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環境
OS10.13
Illustrator2019、inDesign2019
カラー設定はどちらもAdobeRGB・JapanColor2001Coated
DICカラーについて質問です。
DIC138の色合いがアプリケーションやサイトでばらつきがあり戸惑っています。
inDesign..C98
Illustrator..C87.2 M6.2 Y15.7
DICカラーガイド情報検索..C98Y11
カラーガイドのチップ..恐らくC98
この場合、カラーチップを信じればよいのでしょうか。
お客様は恐らくチップが無いのでDICグラフィックスのサイトで色合いを確認されています。
なぜ公式サイトとチップでもCMYKパーセンテージが異なるのでしょうか。
inDesignで制作しているのですが、お客様へ仕上がりカラーで提出しなければなりません。
「こんな明るい色?」と怪訝な顔をされそうです。
解決策をご教授くださいませ。
4056244さん;
ご質問は2点、でしょうか。
色成分値が異なるのは、Illustartorの特色設定がプロセスCMYKベースの特色になっていないからです。
おそらく、スウォッチの表示がこの様になっていませんか?
青と赤のグラデーションのようなアイコンはLabベースの特色です。
スウォッチのパネルメニューから「特色...」を選んでいただき、
ダイアログを表示させ、下の「プロセスブックのCMYK値を使用」をオンにしてください。
そうするとスウォッチパネルのアイコンもCMYKベースになり、色成分値もC98になります。
ただこのあたりの運用は、InDesign、Illustrator、Photoshop、そしてAcrobat(PDF)のカラーマネジメントとも関係してくるので、実際には印刷会社と相談しながらご確認していただいたほうがトラブルになりにくいと思います。
さて2点目の「何を信じればいいか」ですが、当然カラーチップです。このあたりは詳しい方に追記していただき
...>実はDIC指定のページとCMYKのページがあり
単に近似で特色/プロセスどちらか一方でなく、両方並べて比較されるような厳しい条件ということならかなり話が変わってきます。
正当な解決方法:
・顧客にチップを購入して頂き、WEBでのセレクトを止めてもらう(必須)
・できるだけ同じ版のチップを購入して、番号で伝えてもらう。
・手元のチップに近いCMYKカラーを自分でチャート等から選択して使用する
・毎回変わるようならできませんが、何回か続くようなら本機色校正をとって近似を確認する
別の1案(緩い):
・顧客がWEBセレクトしていることを大前提とする(チップを一切見ていない&同じ担当者が同じPCで見ている条件)
・モニタで見えているカラーと近い色を、自分で実物のチップをたぐって見つける
・そのチップの、公開されているCMYK近似値をベースに見た目で色を調整してCMYK値とする
特色のCMYK値等は、「CMYKでは表現できない色の多い、1色で刷る、CMYKのインキ皮膜厚さと全然違う厚みで刷られる特色」のあくまでも近似値であって、コート以外の紙に刷ったり、見る人の感覚で相当変わります。PC内で数値だけで同じに
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4056244さん;
ご質問は2点、でしょうか。
色成分値が異なるのは、Illustartorの特色設定がプロセスCMYKベースの特色になっていないからです。
おそらく、スウォッチの表示がこの様になっていませんか?
青と赤のグラデーションのようなアイコンはLabベースの特色です。
スウォッチのパネルメニューから「特色...」を選んでいただき、
ダイアログを表示させ、下の「プロセスブックのCMYK値を使用」をオンにしてください。
そうするとスウォッチパネルのアイコンもCMYKベースになり、色成分値もC98になります。
ただこのあたりの運用は、InDesign、Illustrator、Photoshop、そしてAcrobat(PDF)のカラーマネジメントとも関係してくるので、実際には印刷会社と相談しながらご確認していただいたほうがトラブルになりにくいと思います。
さて2点目の「何を信じればいいか」ですが、当然カラーチップです。このあたりは詳しい方に追記していただきたいですが、DICのウェブサイトだのInDesignだの、画面上での色味はあくまでイメージですからそもそも信用するに足らないと思います。カラーチップを信じずに他の何を信じればよいのか、カラーチップの存在性が揺らいでしまいます。
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ありがとうございます、とてもわかりやすいです。
PhotoshopもIllustratorと同じ数値でしたので、こちらも「プロセスブックのCMYK値を使用」がないか探しましたが
見当たりません。Lab値から変更するにはどうすればよいでしょうか。
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PhotoshopはそもそもLabベースなのでそういう設定はなかったと記憶しています。
こちらが参考になるかもしれません(ちょっと古い情報ですが)。
https://dtp-bbs.com/dtptubobbs/archives/6344aipsdiccmyk_20090518183600.html#gsc.tab=0
そもそも、Photoshopでスポットカラーチャンネルを作成し、そのまま出力されますか?
