InDesign 2026:オーバープリントプレビュー/分版プレビュー「色分解」でペーストボード上のCMYKオブジェクトが暗く表示される
InDesign 2026で、オーバープリントプレビューまたは分版プレビューの「色分解」を有効にすると、ページ外のペーストボード上にあるCMYKオブジェクトの表示色が暗くなる問題が発生しています。
同じドキュメントをInDesign 2025で開いた場合、この問題は発生しません。
また、InDesign 2026の複数のバージョンで同じ症状を確認しています。
21.4.1.4
21.5.1
環境
Adobe InDesign 2026
確認したバージョン:21.4.1.4、21.5.1
Mac mini M4 Pro
macOS Tahoe 26.6.2(25G83)
モニター:EIZO ColorEdge CX240
接続:USB-C → DisplayPort
現象
CMYKで作成した文字や図形を、ページ内からペーストボードにまたがるように配置しています。
通常の表示状態では、ページ内・ペーストボードともに正常な色で表示されます。
しかし、印刷シミュレーション系の表示を有効にすると、ページ外のペーストボード部分だけ表示がおかしくなります。
オーバープリントプレビューをONにした場合
表示 > オーバープリントプレビュー
ページ内のCMYKオブジェクト → 正常
ペーストボード上の同じCMYKオブジェクト → 暗い赤茶色のように変化
ペーストボード上の配置画像 → 表示されなくなる場合がある
同じCMYKオブジェクトであっても、ページ境界をまたぐと、ページ外の部分だけ色が暗く表示されます。
オブジェクトのCMYK値自体は同じです。
分版プレビューでの確認
ウィンドウ > 出力 > 分版プレビュー
でも確認しました。
表示:オフ
ページ内 → 正常
ペーストボード → 正常
表示:色分解
ページ内 → 正常
ペーストボード → CMYKオブジェクトが暗く表示される
オーバープリントプレビューON時と同じ症状
つまり、分版プレビューの「色分解」でも、オーバープリントプレビューONと同じ表示異常が発生します。
確認結果のまとめ
表示状態 ページ内 ペーストボード
通常表示 正常 正常
分版プレビュー:オフ 正常 正常
オーバープリントプレビュー 正常 CMYKが暗くなる/画像表示異常
分版プレビュー:色分解 正常 CMYKが暗くなる/同じ症状
InDesign 2025との比較
同じドキュメントをInDesign 2025で確認したところ、オーバープリントプレビューをONにしても、ページ内・ペーストボードともに正常に表示されます。
一方、InDesign 2026では、
21.4.1.4
21.5.1
の両方で同じ問題が発生しました。
そのため、InDesign 2026で発生した表示上の回帰(regression)またはレンダリングの問題ではないかと考えています。
再現手順
新規ドキュメントを作成
CMYKの塗りを設定した文字または図形を作成
オブジェクトをページ内からペーストボードにまたがるように配置
以下のいずれかを有効にする
表示 > オーバープリントプレビュー
ウィンドウ > 出力 > 分版プレビュー > 表示:色分解
ページ内とペーストボード上でオブジェクトの表示色が異なることを確認
期待する結果
オーバープリントプレビューや分版プレビュー「色分解」を有効にした場合でも、同じCMYKオブジェクトはページ内とペーストボード上で一貫して正しく表示されることを期待しています。
少なくとも、InDesign 2025と同じ動作になることを期待しています。
同様の現象が他の環境でも再現するか、またInDesign 2026でペーストボードの印刷シミュレーション表示に仕様変更があったのか確認したいです。
スクリーンショットを添付します。



