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すみません、質問させてください。
先日、会社で白の文字がオーバープリントで消えてしまったという大きな事故を起こしてしまいました。【IllustlatorCS6使用、データはepsです。】
オーバープリントでなく抜き合わせで印刷したいです。
そこでネットでオーバープリントについて調べているのですが、とても混乱しています。
ネット上でよく「ブルーの上にマゼンタをオーバープリントしたら、重なったところがパープルになります。」という表記がありまして。
(透明度や乗算ではなく「オーバープリントを行うと」としっかり書いてあります。)
しかし、別のサイトでは「CMYK全て0%の「白色」とCMYが0%でKが100%の「黒色」がオーバープリント対象になります。
その二つが色網(1%〜99%)の上に乗る事をオーバープリントと言います。」とも書いてあります。
どっちが正しいのかわかりません…
マゼンタ100%や、緑(シアン55%+イエロー80%)や、シアン40%やどんな色でもオーバープリントの対象になるのでしょうか?
もう二度と事故を起こしたくないのでいろいろ調べて白と黒のオーバープリントをヌキに修整する方法は理解したつもりです。
「黒をリッチブラックにする、属性のオーバープリントチェックを外す、表示のオーバープリントビューで確認する、保存時のepsオプションでオーバープリント欄がアクティブな場合は保持を「破棄」に変更する」などです。
長くなってしまいましたが私の質問を簡潔にまとめますと
1.まず、白黒以外の赤や黄も青もオーバープリントの対象になるのか?
2.もし出来るのであれば、どうやったらその赤黄青をオーバープリントに設定出来るのか
3.赤黄青がオーバープリント仕様のデータで渡された場合、どうやって確認し、どうやってそれを抜き合わせに修整するのか。
です。小さな情報や1つだけでもいいので返信いただけたら嬉しいです。
よろしくお願い致します。
「CMYK全て0%の「白色」とCMYが0%でKが100%の「黒色」がオーバープリント対象になります。その二つが色網(1%〜99%)の上に乗る事をオーバープリントと言います。」
は全くの間違いです。
オーバープリントの設定はオブジェクトに対して行いますので「マゼンタ100%や、緑(シアン55%+イエロー80%)や、シアン40%やどんな色」でもオーバープリントの対象になります。ただし、その結果は各版(CMYKごと)に計算します。
以下、参考までに(拙文です)。
・オーバープリントとは?
オーバープリントとは「他の版に色を乗せる」製版指定です。印刷時に版ズレが起きても目立たないようにするために使用されます。
一見「乗算」と同じような指定方法ですが、オーバープリントは、同じ版同士が重なった場合は上のオブジェクトの設定だけが反映されます(上のオブジェクトの版が0%のときのみ、下のオブジェクトの指定が反映されます)。
・「黒」の自動オーバープリント
多くの印刷会社では、K100のベクターデータに対して自動的にオーバープリントを設定して出力しています。また、InDesign の[黒]のスウォッチは自動的にオーバープ
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「CMYK全て0%の「白色」とCMYが0%でKが100%の「黒色」がオーバープリント対象になります。その二つが色網(1%〜99%)の上に乗る事をオーバープリントと言います。」
は全くの間違いです。
オーバープリントの設定はオブジェクトに対して行いますので「マゼンタ100%や、緑(シアン55%+イエロー80%)や、シアン40%やどんな色」でもオーバープリントの対象になります。ただし、その結果は各版(CMYKごと)に計算します。
以下、参考までに(拙文です)。
・オーバープリントとは?