InDesignなどに張り込んでから出力されますか?
別のアプリケーションに張り込んでから出力しているのであれば、そもそも考える必要がないと思います。
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『末尾に「s」って付いてるのはAdobe』とは見たことがあるのですが
『末尾に「s」って付いてるのはLab』は存じませんでした。つまりsは付いていないほうがよいのですね。
Photoshopでは使用しているCMYKをDICに変換したいときに
1.PhotoshopのカラーピッカーでCMYKの数値を入力
2.カラーライブラリで近似色のDICナンバーを選択 をしていました。
画像関係なく単に手間少なく特色指定可能のためです。
今後、上記の方法よりIllustratorで特色指定してからチップで確認したほうがスマートでトラブルになりにくいですね。
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最終が特色版出力でそのインキで刷るのであり、色の確認を絶対とするなら、チップを付けたうえで場合によっては校正刷りまで必要なものではないでしょうか。
もしそのDICを特色として印刷しないのであれば、逆にDICで指定すること自体を避けるべき話ではないかと思います。
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色調評価用光源+CMYKチャート+19版のチップで確認しましたが、DIC 138の公式の近似値C98/Y11(JP2001)は妥当かと思います。少なくともC純色ではありません。
ただ、チップ実物はもっと明るくきれいな青です。
※Adobe RGBが見られる環境でこの画像は見てください。通常のモニタだと再現できません
※サーバでプロファイルが剥がされるようで、だめでした。直リンクなら表示可能です
左:CMYK値(JP2001C) 中:Lab値 右:チップのカラーを標準光源下で
http://yamo.xsrv.jp/FILES/AdobeRGB.jpg
チップはコート紙ですから、上質・中質等で相当変わりますが、yusuke.sさんの言うように特色は別の塗料ですから、特色刷りをするのであれば、CMYK値と絡めない運用の方が安全ではないでしょうか。
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比較画像を用意してくださりありがとうございます。
おっしゃる通り、DIC138のカラーチップにはvivid greenish blueと書かれているので、
IllustratorのプロセスブックのCMYK値を使用したDICのC98%とは印象が違います。
実はDIC指定のページとCMYKのページがあり、なるべく同じ色に揃えて欲しいとオーダーがあるのです。
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>実はDIC指定のページとCMYKのページがあり
単に近似で特色/プロセスどちらか一方でなく、両方並べて比較されるような厳しい条件ということならかなり話が変わってきます。
正当な解決方法:
・顧客にチップを購入して頂き、WEBでのセレクトを止めてもらう(必須)
・できるだけ同じ版のチップを購入して、番号で伝えてもらう。
・手元のチップに近いCMYKカラーを自分でチャート等から選択して使用する
・毎回変わるようならできませんが、何回か続くようなら本機色校正をとって近似を確認する
別の1案(緩い):
・顧客がWEBセレクトしていることを大前提とする(チップを一切見ていない&同じ担当者が同じPCで見ている条件)
・モニタで見えているカラーと近い色を、自分で実物のチップをたぐって見つける
・そのチップの、公開されているCMYK近似値をベースに見た目で色を調整してCMYK値とする
特色のCMYK値等は、「CMYKでは表現できない色の多い、1色で刷る、CMYKのインキ皮膜厚さと全然違う厚みで刷られる特色」のあくまでも近似値であって、コート以外の紙に刷ったり、見る人の感覚で相当変わります。PC内で数値だけで同じに合わせることはできません。
Adobeのチャート内のデータも、版で相当色が変わるDICチップのいつのか分からない版を誰かが測ったもので、Ps/Ai等で違うようにアテにはできません。
なんにせよ、Y11%程度の違いが問題になるような厳しい条件であれば本機校正は必須かと思います。
もっとカンタンにしたい…とお考えかもしれません。ですが最後にご提示されたような、厳しい条件なのであればこの手順は必要でしょう。