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全く同じRGBの画像をカラーモードCMYKのイラレにリンクで配置した物と埋め込みで配置した物をそれぞれPDF-x1aで書き出し、Acrobat出力プレビューでCMYK値を測ると、同じ画像でも値が異なります。なぜなのでしょうか?
画像は埋め込まれた時点でCMYKカラースペースに変換されます。その際にプロファイルに応じたカラー変換が行われます。
一方リンク配置されたは造に対してはプロファイル込みで作業用カラースペースに変換した状態の表示になります。これには先にKatayanagiさんが指摘しているようなACEの設定が影響を与えます。で、PDFをCMYKに変換を行うX1aのような形式で書き出す際にもそういった諸々が影響を与えます。
一方、X4のようなRGBのままで画像を取り扱う形式では画像とプロファイルが添付され表示レンダリングに利用されます。AcrobatによるレンダリングもIllustratorが埋め込み時に行うプロファイル変換と概ね同様の結果となります。
どれが正解かって言うと設定によるって話になるんですけど、RGB指定した図形をドキュメント上に配置して一致するのはプロファイルのない状態の画像です。まあ、作業用のカラースペースが自動的に適用されるので当然なんですけど。
これらのプロファイルの適用される状況と各種補正が有効になる状態を把握する必要があるのでRGB画像をCMYKドキュメント上でコントロールするのは手間がか
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それは配置された画像にカラープロファイルが添付されていたからでしょう。
画像を埋め込んだ場合、画像に添付されたカラープロファイル情報は破棄されます。X1aの場合RGBは許容されませんからPDF変換時にCMYKに変換されます。この変換過程で埋め込まれた画像はIllustratorで設定されたRGBプロファイル(「一般用-日本2」に設定されている場合sRGB)で処理されますが、リンク画像はオリジナルの画像が持つICCプロファイルで処理されます。
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付け加えですが、配置をメニューからではなくデスクトップからドラッグ&ドロップで行った際、ICCプロファイルが破棄されるという困った仕様があ(ったような記憶があ)ります。
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ご返信ありがとうございます。
状況の説明が言葉足らずで申し訳ございません。
色が異なる状況の再現方法を詳しく説明いたします。
【Photoshop カラー設定】
■作業用スペース
RGB:AdobeRGB(1998)
CMYK:Japan Color 2001 Coated
グレー:Doto Gain 15%
スポット:Doto Gain 15%
■変換オプション
変換方式:Adobe(ACE)
マッチング方法:知覚的
☑︎黒点の補正を使用
☑︎ディザの使用(8-bit/チャンネル画像)
□シーン参照プロファイルの補正
【illustrator カラー設定】
■作業用スペース
RGB:AdobeRGB(1998)
CMYK:Japan Color 2001 Coated
■カラーマネジメントポリシー
RGB:埋め込まれたプロファイルを保持
CMYK:カラー値を保持(リンクされたプロファイルを無視)
■変換オプション
変換方式:Adobe(ACE)
マッチング方法:知覚的
☑︎黒点の補正を使用
【illustratorのPDFx-1a 保存時の出力設定】
■出力
カラー変換:出力先の設定に変換(カラー値を保持)
出力先:ドキュメントCMYK-Japan Color 2001 Coated
■PDF/X
出力インテントのプロファイル:ドキュメントCMYK-Japan Color 2001 Coated
□トラッピング済みとしてマーク
上記アプリケーションの設定で
①AdobeRGB(1998)のプロファイルが指定された画像をPhotoshopで開きCMYKに変換。
このCMYKの値を正解とします。(PDF-x1aの値と比較時の正解)
②illustratorで新規CMYKドキュメント作成。
③②の新規ドキュメントに①で使用した変換前のAdobeRGB(1998)のプロファイルが指定された画像を「ファイル」→「配置」でリンクで配置。
④③の配置画像をillustratorドキュメント上でコピーし「画像を埋め込み」。
(=カラー設定>作業用スペースのプロファイルに準じてCMYK変換されるとの認識)
(この時点でリンク画像と埋込画像では画面上でも色が少し異なる)
⑤illustratorからPDF-x1aに保存。
(③の画像もillustratorカラー設定>作業用スペースのプロファイルに準じてCMYK変換されるとの認識)
⑥⑤で作成したPDF-x1aにある、③と④の画像の数値と①で作成した正解のCMYK値を比較すると、
埋込画像と①は同じ値。リンク画像と①は異なる値となります。
想定では埋込画像もリンク画像も同じ値になると思っているのですがなぜ値が異なるのでしょうか?
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カラマネ方面は詳しくないですが,手順どおりにやると確かに値が異なりました。リンクRGBのプロファイル変換で相対的色域を維持している(アメリカンな変換設定が生きてる)感じですかねぇ。
(Win10/CC2022,2023)
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画像は埋め込まれた時点でCMYKカラースペースに変換されます。その際にプロファイルに応じたカラー変換が行われます。
一方リンク配置されたは造に対してはプロファイル込みで作業用カラースペースに変換した状態の表示になります。これには先にKatayanagiさんが指摘しているようなACEの設定が影響を与えます。で、PDFをCMYKに変換を行うX1aのような形式で書き出す際にもそういった諸々が影響を与えます。
一方、X4のようなRGBのままで画像を取り扱う形式では画像とプロファイルが添付され表示レンダリングに利用されます。AcrobatによるレンダリングもIllustratorが埋め込み時に行うプロファイル変換と概ね同様の結果となります。
どれが正解かって言うと設定によるって話になるんですけど、RGB指定した図形をドキュメント上に配置して一致するのはプロファイルのない状態の画像です。まあ、作業用のカラースペースが自動的に適用されるので当然なんですけど。
これらのプロファイルの適用される状況と各種補正が有効になる状態を把握する必要があるのでRGB画像をCMYKドキュメント上でコントロールするのは手間がかかります。
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ご回答ありがとうございます。
確かにおっしゃる通りIllustratorにリンク配置では画像のプロファイルは保持しつつIllustratorの作業カラースペースに変換され二重にプロファイルがかかったような状態なのかもしれないですね。
ノンプロファイルのRGB画像では埋込もリンクも同じ値になる為、Illustratorに配置するRGB画像はプロファイルの有無によってリンクと埋込では色がかわるとので注意しておきます。
最終的にCMYKのデータを作成する場合、PhotoshopでIllustratorの作業カラースペースと同じに設定しCMYKに変換しプロファイルは指定なしが無難ですね。
何度もご返信いただきましてありがとうございます。