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初めて質問させていただきます。
動画制作に関しましては初心者です。
現在マルチカメラで撮影した素材が60fpsと59.94fpsで混在しており、
機材設定としてどちらかに統一することが難しいため、
動画のプロジェクトとしてどちらのfpsを基準にして動画を作成するべきか悩んでおります。
完成した動画の再生機材はPCやスマホのため、60fpsを基準としたほうがよいのかと考えておりますが、音の同期がズレるまたは数フレームに一度ストップ画が挿入されると認識しております。
ストップ画の挿入については現状あまり問題と考えておりませんが、タイムライン上で音ズレなどが発生することは避けたいと考えております。
59.94fpsにして60fps素材を削っていく方向で考えたほうがいいのか、
ストップ画を挿入して60fpsにする方向で考えたほうがいいのか、
懸念点やアドバイスがあれば教えて頂きたいです。
また、タイムラインへの影響を抑えるには、撮影設定のタイムコードはドロップフレームかノンドロップフレームのどちらを選択すべきでしょうか?
こちらもアドバイスいただけますと助かります。
何卒よろしくお願いします。
状況のご返信、ありがとうございました。
ソニー製ミラーレスカメラでしたら、おっしゃる通りクロック誤差のズレについての心配はあまり要らないですね。
(日本市場向けのソニーミラーレスで60.00fps記録しか選べない機種は存じ上げないので、少し気になるところではあります……。)
一応注意点としましては、
>必要に応じてフッテージ変換で調整しつつ編集したいと思います。
59.94fpのインサートカメラの映像を「フッテージを変換」で60.00fpsにしてしまいますと、0.1%早回しになるのでメインカメラとの同期がとれなくなると思います。
インサートの短いカットの中ではそれが問題になることは無いと思うのですが、根本的なところで「マルチカメラ編集」時には無視できないズレになると思いますので、それなりに注意を要することになると思います。
私の前回の返信でSNSで30.00fpsに変換される可能性に触れましたが(Instagramがそうだったように記憶しております)、WEB公開でも1/1.001のフレームレートはレート変換無しで公開できるケースも多々ありますので、公開手段次第になるかと
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最終的な用途が「パソコンやスマホでの視聴」とのことですので、60fpsでも59.94fpsでも、どちらでも良いように思います。
これらの視聴環境では、仮に画面のリフレッシュレートと同一のフレームレートの動画を再生する場合でも、状況によってコマ落ちしたりすることはありますので、あまり厳密に考えなくてもよさそうです。
しかしながら、SNSなどへのアップロードなど、59.94fpsで仕上げたものも強制的に30.00fpsや60.00fpsに変換されてしまうといった場合には、60.00fpsで編集した方が良いという判断もできるかと思います。
今回のようなケースの場合、フレームレートの差はさておき、長回しした際に後半になるにしたがって微妙にずれてゆくといった可能性もありますので、一番信用できるカメラに合わせて時々微調整する必要が出てくるかもしれません。
納品仕様の制約が無い場合には、例えば59.94fpsの素材がそれなりのカメラで撮影されたメインの素材という場合や、60fpsの素材がVFR(可変フレームレート)の場合には、気持ち程度の問題ではありますが59.94fpsで編集した方が安心のようにも思います。
>タイムラインへの影響を抑えるには、撮影設定のタイムコードはドロップフレームかノンドロップフレームのどちらを選択すべきでしょうか?
タイムコードがNDFかDFかということは、タイムライン上の映像には全く無関係なので、こちらもとくに気にしなくて大丈夫です。
撮影時のタイムコード設定という事ですので、たとえばタイムコードをリアルタイム(時刻)に設定し、TCから撮影時間を後で確認することが重要な場合にはDFにする必要がありますが、そうでなければDFでもNDFでもどちらでも映像には影響ありません。
ちなみに、シーケンスのタイムコードは、放送番組や、「実再生時間」が重視される用途ではDFが必須となるのですが、それ以外ではNDFの方がカットの時間を出しやすい(たとえば、10秒ずつ図表を見せたいといった場合に、DFだと途中からキリが悪い数字になるので……)といったことはあります。
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Ckun様
parubonaです。
この度は迅速で丁寧なアドバイス誠にありがとうございます。
機材についてはどちらの素材もソニーミラーレスカメラでの撮影のため信頼性はあること、
ベースで回しっぱなしの機材が60fps側、インサートが59.94fps側であること、
編集時点でタイムラインのズレ以外に特に厳密さを求められない納品仕様であること、
WEBベースでの公開になる可能性が高いので再変換される可能性を避けたいこと
以上の考慮により、シーケンスを60fpsに設定して必要に応じてフッテージ変換で調整しつつ編集したいと思います。
タイムコードについてもアドバイスありがとうございます。
リアルタイム重視で素材配置を行うため(再生時間ベースの厳密さは求められていないため)DFで撮影していこうと思います。
この度は誠にありがとうございました。
回答者への評価方法などありましたらご指南いただけますと幸いです。
以上です。
何卒よろしくお願いします。
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状況のご返信、ありがとうございました。
ソニー製ミラーレスカメラでしたら、おっしゃる通りクロック誤差のズレについての心配はあまり要らないですね。
