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初心者です。
Adobe Auditionでノイズリダクションをまず行い、
雑音を消してから、その後動画のカットをすべきでしたが、
既にカットしてしまいました。
ノイズリダクションカット毎にするのは骨が折れるし、再度初めからやるのは大変です。
何かいい方法があれば教えてください。
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編集内容(ほかの素材も混在しているかということや、トラックの使い分けなどなど)によって、手間や効果が変わってきますので一概には言いにくいのですが、まず一つめとして、「編集済みのシーケンスの音声をWAVで書き出し、それをAuditionに読み込んでノイズリダクションをかける」という方法が考えられます。
もし、効果音や音楽なども貼り付けている場合には、それらのトラックはミュート(Mボタンを押下)して、ノイズリダクションが必要な一連の音声が張り付けてあるトラックの音のみを書き出します。
Auditionにてノイズ除去後にWAVで別名で保存し、それをPremiere Proに読み込んで新しい音声トラックに貼り付け、元のトラックはミュートするという流れです。
この方法は、編集が完成していて、今後新たな編集を加えない(少し意味合いは変わりますが、「完尺」ですとかピクチャーロックといった表現も使われますね)状態で使える方法です。
二つめ、これは少し注意が必要で手間がかかるのですが、カット前の素材の音声を丸ごとAuditionでノイズリダクションをして、Premiere Pro上でタイムコードをそろえたうえで、マッチフレームで音声トラックを差し替えるという方法があります。
慣れれば単純作業の繰り返しなのですが、タイムコードをそろえたり、念のため元の音声も残しておいてズレが無いか確認しながら作業しないとリスクがあるので、操作に慣れていない場合にはあまりお勧めしにくい方法ではあります。
しかしながら、あとから尺を変更したりといった操作にも対応しやすいので、場合によっては手間をかけてでもやる価値はあると思います。
三つめは、元の素材を新しいシーケンスにノーカットで貼り付けて素材と同じタイムコードになるようシーケンスのタイムコードを設定し、音声をAuditionに送ってノイズリダクションをかけ、ノイズリダクション済の音声を映像と合わせて新たな動画ファイルとして書き出し、「フッテージを置き換え」で映像もろとも一気に置き換えてしまう方法もあります。
こちらの方法の場合、映像がスマートレンダリング対応のコーデック(ProResなど)ですと映像の劣化は無いのですが、それ以外のコーデックですと再圧縮による劣化に注意が必要になってきます。
そして、手順はシンプルなものの、やはりある程度操作に慣れていないとタイミングがずれる危険もありますので、気軽にはお勧めしにくい方法ではあります。
私個人的には、最初にご紹介した一つめ方法からご検討いただくのが良いのではないかなと思います。
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ご丁寧に説明してくださり、ありがとうございます!
はじめの方法が一番よいのですね、
編集が完了している状態ではないので、逆にこのまま突き進み、最後にこの方法を試してみようかなと思います。
Auditionで元音声をノイズリダクションし、元に戻したら反映されているはず という記事を
見たことがある気がするのですが、もしご存じの方がいたら教えてください。
ちなみにAuditionで元音声のノイズリダクションはしてみましたが、自動反映はされなかったので、
何か必要な操作が抜けている可能性もあるかと思います。
まだまだ分からないことが多いです。。
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>はじめの方法が一番よいのですね、
誤解の無いよう補足いたしますと、はじめの方法が「一番良い」のではなく、手間が少ないという意味でございます。
お手すきのタイミングで、編集が完了している部分でお試しいただいて、きちんと期待通りの効果が出ているか、本番での使用に耐えるかご検討いただければと思います。
とくに、ノイズリダクションの場合には編集点など音ががらりと変わるポイントで破綻することもありますので、「初めに連続した素材音のノイズリダクションをした結果」とは同じにならない可能性があることにも、注意が必要です。
>Auditionで元音声をノイズリダクションし、元に戻したら反映されているはず という記事を
>見たことがある気がするのですが、もしご存じの方がいたら教えてください。
Auditionで上書き可能な「音声ファイル」の素材の場合には、Premiere Proで読み込み使用しているファイルを直接Auditionで編集(ノイズ処理など)して上書き保存しますと、自動的にPremiere Pro上でも反映されます(いわゆる「破壊編集」です)。
Premiere Proのシーケンス上でクリップを右クリックして「Adobe Auditionでクリップを編集」を実行した場合には、該当部分のオーディオを抽出したファイルが生成されるので非破壊編集となります。
(抽出したファイルに対して加工を加えたのち、修正したうえで上書き保存をすると、最初の加工の状態に対しては破壊編集となります。)
>ちなみにAuditionで元音声のノイズリダクションはしてみましたが、自動反映はされなかったので、
何か必要な操作が抜けている可能性もあるかと思います。
素材は動画かと思いますので、その元の動画ファイルをAuditionで読み込んで音声のノイズリダクションを行って保存する際には、動画ファイル内の音声の書き換えはできず、新しい音声ファイルが出来上がっているかと思います。
これを元の映像と合体して新しい動画ファイルを作成したうえでフッテージを置き換えるという、前回の返信で三つめにご紹介した方法が、理屈としては近いものになるかと思います。
ちなみに、使用している音声が動画ファイルの音声トラックではなく、オーディオレコーダーなどで別途録音したWAVファイルを映像に合わせて貼り付けて編集している状況でしたら、このファイルをAuditionで開いてノイズリダクションを行い、上書き保存をすると自動反映されます。
ただし、これは「破壊編集」ですので、ノイズリダクション前の音声ファイルは別名で保存しておくなどして残しておくことを、強くお勧めいたします。