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Premiere Pro のアップデート後に、みなさまからよくあるお問い合わせについてまとめました。
「以前のバージョンで作成したプロジェクトが元通りにうまく動かない」「アップデート後に起動しない」などの問題や、下記にご紹介する症状が見られる場合は、ぜひご参考ください。
●新機能の詳細を知りたい
Premiere Proの新機能の詳細は以下のページをご参照ください。
●以前のバージョンで作成したプロジェクトが新バージョンで上手く動かない
Premiere Proのプロジェクトは、基本的に上位互換になっていますが、上位バージョンへの変換の際に以前のバージョンの状態を再現できない場合があります。アップデート後にプロジェクトが上手く動かない場合は、以下の操作をお試しください。
A. 新規プロジェクトで該当のプロジェクトを読み込む
<操作方法>
1.Premiere Proを一旦終了する。
2.Premiere Proを起動し、「新規プロジェクト」を選んで新規プロジェクトを作成する。
3.新規プロジェクトの編集画面で、画面上部メニューから [ファイル→読み込み] を選択し、今まで編集されていたプロジェクト(prprojファイル)を読み込む。
4.[プロジェクトの読み込みタイプ] から [プロジェクト全体を読み込み] を選択し、OKをクリック。
そうすると、新規のプロジェクトの中に、これまで編集していたプロジェクト内に含まれる、シーケンス・アセットが読み込まれます。プロジェクトパネルからシーケンスをダブルクリックして開き、挙動をご確認ください。
B. 以前のバージョンで編集する
Creative Cloudでは、最新バージョンからひとつ前のメジャーバージョンのインストールが可能です。以前のバージョンで作成したプロジェクトが最新バージョンでうまく動かない場合は、以前のバージョンでの編集をご検討ください。
▶︎以前のバージョンの Creative Cloud アプリケーションのインストール
●アップデート後に製品が起動しない
新しいバージョンがインストールされたことで、アクセス権限の問題が発生している可能性があります。以下の操作を順番にお試しください。
①環境設定の再生成
Premiere Proを終了し、以下の場所にあるPremiere Proフォルダを「Premiere Pro_old」へと名前を変更してください。
【Winの場合】
C:/Users/<ユーザー名>/ドキュメント/Adobe/Premiere Pro
【Macの場合】
Macintosh HD/Users/<ユーザ名>/書類/Adobe/Premiere Pro
名前の変更後、Premiere Proを起動し動作をご確認ください。
②セキュリティソフトの例外登録
ウィルス対策ソフトをご利用の場合、例外登録にPremiere Proを追加してください。
ウィルスバスターをご利用の場合は以下の記事もご参考にしてください。
▶︎【トラブルシューティング】Premiere Pro2020が起動しない問題について
③(Macの場合)セキュリティの設定変更
<操作方法>
上記の操作後にPremiere Proが起動できるかどうかをお試しください。
④サードパーティ製プラグインの退避
外部サイトから購入・ダウンロードされた(サードパーティ製の)プラグインが、製品の起動に影響することがあります。その場合は、以下の場所にある「Plug-ins」フォルダをデスクトップなどへ一度退避させてから起動することで解決することができます。(プラグインによって導入先が異なることがあります)ぜひお試しください。
【Windows】
C:\Program Files\Adobe\Common\Plug-ins
【Mac】
Machintosh HD/Library/Application Support/Adobe/Common/Plug-ins
●新バージョンで作成したプロジェクトを以前のバージョンで開きたい
Premiere Proのプロジェクトは、メジャーリリースバージョン内での互換性を維持しています。
上位バージョンで作成したプロジェクトを以前のバージョンで開くことはできませんが、XMLファイルへ変換することで開くことが可能な場合があります。
詳細は以下の文書をご参考ください。
【よくあるご質問にお答えします!】
●最新バージョンへのアップデートはすぐにやった方がいいの?
新バージョンへのアップデートは、現在進行中のプロジェクトの編集が完了し、新規プロジェクトを作成されるタイミングなどに合わせて行っていただくことをお勧めしています。また、その際にキャッシュクリアも一緒に実施していただくと、よりスムーズに新バージョンをご利用いただくことができます。
Premiere Pro をご愛用いただいている多くのプロエディターさんには、ソフトの安定性を優先して、新バージョンにすぐにはアップデートせず、しばらくそのままお使いになられている方も多くいらっしゃいます。ひとつのプロジェクトは編集を開始したバージョンで完成まで編集いただく、というサイクルによって、よりリスクを回避できることもあるかと思いますので、よろしければぜひお試しください。