フォントはOpenTypeフォントに統一

    ということは、TTFしかないフォントは使用しないよう

    指示・管理をされているということですか?

    yusuke.sさま

    淘汰したいなと思ったのは、デザイナーの立場からです。

    共存できるというのは、例えば厚物の1000ページぐらいあるようなカタログを

    10社ぐらいで合同で作っていると、他の会社さんが作ったページを流用目的で開いたりします。

    同じHelveticaでもファイル名異なるのHelvetica(「Helv」「Helve」のように微妙に違う)や

    T1、TTF、OTFすべてのHelveticaがまざって使われていて(どうやって作ったんだ?)

    満足に開けない、表示できない状況にイライラしています。

    このレベルでの共存の方法が知りたいです。

    monokanoさま

    T1壊れる問題は、言ってた人の勘違いですね、ちょっと安心しました。

    Classic Macのいにしえの時代では、たしかにDTPでTrueTypeは禁忌扱いでした

    これがなぜなのか、どういう現象が当時は起こっていたのか知りたいです。

    silk-mさま

    SS入りの説明ありがとうございます。

    そう!このIllustratorのように、InDesignでも表示してほしいのです。

    できれば、Adobe/Fontsの中身をいじらなくても良い状態で…

    それはさすがに無理なのでしょうか。無理だとしたら、それは何が原因なのでしょうか。

    monokano
    Community Expert
    Community Expert
    March 6, 2018

    旧Mac OSにバンドルされていた日本語フォントは、すべてTrueTypeでした。これらのTrueType日本語フォントには、システムレベルで出力解像度を低く抑える制限がかけられていました。どうして出力解像度の制限があったのかというと、当時の日本のフォントベンダーが要望したからです。これについては下記の記事が詳しいでしょう。

    Mac OS漢字Talk 7.1とTrueTypeの登場─フォント千夜一夜物語(9)

    その出力解像度はDTPで印刷物を作るには低すぎたので、日本のDTP業界全体で「TrueTypeは使用禁止」という約束事になったわけです。解像度以外にも、文字組みが崩れる、外字が化ける等のトラブルの原因にもなりました。

    えでぃっとはうすのHOME PAGE/QUARK18-1

    欧文TrueTypeフォントに出力解像度制限はなかったのですが、やはり不測の事態を恐れ、当時はまとめて禁忌とする強い風潮がありました。

    今でもTrueTypeを不安視する声がありますが、それは昔の強い風潮を感覚的に引きずっているのでしょう。

    silk-m
    Community Expert
    Community Expert
    March 5, 2018

    InDesignはあまり使っていませんので間違っていたらごめんなさいですが、競合していると使えなくなるのはInDesignの仕様だと思います。OSのTTフォントとダブりOSより警告の出るフォント(主にType1フォントですが)はここにいれて使っています。

    InDesignの場合Type1フォントとダブるTTフォントはメニューに出てきません。

    Phtoshopの場合はTTとType1が混じっていますが、表示はされます。

    Illustratorの場合はTTとType1は完全に分かれ使いやすくなっています。

    またType1を無効にするとMacが壊れるは完全に間違っています。そもそもがOSをクリーンインストールしても、Adobe CCをインストールしてもType1フォントがデフォルトでインストールされることはありません。

    -- silk-m

    --Susumu Iwasaki
    monokano
    Community Expert
    Community Expert
    March 5, 2018

    T1は無効にするとMacが壊れる

    ありえません。そもそも、Classic Macのいにしえの時代から、Type1がシステムフォントになったことはありません。

    システムフォントを無理矢理に無効にすればシステム起動もできなくなるかもしれませんが、Type1を無効にしてシステムに影響することはありません。

    ですから(akatsuki_pocketさんが挙げたType1の問題もあわせて考えると)淘汰されて消えていくべきは、何よりまずType1でなければなりません。

    人によってTTFは使っちゃダメとか

    Classic Macのいにしえの時代では、たしかにDTPでTrueTypeは禁忌扱いでした。しかし現代では、そんな禁忌は旧弊でしかありません。今どきのTrueTypeは(フォントフォーマットはOpenTypeなので)正常なフォントならトラブルの原因になる要素はありません。

    ただし、ダイナフォントのTrueTypeは、PDFへのフォント埋め込みは保証外であり、実際にトラブルになります。

    Q:TrueTypeフォントは、PDFの埋め込みに対応していますか?

