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開く度に聞かれる「プロファイルの不一致」をどうにかしたい

Community Beginner ,
Jan 23, 2017 Jan 23, 2017

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はじめまして。


イラストレーターCC2017を使用しているのですが、海外からの画像データを張り込んだ際にかならず、


プロトコルの不一致のポップアップが出て、かなり困っています。

スクリーンショット 2017-01-23 17.26.11.png

ちなみに私のカラー設定は「プリプレス用日本2」です。

スクリーンショット 2017-01-23 17.26.31.png

この場合、張り込みの画像データをいじらなければいけないと思いますが、


どのように変更すれば、比較的オリジナルの色から遜色が少なく変換出来るのでしょうか?


特にこのデータの場合はWEB用のプロファイルが埋め込まれているので、

結構変わってしまうとは思うですが。。。

※「プロファイルの不一致」の開く時に確認のチェックをはずせば良いとは思いますが、


色を勝手に変更されたくないのです。


よろしくお願いいたします。


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Jan 23, 2017 Jan 23, 2017

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「プロファイルの不一致:開くときに確認」のチェックを外せば、アラートは表示されなくなります。

表示されている警告はCMYKに関するものであり、現在の設定ではCMYK値を保持して開くように設定されています。

画面での見た目もオリジナルと同じようにしたい場合は、アラートが表示された際に「埋め込みプロファイルを使用する」を選択してください。

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Jan 23, 2017 Jan 23, 2017

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はい。「プロファイルの不一致:開くときに確認」のチェックを外せば、アラートは表示されなくなるのは承知しております。

ですが、「埋め込みプロファイルを使用する」にして保存しても、また開く時に聞かれます。

(無限ループ状態になります。)


また、「埋め込みプロファイルを使用する」した場合、かなり色が変わってしますのではないでしょうか?

それでしたら、フォトショップでなるべく色が変わらないやり方で、保存し直すのが良いかと思ったのですが。。。

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Jan 23, 2017 Jan 23, 2017

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(結構変わってしまうというのはその通りですが、この「Web」はインターネットのそれではなく、輪転機です)

さて、対処方法ですが、画像の内容を見て、どういった処理が最適かを判断する必要があります。

この判断は、なかなかに難しいところです。

おつきあいされている印刷所や製版会社のオペレーターとも相談して、何らかの協力を仰ぐのが最善のように思います。

あくまでカラーアピアランス(色の見た目の再現)を重視するのか、分版された状態をなるべく維持することを優先して色の再現には目をつぶる(プロファイルを無視してJapanColorと見做す)のか、両立させるために専用の変換用プロファイル(デバイスリンクプロファイル)を作って事前に変換するなど踏み込んだ対処を行うのか……。

この話、なかなかに深いです。

ちょっと簡単に説明できないので、後ほど追記させていただきます。

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支持者 ,
Jan 23, 2017 Jan 23, 2017

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CMYK画像という前提でお話いたします。

海外からの画像データということで、U.S. Web Coated (SWOP) v2 であったり、FOGRA27であったり、その他、様々なプロファイルが指定されていることと思います。

これらはそれぞれ、特定の印刷条件に対して最適となるよう、カラー分解し、専用に加工された最終データであると考えて下さい。

たとえば、インキの総量(CMYKの%の合計)が一定値(たとえば300%)を超えないように調整されていたり、5%未満のアミなど再現の安定しない領域を最初から避けるように調整されていたり、黒い文字がK版のみで印刷されるよう処理してあったり、各チャンネルにアンシャープマスクが掛けられていたり、といった具合です。(単純にプロファイル変換すると、これらの処理が台無しになったり、変換の邪魔をしたりします)

また、そもそもインキの性質も紙の性質も印刷機の性質も異なるため、単色での発色からして異なりますし、刷り順、にじみ方、透明度、先に刷ったインキが後から刷ったインキに作用する度合いなど、重ねた際の発色の特性も、それぞれ特徴があります。それを踏まえ、CMYをどのような割合で混ぜていくのか、そこにKをどのように入れるのかというレシピもそれぞれ独自の工夫が凝らされています。

これをそのままJapan Color 2001 Coated、すなわち日本のフィルム製版による枚葉オフセット印刷でコート紙に刷った場合、前提とする印刷条件が異なるため、色が変わるのはもちろんのこと、最悪は印刷適性が無く印刷機を通して刷れなかったり、濃度が薄かったり、濃かったり、ねぼけていたり、強弱がきつかったり、仕上がり感も異なってきます。