(日本市場向けのソニーミラーレスで60.00fps記録しか選べない機種は存じ上げないので、少し気になるところではあります……。)
一応注意点としましては、
>必要に応じてフッテージ変換で調整しつつ編集したいと思います。
59.94fpのインサートカメラの映像を「フッテージを変換」で60.00fpsにしてしまいますと、0.1%早回しになるのでメインカメラとの同期がとれなくなると思います。
インサートの短いカットの中ではそれが問題になることは無いと思うのですが、根本的なところで「マルチカメラ編集」時には無視できないズレになると思いますので、それなりに注意を要することになると思います。
私の前回の返信でSNSで30.00fpsに変換される可能性に触れましたが(Instagramがそうだったように記憶しております)、WEB公開でも1/1.001のフレームレートはレート変換無しで公開できるケースも多々ありますので、公開手段次第になるかと思います。
今回はメインカメラが60.00fps収録とのことですので、仕上げも60.00fpsで支障は無いと思いますが、仮に59.94fpsで撮影・編集したものをWEB公開する際には、必ず60.00fpsにした方が良いというわけではないということで、今後このスレッドをご覧になられるほかの方々に向けての補足でした。
そして……、もしかすると誤解を生じてしまったかもしれないと思いつつ、重箱の隅をつつくことになってしまうかもしず恐縮ですが、
>リアルタイム重視で素材配置を行うため(再生時間ベースの厳密さは求められていないため)DFで撮影していこうと思います。
私の前回の返信で、タイムコードのDF・NDFにふれた際の「リアルタイム」という言葉は、撮影時の時計の値、という意味で使っておりました。
タイムコードをフリーラン(録画停止中も動いている状態)にして、タイムコード値として時刻をセットした状態です。
たとえば、午後2時45分00秒ちょうどに録画ボタンを押して撮影をスタートした素材の頭のタイムコードが、14;45;00;00になるという感じです。
「リアルタイム重視で素材配置」とお書きいただいた内容が「DFの方が再生負荷が軽いなどの理由で、編集中のリアルタイム再生(コマ落ちしない再生)性能が上がる」という意味でとらえられた結果でしたら、私の説明不足で誤解を招いてしまい申し訳ございません。
そして、60.00fpsで収録・編集する際には「DF」という概念はありませんので、必然的にNDFとなります。
29.97fpsや59.94fpsなど、30.00や60.00よりも「0.1%遅く進む」映像にて、30フレームを1秒、60フレーム1秒とカウントしてしまうと、実際の時間よりも0.1%遅くなってしまいます。
1時間で約3.6秒遅く(尺で言うと長く)なってしまいますから、放送では使い物にならない時間表示になってしまいます。
そのため、実際の時間とのズレが無くなるよう、定期的にカウントを間引くのがDF(ドロップフレーム)です。29.97fps や59.94fpsなど 1/1.001のレートを扱う際には、NDFのカウントは実時間より遅れるもので、DFは実時間と合うものということになります。
>回答者への評価方法などありましたらご指南いただけますと幸いです。
こちらにつきましては、「問題の解決に役立った情報」の投稿に対して、下部にある「正解」というボタンを押していただきますと、評価につながるとともに、今後同様のお悩みで検索してきた方がすぐに解決につながる情報にアクセスしやすくなります。
ときどき、解決につながらなかった途中経過のやりとり等にもお礼の意味で「正解ボタン」を押してくださる方もいらっしゃいますが、後々どれが解決につながる情報なのかわかりにくくなってしまいますため、「問題解決やお悩みの解消につながったものだけ(複数でもOKです)」に押していただければと思います。
フォーラムについては、このページの右上(細長く表示している場合は下部)の「アドビサポートコミュニティの使い方」も参考になると思います。
」
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Ckun様
parubonaです。
補足いただきましてありがとうございます。
>(日本市場向けのソニーミラーレスで60.00fps記録しか選べない機種は存じ上げないので、少し気になるところではあります……。)
上記コメントを頂きまして、改めて確認いたしましたところ、機材設定上では60fpsの記載になっておりましたが実際に収録されるのは59.94fpsとなっていることが確認できました。(インサート用のFX3の設定画面記載は正しく59.94fpsと表記されていたため、60fpsの記載の数字を額面どおりに気にしてしまったことが原因でした)
そういった意味ではおかげさまでソースのfpsに齟齬がなかったことが判明し、問題自体は氷解いたしました。まずはありがとうございます。
とはいえアクションカムや画面キャプチャーなど、取り扱うソースによっては純60fpsの映像がミックスされることはあり得るかなと思いますので、補足に関しての考慮は記載させていただければと思います。
60fps素材の出どころにより、仰る通り確かに可変フレームレートの素材である場合はありうると考えますので、カメラ素材側を正とするほうが確度が高いという意見についてはその通りかと考えます。
また投稿先の様子についてはアドバイス通りに出力後の変換についてはそこまで厳密に考えず、あくまで編集・出力にて対応しやすいことを重視するという考え方で対応したいと思います。
タイムコードとフッテージ変換につきましては、
おっしゃるとおり、フリーランで時刻整合をとりながら素材配置を行い、タイムコードベースでのタイミング同期を行いたいという意図で話しております。
ズレが起きないように59.94fps側の動画をDFにしておくことでタイミングがズレないような撮影・編集フローに対応するという意図で「リアルタイム」という言葉を使いました。
結論としてはタイムコードはタイミング同期を図りやすいため、基本的にはフリーラン・DFでの運用としたいと考えております。ありがとうございます。