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AfterEffectsでモーションブラーをかけるために、
速度要素としてDCCツールでVelosityをOpenEXR形式でレンダリング致しました。
AfterEffectsにそのデータを読み込み、
エフェクトの【EXtractoR】を使用してVelosityを表示させたところ、
DCCツール上でレンダリングした画像と比べ色味がだいぶ異なり、
正しい方向にモーションブラーがかけられない状態です。
試しにTgaやTiff等、他の形式でレンダリングしたものをAfterEffectsに読み込んでみたら
DCCツール上のレンダリング結果と同じ色味に表示され、
正しい方向にモーションブラーがかかりました。
現在のAfterEffectsのプロジェクト設定は以下の通りです。
色深度:16bitチャンネル
作業用スペース:sRGB IEC61966-2.1
「作業用スペースをリニア化」にチェック
ちなみに「作業用スペースをリニア化」のチェックを外すと
【EXtractoR】を適用したとたんに画像が暗くなってしまうので
「作業用スペースをリニア化」にはいつもチェックが入っている状態です。
対処方法が分からず投稿させて頂きました。
どうぞ宜しくお願い致します。
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RE:Vision社のプラグイン「ReelSmart Motion Blur (RSMB)」を利用しているでしょうか?
下記リンクの記事が参考になりそうです。
3dsMax+VRay+AfterEffectsでのリニアワークフロー設定 | CGBeginner たてはま
3DCGに After Effects でモーションブラーを加える方法 - Qiita
RSMBを利用していない場合は、ウォーターマークは表示されますが期限なく体験版を使用できます。
また、3Dソフトを使用する場合は、ReelSmart Motion Blur Pro版の利用をお勧めします。
なお、モーションベクターは2次元のためB(Z方向)チャンネルは使用しません。
<追記>
モーションベクターは、EXR形式でなくても良いです。
間違っているかもしれませんが、モーションベクターの色深度が浮動小数点数(OprnEXR 32bit)で書き出されているとガンマ値の調整が必要かもしれません。
下記リンク参考記事:
【プラグイン】After EffectsでUVテクスチャーマッピング - Adobe Support Community - 10242878
<追記 2>
モーションベクターをEXR形式で書き出している場合は、上記リンクにある設定 「HDRコンパンダー」でガンマ値を設定してください。
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<追記>
色深度は32bitで作業してください。
上記リンクのUVマッピングも同様ですが、16bitは32bitに比べて映像の品質が悪くなります。
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早速の返信ありがとうございます。
モーションブラーにはRE:Vision社のプラグイン【RSMB Pro Vectors】を使用致しました。
今回はDCCツールから様々な要素を一気にレンダリングしたかったので
OpenEXRを使用しておりました。
上記リンクの記事を参考にさせて頂き、
オブジェクトの動きと同じ方向にモーションブラーをかける事が出来ました。
グレー背景に加算で合成しなくてはならなかったのですね。
今回は【HDRコンパンダー】を使用しなくても大丈夫でした。
色々と教えてくださり本当に助かりました。
ありがとうございます!
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ブラーの方向は合ったようですが、もし、モーションベクターを背景と合成されたのであれば間違った使い方をされているかもしれません。
RE:Vision社のチュートリアルでは、アルファチャンネルで背景は切り抜いた状態で使用するように解説されています。
How is alpha used in your motion vectors? | RE:Vision Effects Help
下記リンクにexrファイルを使用したサンプルプロジェクトがあります。(exrは各パスに分離されているのでEXtractoRは使用されていません)
Exporting 3d renders out of C4D for our plugins : Part 1 - Motion Vectors and UV Maps | RE:Vision Ef...
下記リンクのビデオが比較的分かり易いと思います。
RSMB Vectors from C4D to AE | RE:Vision Effects Help
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背景との合成の件、教えてくださりありがとうございます!
はい、確かに私も別コンポでVelocityレイヤーを平面グレーレイヤーの上に加算で重ねた後、
背景と合成してみたらブラーがオブジェクトの形に切り取られていておかしくなっていたので、
アルファチャンネルで切り取った状態で使用しておりました。
正しい方法だったみたいで良かったです。
疑問としては、結局Velosityレイヤーをグレー平面に加算で重ねても、
DCCツール上のレンダリングビューで見た画像、
そしてTiffやTgaでレンダリングした画像とはやっぱり色味が異なっていた点です。
正しい方向にモーションブラーがかけられていたので解決はしていると思うのですが。
そもそも【EXtractoR】を適用したとたんに画像が暗くなってしまうので、
「作業用スペースをリニア化」にチェックを入れているのですが、
もしかしてそれが原因だったりするのでしょうか。
暗くなってしまう現象は正しい現象でしょうか?
あと、ReelSmart Motion Blur Proを推奨されておりましたので、
【RSMB Pro Vectors】ではなく【RSMB Pro】エフェクトも試してみたいと思います。
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After EffectsのカラープロファイルはsRGBで設定されていますが、exrファイルにもsRGBのプロファイルが設定されているでしょうか?
先の回答にあるリンクのサンプルファイルおよび、下記リンクのサンプルファイルのプロジェクト設定やexrファイルの設定を比べてみてはどうでしょう。
OpenEXR plug-ins for After Effects
モーションパスのexrファイルが分離されていれば、フッテージの設定で「RGB保持」に設定しておけば、プロファイルが変わって輝度が変化してもR・Gチャンネルの値は変化しないのでブラーは正常に適用できます。
また、EXtractoRのマニュアルの33ページに暗くなる原因について説明されています。
ProEXR/ProEXR_Manual.pdf
RSMB Proについては、製品がPro版と通常版の2種類があるのでPro版をお勧めした訳で、エフェクトはRSMB Pro Vectors で大丈夫です。
3Dソフトは、同時に複数の形式で書き出しできると思うので、改善しない場合は書き出し方法を検討されてはどうでしょう。
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【EXtractoR】で暗くなってしまう原因、
教えてくださりありがとうございます。
リニアワークフローについては色々な記事を拝見して勉強中なのですが、
なかなか理解が難しく、今回はそれが原因だったのですね。
私は3dsMaxとV-Rayを使用しており、
こちらの設定と同じ環境になっておりました。
https://design-program.com/3dcg/v-ray_linear-workflow
また、OpenEXRのサンプルデータも教えてくださりありがとうございます。
Photoshopも使用する事があるので大変参考になりました。
OpenEXRのデータを扱う際にはこのデータをテンプレートにしたいと思います。
今日色々レンダリングをして試してみました。
結果、以下のようになりましたのでご報告致します。
◆AfterEffectsのプロジェクト設定
色深度:32bitチャンネル
作業用スペース:sRGB IEC61966-2.1
「作業用スペースをリニア化」にチェック
※上記テンプレートを使用しました。
A)OpenEXRのエレメントとしてVelocityをレンダリングし、
【EXtractoR】でVelocityを表示させたレイヤーを
グレー50%平面に「加算」ではなく「スクリーン」で重ねる。
※背景はalphaでマスクしておく。
B)VelocityをTiffでレンダリングし、
フッテージの設定で「RGB保持」にチェックを入れる。
チェックを入れないと暗い状態です。
C )Velocityをエレメントとしてではなく個別にOpenEXRでレンダリングする。
※フッテージの設定で「RGB保持」にチェックを入れても入れなくても
画像は変わりませんでした。
上記、A)B)C)は全て同じ画像になり、
正しい方向にブラーがかかりました。
色々と教えてくださり大変勉強になりました。
ありがとうございます。