そのため、何らかの加工を行い、実際の印刷条件(ここではJapan Color 2001 Coated)で同様の仕上がりが再現できるよう変換しなければならないのですが、これは不可能ではないものの、大変難しい処理となります。

ついては、元の画像の特徴を踏まえ、求められる品質と掛けられる時間や費用、技術を勘案し、実際にどう対処するのかを、誰かが責任をもって判断しなければなりません。

変換の仕方、確認方法などについては、Yamonovさんの回答を参照して下さい。

ちなみに私はどうしているかというと、問題なさそうなものはカラーアピアランス優先で「埋め込みプロファイルを使用する」で作業してPDF書き出し時にプロファイル変換(CMYK2CMYK)し最後にAcrobat Proでチェック、K版の保持など処理がややこしそうなものは「プロファイルを破棄」で色が変わることには目をつぶって妥協、判断の難しいものはPhotoshopでプロファイル変換してみて随時確認、気合いを入れて再現すべきものはデバイスリンクプロファイルを作って具合の良い変換結果が得られるまで試行錯誤、など、モノを見て、関係者と確認を取りながら判断していく感じです。

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Jan 23, 2017 Jan 23, 2017

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noellaboさんが詳しく説明してくれると思いますが、色は結構変わります。

いろいろな印刷条件が全く違う機械(文化)で印刷することを前提としたプロファイルですから。どれくらい変わるのか、許容できるのかは、Photoshop表示メニュー>校正設定>カスタムで、次の設定にして色の変化を見てください。

(もちろんPhotoshopで開く際には「作業用スペースの代わりに埋め込みプロファイルを使用」または「埋め込まれたプロファイルを保持」で開きます)

スクリーンショット 2017-01-23 20.12.11.png

赤が紫になるほど変わるわけではありません。

もし許容できない変化がある場合は、Photoshop編集メニュー>プロファイル変換を使い、直接プロファイル「Japan Color 2001 Coated」等いつも使っているものに変換します。

※このときLabに一旦変換する、などの操作は必要ありません。念のため。

問題になるのは、ここでCMYK値がガラッと変わってしまうことです。値を変えてでも色を保持するのが「プロファイル変換」です。全体に変わりますが、SWOPからなら特に墨版が変わります。

色よりもCMYK値の変化の方が許容できない場合も多くありますよね。墨版だけはイキで残したい、と言う場合、デバイスリンクプロファイル……という特殊なプロファイルを使用して墨のみ残して色を変える、という操作をします(当然、かなり色は変わりますし、色調整は余程の経験者しかできません)ただしこれは印刷会社がそれなりに協力してくれなければ無理ですし、プロファイル作成費用も出るでしょう。

というわけで、この場合

「勝手にCMYK値を変えてしまうこと」

「色はそれなりに変わってもいいからデータを生かすこと」

どちらかを決定権のある方が選択することになります。責任問題に発展しやすいので、慎重に決定してください。

--
Yamonov

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Jan 23, 2017 Jan 23, 2017

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みなさま。

色々と細かく教えて頂き、ありがとうございます!!!

いままで、印刷屋さんに丸投げしていたのですが、

今回かなりの量の海外データが来た+イラレを毎回開ける度にメッセージが出るので、

何か対処方はないかと思っていました。

やはり、印刷会社さんと相談しながらやっていったほうが良さそうですね。

ですが、日々の作業に毎回メッセージが出るのも大変なので、

イラレのカラー設定を以下のように、「埋め込まれたプロファイルを保持」にして

アラートが出ないようにしようかと思います。

RGBもsRGBにして。

こっちのほうが、ボタンを押し間違ったりする可能性もないので、

良いかと思うのですが、、、

大量の画像を貼り付けていると、アラートの量もすごいので。

皆様はどうされていますか?