    TrueTypeフォント版のダイナフォントを使用してPDF変換すると文字化けする場合があります|DTPサポート情報

    また、個人が自作配布しているフォントの中には、品質が低くトラブルになりそうなものもあります。その点はTrueTypeだけでなく、OpenTypeでも同様です。事故を防ぐには、TrueType云々というよりも、フォントベンダーの検証を経たもの、使用実績があるものを使うのが無難でしょう。

    yusuke.s
    Inspiring
    March 5, 2018

    確かにおっしゃる通り煩わしいですが、これを淘汰して楽をしようと思ったことはありません。フォントは欧文にかぎらず、小塚、ヒラギノ、游明朝体等々、和文フォントもバージョンによって組版結果が変わることがあり得るからです。

    nicoriさんがどのようなスタンスで仕事をされているかわかりませんが、印刷会社の組版オペレーターのいち個人としての私見です。

    OSが「フォント名(正確にはPostScript名)」でフォントを判断するので、同じ名前ならば競合します。これは仕方のないことです。同じ名前のファイルが同じフォルダ内に存在できないと思っていただければ。

    共存が可能か、というのは、どのレベルの共存なのでしょう。T1フォント、OTF、TTF、TTC、同じような名前の形式違いを全部アクティブにして日常業務をこなすことが可能か、という意味でしょうか。

    それってフォントを選ぶ時に大変だと思いません?僕は「使いたい時に使いたいフォントをアクティブにする」が一番効率がいいと思ってます。

    淘汰するならどれが正解か、はnicoriさんの状況次第ではないでしょうか。このデータを使ってくださいと言える立場であればある程度自由は効くと思いますが、(例えば自分のような立場からすると)このデータを使ってくださいと言われる立場であれば合わせるほかありません。データの川下とでもいいますか、このような立場ですと「淘汰する」なんてもってのほかで、入稿されたデータをデータ通り出力しなければなりません。

    確実に言えることは、仕事が動いている間にT1だったりOTFだったり、途中で変えたりしなければあとは自由ではないでしょうか。この仕事はOTFを使ったから最後までOTF、こっちはTTCだから最後までTTC、というふうに、仕事毎にフォントを正しく管理するのが本筋だと僕は考えます。淘汰したい=使わないフォントは排除したいのであれば仕事の切れ目ですればいいし、どれを残すのが最適解か、であればとりあえずOTF、それも例えばモリサワパスポートなどで提供されるものであればまず問題ないでしょう。

    フォント管理という意味で、僕はそれ以上に(形式だけでなく)しっかりとバージョンまで管理できないといけないと考えています。これは例ですが、Adobe Garamond Proの1.007と2.0以上のフォントで、スモールキャプス等の挙動が変わります。

    2.0以上のバージョンは、スモールキャプスが適用されますが、それ未満のバージョンでは適用されません(言語設定を日本語から米語などの言語に切り替えれば、2.0未満のフォントでもスモールキャプスが反映されます)。

    どのフォントを使うかは自由だと思いますが、形式だけでなくバージョンまで含めて、「仕事ごと」に管理するのが前提。フォントの競合は確かに煩わしいけれども、データを受け取る立場からすると避けては通れない。したがって淘汰はできない。

    というのが僕の意見です。

    Yusuke S.
    akatsuki_obana
    Community Expert
    Community Expert
    March 5, 2018

    まず、Helveticaなどはシステム必須のTrueTypeフォント(dfont)とType1フォントで同じフォント名のため、競合が起きます。

    他にも同じフォント名で競合するものがあるかもしれませんが、一番の問題はシステム必須のフォントと競合するため、適切にアクティベーションしないとシステム自体が不調を来すことです。

    Mac OS X(10.5)でInDesignを使う際のHelvetica問題 - DTP Transit

    また、Type1についてはリソースフォークの問題で破損しやすい、Windowsでは使用できない、という問題があります。

    Macフォントのデータサイズが0KBになって破損してしまうトラブル | 三秀舎ブックラボ

    次に、欧文フォントの場合は同じフォント名であっても様々なベンダーからリリースされており、ベンダーによって字形も異なれば、カーニングも異なります。そのため「同じ系統だから」といって安易に置き換えれば「ズレ」が生じます。

    各社の Futura の違い : ここにも Futura

    以上を踏まえて、自分は…

    1.Type1フォントは原則使用しない

    2.欧文フォントはOpenTypeフォントに統一

    3.複数の作業者で共同作業する場合は、フォント環境を確実に合わせる

    という方針で、OpenTypeフォントを使用しています。

    新規にOpenTypeフォントを購入しなければならないのでそれなりに初期投資が必要になりますが、他の方と共同作業する場合も安定して運用できています。

    おそらく他の方からも多くの回答があると思うので、まずはこのあたりで…