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Cleaner Toolとトラブルシュート(macOS)

アドビスタッフ ,
Dec 08, 2020 Dec 08, 2020

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1.概要

 Adobe Creative Cloud Cleaner Tool(アドビ・クリエイティブクラウド・クリーナーツール、以下Cleaner Tool)は、トラブルシュートの様々な場面でお使いいただくツールです。

 『Creative Cloud Cleaner Tool が必要になる状況とその使い方 | 上級者向けの手順』

 https://helpx.adobe.com/jp/creative-cloud/kb/cc-cleaner-tool-installation-problems.html

 上記Webページで説明されていますが、この中からトラブルシュートで使う機会の多いものを抽出し、さらに補足してご案内させていただきます。

 

2.Cleaner Toolの機能と用途

 Cleaner Toolの機能は、大きく分けて3つあります。

  1. アプリケーションのインストール情報を削除する
  2. ファイルなどの同期に関わるプログラムを削除する
  3. ホストファイルからトラブルのもとになる情報を削除する

 1.については、アプリケーション側の問題かを確認するために一旦削除したり、ご利用が終了したアプリケーションを削除する場合に使用します。

 アンインストーラーとCleaner Toolは混同されやすいですが、Cleaner Toolが削除するのは「インストール情報」で、プログラムデータなどの一部はそのまま残ります。

 アプリケーションを完全に削除したい場合にはCleaner Toolを実行したあと、残ったデータを手動で削除する必要があります。

 2.については、ファイルやライブラリの同期に問題が起きた際、トラブルシュートの一環として行うものです。

 具体的には「CoreSync」や「CCLibrary」といったプログラムを削除します。

 そして3.については、端末内にある「ホストファイル」と呼ばれるものに問題があり、ライセンス認証などに問題が起きてしまった場合に、問題の原因となる情報を削除するものです。

 

3.Cleaner Toolの入手方法

  1. 『Creative Cloud Cleaner Tool が必要になる状況とその使い方 | 上級者向けの手順』へアクセスします。
  2. Webページ下部にある「Creative Cloud Cleaner Tool の使用方法」へ移動します。
  3. 「Choose your OS」で、「macOS」を選択します。
    20201209-01.png
  4. 直下に表示された操作手順1にある〔ダウンロード〕をクリックし、ダウンロードします。
    20201209-02.png
  5. うまくいかない場合は、下記のリンクからダウンロードします。
    https://swupmf.adobe.com/webfeed/CleanerTool/mac/AdobeCreativeCloudCleanerTool.dmg

 

4.Cleaner Toolを起動する

  1. ダウンロードできたファイル「AdobeCreativeCloudCleanerTool.dmg」をダブルクリックします。
    20201209-03.png
  2. 新しく開いたウィンドウの中にある、「Adobe Creative Cloud Cleaner Tool」をダブルクリックします。
    20201209-04.png
  3. 以下のメッセージが表示された場合は、〔開く〕をクリックします。
    20201209-05.png
  4. 以下のメッセージが表示された場合は、macOSの管理者パスワードを入力し、〔OK〕をクリックします。
    20201209-06.png
  5. 「使用許諾契約書」が表示されますので、〔同意する〕をクリックします。
    20201209-07.png
  6. 以下の画面が表示されれば、起動に関わる操作は完了です。
    20201209-08.png

 

5.アプリケーションのインストール情報や同期に関わるプログラムを削除する

  1. 以下の画面が表示されている状態で、削除したいアプリケーションをクリックし、続いて〔選択したファイルをクリーンアップ〕をクリックします。
    すべて削除したい場合は〔すべて消去〕をクリックします。
    20201209-13.png
  2. 以下のメッセージが表示されたら〔今すぐクリーンアップ〕または〔アンインストールを実行〕をクリックします。
    アンインストールがうまくいかない場合、アンインストールしたはずがツールで検出された場合は〔今すぐクリーンアップ〕です。
    ここでは〔今すぐクリーンアップ〕をクリックします。
    20201209-14.png
  3. 削除が環境しても、特にメッセージは表示されません。
    ツール上、あるいは「アプリケーション」から、目的のアプリケーションの名前が消えたか確認します。
    アプリケーションは1度の操作で1つしか削除できかねてしまうため、複数削除したい場合は以上の操作を繰り返します。

 

6.ホストファイルからトラブルのもとになる情報を削除する

 ホストファイル(Hostsファイル)は、IPアドレスとホスト名の対照表のようなものです。

 ここのアドビサーバー(特にライセンス認証サーバー)のホスト名が書き込まれている場合があり、そのために「ライセンス認証に失敗する」などのトラブルが起きてしまうことがあります。

 例)
  123.456.789.012  abc.def.adobe.com
  345.678.901.234  ghi.jkl.adobe.com
  567.890.123.456  mno.pqi.co.jp  ←「adobe.com」が含まれていないので影響なし

 そこでCleaner Toolを使って、ホストファイルからアドビサーバーのホスト名を除去します。

  1. ホストファイルの中身を確認します。
    1. Finder で、「移動」→「フォルダーへ移動」を選択します。
    2. 「/etc」と入力し、「移動」をクリックします。
    3. etcフォルダ内の「Hosts」とのみ記載のあるファイルを「テキストエディット」などで開きます。
      hostsファイルの中に「adobe.com」「adobe」といった記述がなければ、操作はここで終了です。
  2. hostsファイルを閉じてから、このファイルをデスクトップなどにコピーします。
  3. Cleaner Toolを起動します。
  4. 〔Fix Host File〕をクリックし、さらに〔選択したファイルをクリーンアップ〕をクリックします。
    20201209-19.png
  5. 以下のメッセージが表示されたら、〔今すぐクリーンアップ〕をクリックします。
    20201209-20.png
  6. 以下のメッセージが表示されれば完了です。
    20201209-21.png
    例えばアドビサーバーのホスト名が10個削除されれば、「10個のエントリが修正されました」と表示されます。
  7. 先ほどの例でいうと、ホストファイルの中身は以下のようになっています。
      123.456.789.012  ←「adobe.com」が含まれていたので削除された

      345.678.901.234  ←「adobe.com」が含まれていたので削除された

      567.890.123.456  mno.pqi.co.jp  ←「adobe.com」が含まれていないので変更なし

キーワード
Creative Cloud , インストール

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