オーバープリントとは「他の版に色を乗せる」製版指定です。印刷時に版ズレが起きても目立たないようにするために使用されます。
一見「乗算」と同じような指定方法ですが、オーバープリントは、同じ版同士が重なった場合は上のオブジェクトの設定だけが反映されます(上のオブジェクトの版が0%のときのみ、下のオブジェクトの指定が反映されます)。
・「黒」の自動オーバープリント
多くの印刷会社では、K100のベクターデータに対して自動的にオーバープリントを設定して出力しています。また、InDesign の[黒]のスウォッチは自動的にオーバープリントになるように設定されています。
このため、データからカンプをプリントアウトした場合と実際の印刷で、結果が異なる場合があるので注意が必要です。自動オーバープリントを回避するには、K99またはC1K100のスウォッチを作成するか、下記の「掛け合わせの黒」を使用します。
・オーバープリントプレビュー
詳細に印刷結果をシミュレートしたい場合は、
「表示」メニュー→オーバープリントプレビューをONにしてオーバープリントの状態を確認
プリンタの設定を変更してプリントアウト
します。ただし、Illustrator の場合では印刷会社での自動オーバープリントを確認する方法がないので、製作時に気をつけて作業してください。
・「掛け合わせの黒」の勧め
オーバープリントにしたくないタイトル文字やオブジェクトに対してはK100ではなく、C50M40Y40K100といった「リッチブラック」を指定し、本文やキャプション、0.5mm 以下の細い罫線などに対してのみK100の指定を使用すると見栄えが良くなります。
スウォッチに用意されている「レジストレーション」はCMYKがすべて100%となり、TAC値(CMYKの合計%)が400%となって印刷トラブルの原因となりますので使用してはいけません。
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とても分かりやすい説明本当にありがとうございます。
やっと分かって、ほっとしました。m(__)m
感謝しています!
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オーバープリント属性があれば、どんな版でもオーバープリントにはなります。
白(ホワイト)に限った話ではありません。
これはオーバープリントプレビューで確認すればその結果は把握できます。
一番厄介なのは確かに「ホワイト」オブジェクトがオーバープリントになる場合です。
ホワイトそのものがもともと版には出ないもので、ノックアウト用オブジェクトになるので、
(それで指定した場所は実際には紙色になるわけで)
そこがオーバープリントというのはそもそも矛盾するとかそういう話でもあります。
できてしまいますが。
それがあるので、CC 2013では、出力時には破棄される機能も備わりました。
Illustrator CC:出力で白のオーバープリントを破棄 | Adobe Creative Station
あとは出力するRIP自体で自動で対処する方法、くらいになってはきますが、
そこは逆に、意図してオーバープリントを使っている場合にも問題があるので、
使うにしてもきちんとデータごとに判断などの処理が欠かせなくなってきます。
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とても分かりやすい説明、どうもありがとうございます。(^^)
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1.まず、白黒以外の赤や黄も青もオーバープリントの対象になるのか?
なります。
2.もし出来るのであれば、どうやったらその赤黄青をオーバープリントに設定出来るのか
属性のオーバープリントチェックを入れます。
表示のオーバープリントビューで確認できます。
3.赤黄青がオーバープリント仕様のデータで渡された場合、どうやって確認し、どうやってそれを抜き合わせに修整するのか。
そのオーバープリントが、
この区別は、データだけをいくら見ても判断できませんよね。あえてそうしているのに勝手に抜き合わせにしたら、かえって事故だと責められるかもしれません。これはデータ制作側と出力側との間のコミュニケーションの問題です。
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本当そうですね、コミュニケーションをはかり、事故の無いように致します。
とても分かりやすい説明どうもありがとうございました。
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akatsuki_pocket さん,asausse さんの書かれたとおりなのですけど…(下書きが…),
1.CMYKの場合,色に関係なくオーバープリントを設定できます。
2.「属性」パネルの「塗りにオーバープリント」(および「線にオーバープリント」)にチェックを入れればOKです。
3.「表示」の「オーバープリントプレビュー」を,ショートカットキーを使ってオン/オフさせると目視で気づける可能性が高いです。前述2のチェックを外せば「抜き」になります。(他にも色々ありますが,AcrobatPro等をお持ちなら,別名保存したPDFかAIをAcrobatで開き,「出力プレビュー」の「カラー警告」でハイライト表示させる方法でも確認できます。)
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画像が本当に、わかりやすかったです。
どうもありがとうございました。(^^)