タイムラインの再生ヘッドの挙動について

[紗月5EE4]

WindowsでのPremiereProの挙動について質問いたします。

タイムラインの再生ヘッドなのですが、プレビューを開始すると全く動かない

あるいは動いてもカクカクで突然10数秒後に飛んでしまう現象が起きます。

マウスでクリックをしても選択も出来ないことも多く、キーボード操作でしか

プレビューを止められないこともあります。

プログラムモニターでは一切カクつく事もなく快適にプレビュー再生されています。

CPUやメモリ不足かとタスクマネージャーを確認しましたがどれも100％超えることもありません。

スペックは下記の2台のPCで同様の現象が起きます。

ノートPC：Ryzen 9 7940HS　メモリ32GB　RTX4070　

デスクトップ：Ryzen5 4500 メモリ16GB RX6700XT

もう一つM2Pro、メモリ16GBのMacminiも所有しており

こちらではプレビュー時に正常にタイムラインも動作しております。

ならMacでやれば良いのではと言うのはごもっともですが

Windowsでも編集するときがあり、非常に難儀しております。

2台の性能が違うPCで同様のことが起きているという事は仕様なのでしょうか？

メディアキャッシュクリアなどは試しましたが効果はありませんでした。

またタイムライン上にFHDの動画を一つ挿入しただけで、

一切の無編集の軽い状態でも起こりました。

またバージョンは最新の23.6や23.2等複数試しましたが変化はありませんでした。

もし改善する方法などありましたらご教授頂ければ幸いです。

[紗月5EE4]

申し訳ございません、大切な情報が抜けておりました。

プレビューですが等速再生では多少カクツキがあるものの

タイムライン上での再生ヘッドはキチンと動きます。

2倍速以上でのプレビューを行うと先ほど記述した状態になります。

また1点、X（旧Twitter）の情報で「モニター解像度を下げたら改善された」という情報がありました。

現在5Kのウルトラワイドモニターを利用しておりましたが、こちらの画面解像度をFHDに変更したところ

2倍速プレビューでも固まることがなくなりました。

ただ5K解像度利用時でもCPUやメモリなどの利用率はさほど高くなく

スペック不足というわけではないように思えます。

Windows版はFHD以上のモニターを利用すると動作が不安定になるのでしょうか？

追加の情報があり申し訳ございません。

[紗月5EE4]

>プレビューですが等速再生では多少カクツキがあるものの

>タイムライン上での再生ヘッドはキチンと動きます。

>2倍速以上でのプレビューを行うと先ほど記述した状態になります。

度々申し訳ございません。

こちら再度確認したら等速でのプレビューでもやはり固まったり

飛び飛びになりました、錯綜してしまいすみませんでした。

[Ckun]

追加の情報を拝読いたしました。

>Windows版はFHD以上のモニターを利用すると動作が不安定になるのでしょうか？

私はUHD（3840×2160）のモニターを使用していますが、特に問題なく動作しております。（GTX1080、i9 10980XE、RAM64GB、Windows 10 Pro 22H2の環境です）。

5Kのモニターの使用経験はないので、情報をお持ちの方から返信がつくことを期待します。

>ただ5K解像度利用時でもCPUやメモリなどの利用率はさほど高くなく

>スペック不足というわけではないように思えます。

「タスクマネージャーでの使用率が低い」=「スペック不足ではない」とは言い切れず、とくにコマ落ちしている場合には相対的に一定時間あたりに処理しているコマ数が少ないので、CPUなどの使用率は低めにとどまることは十分にあり得ます。

しかしながら、今回の現象は「スペック不足」の一言で片付けられないようには思っております。

いくつか試す価値がありそうな方法はございますが、もしH.264やH.265のFHD素材をお使いでしたら、それらを「ProRes 422 LT」に変換してからPremiere Proに読み込んでいただき、症状が出るか否かをご確認いただくことで、原因の切り分けができるかと思います。

ちなみに、お使いの素材がH.264やH.265ですと、ハードウェアデコーダーの性能にも依存してくると思います（ソースモニターでは問題がないとのことですので、それだけが原因である可能性は低いと思いますが、可能性の一つとして挙げてみました）。

そのほか意外な落とし穴としては、素材を保存しているディスクの速度が安定していないということも、可能性としてはあり得ると思います。こちらも「ソースモニターでは問題がない」ということからしますと可能性は低いと思うのですが、もし外付けのドライブをお使いの場合には、可能でしたらパソコン内蔵の高速なSSDに素材をコピーしてお試しいただくことで、原因の切り分けができると思います。

