11/16 文書公開
概要
この文書では、Illustratorのカラー設定が「Adobe Illustrator 5.5をエミュレート」になってしまい
変更しても「Adobe Illustrator 5.5をエミュレート」に戻ってしまうトラブルについて対処方法を紹介しております。
※当問題は調査中です。続報が入り次第当文書を更新いたします。
確認されている現象
- Illustrator上の画像をPhotoshopで開くとカラー設定が「Adobe Illustrator 5.5をエミュレート」に変わる
- 作業をしていたら突然Illustratorのカラー設定が「Adobe Illustrator 5.5をエミュレート」に変わる
- 起動すると設定していないのにIllustratorのカラー設定が「Adobe Illustrator 5.5をエミュレート」になっている
※(MacOSのみ)新規ファイルを作成するとカラー設定が「Adobe Illustrator 5.5をエミュレート」になる件は当文書の内容とは別の問題となり、調査中です。
お手数ですが、都度カラー設定を変更してご利用いただくようお願いいたします。
対処方法
対処1:カラー設定ファイルを削除する
- 起動中のAdobeのアプリケーションをすべて終了します。
- 以下の手順で「ACEConfigCache2.lst」ファイルを削除します。
Windows
①隠しフォルダを表示させます。手順:隠しファイルおよび隠しフォルダーを表示する方法(Windows 10/8.1/8/7/Vista/XP)
②以下のフォルダを開きます。
C:\ユーザー\<ユーザー名>\AppData\Adobe\Color
③中にある「ACEConfigCache2.lst」ファイルを削除します。
MacOS
①以下手順を実施して、ユーザーライブラリフォルダを開きます。
非表示のユーザーライブラリフォルダーにアクセスする方法(Mac OS X 10.7 以降)
②出てきたウィンドウの中にあるフォルダを、Preferences⇒Adobe⇒Colorと開いていきます。
③中にある「ACEConfigCache2.lst」ファイルを削除します。 - Illustratorの環境設定ファイルを削除します。
おかしいなと思ったら(Windows 版 Illustrator CC)
おかしいなと思ったら(Mac OS 版 Illustrator CC) - 必要に応じて、Bridgeでカラー設定を同期し直します。
- Illustratorを起動し動作確認を行い、「Adobe Illustrator 5.5をエミュレート」にならないかご確認をお願致します。
こちらの作業で改善ない場合は、対処2または対処3をお試しください。
対処2:CC2019をアンインストールし、CC2018をインストールし直す
※Illustrator CC2018などの以前のバージョンがインストールされている場合は、対処3をご参照ください。
- Photoshop・Illustrator・InDesign・Bridgeの4製品をアンインストールします。
※この時、環境設定は「削除」をお願い致します。 - PCを再起動します。
- 各製品の「CC2018」をインストールし直します。
- CC2018上で動作確認を行い、「Adobe Illustrator 5.5をエミュレート」にならないかご確認をお願致します。
対処3:CC2018とCC2019をアンインストールし、CC2018をインストールし直して利用する
- Photoshop・Illustrator・InDesign・Bridgeの4製品の、「CC2018」と「CC2019」をアンインストールします。
※この時、環境設定は「削除」をお願い致します。 - PCを再起動します。
- 各製品の「CC2018」をインストールし直します。
- CC2018上で動作確認を行い、「Adobe Illustrator 5.5をエミュレート」にならないかご確認をお願致します。
当件について、続報が入り次第当フォーラムへ追記いたします。