ご意見も伺えれば幸いです。

よろしくお願いいたします。

スクリーンショット 2017-01-24 11.23.08.png

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Jan 24, 2017 Jan 24, 2017

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作業に差し支える頻度で警告が出ても対処しきれないので、この場合はオフにして運用せざるを得ないかと思います。

代わりに、ドキュメントのプロファイルと一致していないリンク画像を、それとわかるように管理する工夫しましょう。

たとえば、リンク画像を集めておくフォルダを用意し、そのフォルダをBridgeで表示すると、フィルターで画像のカラープロファイルを一覧し、絞り込むことができます。

スクリーンショット 2017-01-24 21.28.40.png

これ、一覧できるというだけでも有用ですが、絞り込みができるので、ファイル名にSWOP_などの印をつけたり(ファイル名をバッチで変更)、プロファイル別にフォルダを分けたりするなど、何らかの方法であらかじめ整理しておきましょう。自分でも管理しやすく、印刷会社のオペレーターへも伝えやすくなるのではないでしょうか。

今回の質問は、ucogogoさんにとって解決しなければならない目の前の問題であると同時に、印刷に関わる多くの関係者にとって、非常に有用な問いかけであったと思います。

外部から預かったデータを扱うことになれば誰にでも起こりえる問題であり、一度は真剣に考え、関係先と協力してワークフローを確立しておかないと適切に対処できないハズですが、これまであまり議論されてこなかったように思います。盲点ではなかったでしょうか?(皆さんはどのように対応しますか?)

印刷会社・製版工程にお任せで何も問題無く対応できるのであれば良いのですが、CMYKでデータを作成する場合は特に、デザインの段階で整合性をとっておかないと、印刷結果に想定外の影響を及ぼしてしまいます。透明、ドロップシャドウ、オーバープリントの処理、画像とベクトルデータの合わせ目(色違いの段差)など、デザイン段階で解決しなければいけない要素は多数あります。いかにデザイナーとオペレーターが協力して、相互理解の上に安定的なワークフローを構築できるかがカギとなります。

製版工程や印刷の現場を仕切っているオペレーターは、多くの知恵と経験を有し、日々こうした課題を解決しながら仕事をしていますが、いかんせんデータを作成している方々にフィードバックするルートを持ち合わせていません。ぜひ、今回のような課題を切っ掛けにして、コミュニケーションをとってみて下さい。

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Jan 23, 2017 Jan 23, 2017

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アラートが出ないようにしたいだけで、もし色が多少変わっても良ければ、プリプレス用日本2で不一致警告をオフ、で、埋め込みせずにリンクのみでやる……と思います。

と言うのは、以降の処理工程でどう転ぶか全く予想できないからです。ネイティブ入稿だとしても、製版以降でPDF書出しで処理するのか、InDesignに貼るかもしれない、その時に処理するマシンのカラー設定によって変わってしまいます。ちょっと怖いんですよね。

※お任せということなのでネイティブ+リンクファイルで入稿されているのだと思いますが、この入稿以降の話です。

SWOPで表示した時のカラーを生かしたい(CMYK値は無視)場合は、画像自体をアクションで再CMYK変換してプロファイルを合わせたのち、プロファイルを含めずに保存した画像をリンクで貼り込むと思います。

どちらにしても、印刷会社の現場をよく知る方、できれば仕切っているオペレータと相談して、最適なフローをイチから作られた方が安心です。入稿先でどうするか、という話ですので、処理しやすい(&ミスの発生しにくい)やり方を詰めておくと、刷り上がりまでドキドキしないで済むと思います。

--
Yamonov

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Jan 24, 2017 Jan 24, 2017

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Yamonovさま

なるほど!

「埋め込まれたプロファイルを保持」として、ネイティブ+リンクファイルで

入稿しても、多少色が変わってしまうものなのですね!?

とりあえず、上記のようにしておけば問題ないかと思っていました。。。

最終的な解決は印刷会社さんと相談して決めていこうと思います。

ありがとうございました。

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Jan 24, 2017 Jan 24, 2017

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そうなんです。ベストな方法は入稿先のワークフローによって変わるので、ここでは回答を出せません。

ぜひきっちり相談してください。

--
Yamonov

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Community Beginner ,
Jan 24, 2017 Jan 24, 2017

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最新

はい!


今回の入稿先の技術者の方と相談したいと思います。

なるほど、ブリッジでそんな事が確認出来るのですね!


MACを新しく変えて、再設定した際に思った疑問で、


(多分前回は普通に「プロファイルを保持」+「開く時に確認しない」に


していたので、すっかり忘れていたのですが)

改めてネットで調べた結果、みなさんご推奨?の

「デフォルトのプリプレス用日本2」にしたところ、


エラーメッセージの頻度に悩まされる事になりました。

大きな会社さんだと、システム部がアプリの設定まで全て統一してあって、

そのまま何も知らずに使い続けているデザイナーさんも多そうですね。

私も大変勉強になりました。

ありがとうございました!

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