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Illustrator 2021(v25.x)のリリースに関わり、現在いくつかのバグが確認されています。
それぞれの問題につきまして、現時点で実践いただける回避策をご紹介しましますのでご参考くださいませ。
せっかくアップデートいただいたところに、ご不便をおかけしており大変申し訳ございません。現在エンジニアチームを中心にバグの修復に努めておりますので、アップデートがあり次第、本ページの内容も更新してまいります。
【8/4追記】
8/4にリリースされた25.4.1ver で、多くの問題が解消されています。以下、症状別に修正の進捗を記載してますのでご確認ください。
2021/08/04 25.4.1修正情報追記
2021/07/07 問題⑥回避策追記
2021/07/01 25.3.1情報更新
2021/05/20 報告された問題の追記
2021/02/15 25.2アップデートによる修正追記
【バージョンを戻してお使いいただく際の留意点】
バージョンを0.1など少しでも戻してお使いいただく際は、設定をバックアップしてご利用ください。
バージョンを戻した場合、設定やプリセットが初期化される恐れがあります。以下の「Settings」とMacの場合は「Adobe Illustrator 25」フォルダをコピーし、バージョンを下げたあとに元の階層へ入れてください。
※以下のパスには、オペレーティングシステムの初期設定では非表示のフォルダーが含まれています。
表示させる方法については、以下の文書を参照してください。
【一般設定、アクション、新規ドキュメント情報、ワークスペース、文字組み等】
Windows |
C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Adobe\Adobe Illustrator <バージョン> Settings |
Mac |
Macintosh HD/ユーザ/<ユーザ名>/ライブラリ/Preferences/Adobe Illustrator <バージョン> Settings |
【ユーザー定義スウォッチや禁則処理設定等】
Mac |
Macintosh HD/ユーザ/<ユーザ名>/ライブラリ/ApplicationSupport/Adobe/Adobe Illustrator<バージョン> |
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【問題①】
ズームイン(Ctrl + + )のショートカットが動作しない
【対処】
画面上部メニューより「編集>キーボードショートカット」を呼び出し、メニューコマンドの「ズームイン」ショートカットを、ご自身の利用したいショートカットに変更ください。
(例)Shift+Ctrl+; 等
※テンキーの「+」であればズームインのショートカットは利用可能です
上記回避策ではなく、以前と同様のコマンドにてご利用されたい場合は、アップデート前の「25.0.1」にバージョンを下げてご利用ください。
以前のバージョンの Creative Cloud アプリケーションのインストール
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【問題②】
不透明マスク設定後、マスクの形状変更をしてもマスクが編集されない
【対処】
本件は25.2アップデートにより修正されました。
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【問題③】
AppleScriptのdo javascriptコマンドが25.1アップデート後から動作しない
【対処】
本件は25.2アップデートにより修正されました。
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【問題④】
データ編集時やグレースケールなど画像配置時にCPUプレビューに切り替わってしまう。
※GPUパフォーマンスを利用しない為、パフォーマンスダウンにもつながる場合があります。
【対処】
v25よりこの現象が出ておりますが、v25.1バージョン以降でより頻発する傾向があります。
アップデート前の「25.0.1」にバージョンを下げてご利用ください。
その際に、こちらのバージョンではクラウドドキュメントの問題が確認されております。バージョンを下げてご利用いただく場合は、ローカル保存にてデータを管理してください。
以前のバージョンの Creative Cloud アプリケーションのインストール
また、それでも問題が続く場合には、v24.3へ下げることも有効ですが、このバージョンでは文字パネルでのQ数指定にエラーが出ております。このバージョンを利用される場合は、Q数指定には「プロパティパネル」を利用して回避してください。
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【問題⑤】<Macのみ>
macOS 11.3以降から一部書体利用時にPDF保存、またはPDF互換ファイルの設定をしたAIデータを保存できない
【対処】
本件はIllustrator 25.3.1バージョンにて修正されました。
また、macOS 11.5以降にアップデートいただくことでも問題を解消することができます。
ただし他の問題によりそのバージョンが使えない場合、以下いずれかの回避策をご検討ください。
・テキストのアウトライン化
・別フォントの利用
・OSを11.2以前に戻す
※AIデータが保存出来ない場合
・環境設定よりバックグラウンド保存のチェックを外す
・保存時にPDF互換ファイルを作成からチェックを外す
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【問題⑥】<Macのみ>
25.3.1アップデート後から起動時や操作時などにIIIustratorGc.jsxのアラートが表示される
【対処】
この問題は、古いバージョンのLogitechオプションアプリまたはLogitechWebカメラがコンピューターにインストールされている場合に発生します。→Logitechオプションアプリを 最新バージョンに更新してください。
もしこのプラグインを利用されていない場合は、該当箇所を削除することで回避できることも確認されています。下記jsxフォルダ内から「IIIustratorGc.jsx」を削除ください
/Library/Application Support/Adobe/CEP/extensions/LogiOptionsAdobe/jsx
※ただし、削除した場合関連するエクステンションが利用不可となります。
また、以下スクリプトによる警告表示抑制をすることで、表示自体を防ぐことができます。
これにより、警告ダイアログが表示されることなく、スクリプトが実行されます。
いずれの対処も難しい場合は、以下の方法で、Illustrator25.2.3へバージョンを下げてご利用ください。
※バージョンを下げる際は、念の為設定をバックアップください。
以前のバージョンの Creative Cloud アプリケーションのインストール
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【問題⑦】<Macのみ>
25.3.1アップデート後からクリッピングパスを利用したデータを配置してもクリップされない
【対処】
本件はIllustrator 25.4.1バージョンにて修正されました。
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【問題⑧】
25.3.1アップデート後からパターンを複数種コピー&ペーストすると、1種類のパターンしかペーストされない
【対処】
本件はIllustrator 25.4.1バージョンにて修正されました。
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【問題⑨】
25.3.1アップデート後からテキストでスペースを入れた位置に「 . 」が付いてしまう
【対処】
本件はIllustrator 25.4.1バージョンにて修正されました。
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【問題⑩】
25.3.1アップデート後に前のバージョンで作成した一部テキストが、オーバーセットテキストになる
【対処】
本件はIllustrator 25.4.1バージョンにて修正されました。