[Ckun]

>2台の性能が違うPCで同様のことが起きているという事は仕様なのでしょうか？

タイムラインの再生がまともにできないと編集ソフトとしては全く使い物にならないわけでして、少なくとも「Premiere Pro Windows版の仕様」ということはないと思います。

私はAMDのCPUについては明るくないのですが、少なくとも私はIntel Core i7 3770, i7 7700K, i9 10980XEと３世代ほどWindows環境でPremiere Proを使用していますが、きちんと仕事に支障なく使用してまいりました。

とは申しましても、

>またタイムライン上にFHDの動画を一つ挿入しただけで、

>一切の無編集の軽い状態でも起こりました。

この点はさすがに少々正常ではないように思います。シーケンスの設定も、FHD（1920×1080、29.97fpsなど）でしょうか。

もし、シーケンス設定も無理のない設定（4Kや8Kといった大きなサイズではなく、ごく普通のFHDの設定）にもかかわらず挙動がおかしい場合は、下記リンク先をご参照いただきつつ環境設定のリセット、新規ユーザーでの起動などをお試しいただいたり、オーディオハードウェアの設定状況を確認していただいたり（デフォルト入力は入力なし、出力はパソコン内蔵スピーカー・ヘッドホン端子に設定）、サードパーティのプラグイン類をお使いでしたらそれらを無効にしていただくことなどをお試しいただくといかがでしょうか。

環境設定をリセット 

おかしいなと思ったら（Windows 版 Premiere Pro CC） 

[UY320]

自分もRyzenを使用し4Kモニター×2、2Kモニター×2で運用をしています。

カクツキについては以下の状況だと発生をしますので参考になればと。

(素材の保存場所はM.2ドライブ)

・H.264orH.264をプロキシを作成せずに使用(H.265はS-Log 10bit)

・同様の高圧縮素材の4K素材及び同等のシーケンスにて再生解像度をフルにしている。

Ckunさんも記載されていますがH.26xの高圧縮以外のProres等、編集用フォーマットやプロキシを作成することで自分の環境では問題を解消できております。

[紗月5EE4]

皆様ご回答ありがとうございました。

結果としては正常に動作するようになりました。

まずCkun様の

＞「ProRes 422 LT」に変換してからPremiere Proに読み込んでいただき、症状が出るか否かをご確認いただくことで、原因の切り分けができるかと思います。

こちらを試したところカクツキはある物の正常に再生ヘッドの動作が確認が出来ました。

更にUY320様のプロキシの利用も試しましたら若干改善が見られました。

そして最終的に

＞新規ユーザーでの起動などをお試しいただいたり

こちらを参考にWindowsにローカルアカウントを新規作成

そのアカウントでPremiereproの起動をした所2倍、3倍速のプレビューでも

一切の停止やカクツキがなくMacと同様の動作環境が再現できました。

どうやら

＞ユーザーアカウントの権限が不足している場合やアカウントの破損によって、必要なファイルおよびフォルダへの アクセスが妨げられることがあります

上記の現象が発生していたようです。

その後ローカルアカウントから現在利用しているメインアカウントに戻して

確認したところ圧縮していない動画ファイルでも正常動作が確認できました。

数ヶ月間悩んでいたことが解決できました。

この度はありがとうございました。

[Ckun]

ひとまず正常動作するようになったとのこと、ご返信ありがとうございました。

まずProResやプロキシで少し改善が見られたのは、素材のデコード負荷の軽減によるものかと思います。

そして「新規ユーザー」で大きな改善が見られたことに関しては、現状では真の原因までは特定しにくいのではないかなと感じております。

場合によっては、しばらく使っているといつの間にかまた症状が出るようになるといったこともございますので、もし症状が再発した際にはまたご返信いただければと思います。

（その際には、一旦ログアウトしてからパソコンを再起動してログインし直す（Creative Cloud デスクトップアプリケーションのアプリパネルに新しいリリースが表示されない ）といった操作で一時的に改善される可能性があるかもしれません。）

[UY320]

アカウントを切り替えることによって不都合を起こしていたアカウントが改善するというのはあまり想像はできないのですが、

稀にアカウントが壊れることがWin、mac共にございます。

今回、問題の特定には至らずではありますが高負荷の素材はどうしても動作を下げてしまうのでそのあたりもどこかにご記憶いただればいいかなーと思います。