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Matthew Eyes
Inspiring
April 22, 2026
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カラーモードについての情報がもっと欲しい

  • April 22, 2026
  • 1 reply
  • 51 views

Premiere で、カラコレについて学び始めたところでカラーモードという黒船がやってきて、戸惑っています。Adobe公式のチュートリアル動画を見ながら、また1から取り組もうと、少しづつ情報を集め始めました。細かいところでたくさん疑問もあるのですが、まず最初の大前提のところで引っかかって進めずにいます。

チュートリアル動画では、誰もが最初からカラーグレーディングについて話しています。カラーコレクションという言葉は聞こえてこないように感じています。カラグレの前にカラコレをしっかりやるという情報だけが頭にあるのですが、誰もカラコレについて触れないのは、どういうことでしょうか?

  1. カラーモードではカラコレとカラグレを一緒に行なうから
  2. CMSにまかせて素材クリップを読み込めば、カラコレの必要はないもしくは少ないから
  3. その他

素人の質問で申し訳ありませんが、どなたかご教示いただけませんでしょうか。

    1 reply

    Ckun
    Community Expert
    Community Expert
    April 22, 2026

    「カラーコレクション(Color Correction)」と「カラーグレーディング(Color grading)」は、必ずしも厳密に使い分けられているわけではないように思います。

    一昔前は、演出的な色調・トーンの調整も含めて「カラコレ」と呼ぶことも結構ありました(今もあると思います)。

     

    『カラーコレクションはカットごとの明るさやホワイトバランスなどのバラツキを修正(Correction)する作業で、カラーグレーディングはカラコレの後に演出的な色調やトーンを作り込むともの』という説明をされることもありますが、「バラツキの修正」と「演出的な調整」をまとめて「カラーグレーディング」と呼ぶこともあると思います。

     

    英語圏での使い分けについては全く詳しくないので分かりませんが、「明るさやホワイトバランスなどのばらつきを補正(Correction)してから、演出的なトーンや色調を作り上げていく」工程をまとめて「カラーグレーディング」と表現しているのかもしれません。

     

    少々長くなりましたが、要は言葉の定義の問題なのでどれが正しい・間違いとは言い難いのですが、提示していただいた3つの選択肢では、「1.」がやや近いのかなと思います。

     

    いずれにしましても、あまり言葉にとらわれず、搭載されている機能とその用途、そしてご自身の映像作品の仕上げに必要な調整内容を照らし合わせながら、まずはベータ版でカラーモードを試用していただくとイメージが掴みやすいのではないかと思います。

    ※ベータ版で実際の作品制作をすることはお勧めできません。特別な事情がない限りは、試用に留めておいていた方が良いと思います。

     

    この「カラーモード」は新しく設計されたものということで、これまでのPremiere (Pro)やその他NLEアプリとは使用感が異なることに戸惑いを感じる方もいらっしゃると思います。すでにご覧になられているかもしれませんが、公式の情報を順を追ってお読みいただきながら、実際にベータ版で挙動をお試しいただくと、理解しやすいのではないかと思います。

    カラーモード登場 カラーグレーディング、動画編集者のために再発明

    Premiere のカラーモード

     

    あくまでも私の感覚ですが、演出的な色調やトーンの調整を感覚的にササッとできるような感触ではあります。一方で、「補正」という部分ではちょっと戸惑いを覚える部分もあるかもしれません。この辺りは慣れの問題がありつつも機能の改善が必要と感じる部分もあり、世界中のユーザーさんからのフィードバックで今後良い方向に向かってゆくことを期待しているところです。

     

    なお、カラーマネージメントシステム(CMS)は、誤解を恐れずざっくり書くと、異なる色空間・輝度範囲の相互変換を行うといったものです。例えば、カメラメーカーのLogフォーマットで収録された素材を変換式を用いてRec.709に変換することですとか、作業空間として一旦広色域・ハイダイナミックレンジに展開してから最終出力の色域・レンジに変換するといったことを、裏で行っているといったイメージです。

    こういった色域の相互変換をLUTで行う場合などには「カラコレの一部」と捉えることもあるかと思いますが、CMSとして考えるとカラーコレクションやカラーグレーディングの前段階・後段階に入ってくるものなので、「カラコレが不要になる」という表現はあまり適切ではないように思います。

     

    ちなみに、カラーワークフローには従来からのRec.709(HDRではない、普通のHD映像などが該当します)や視聴向けHDR系の設定のほか、広色域(トーンマッピングの選択肢は複数あり)があります。

    これは、実はすごく技術的に奥深いものでして、あくまでも私見ですが、広色域モードにて一部不正確な動作をしているように思われる部分もあるので(ベータ版なので一部正しく動作しなくても致し方ないのですが……)、少し注意が必要かもしれないです。

    Matthew Eyes
    Inspiring
    April 22, 2026

     

    Ckun さん、いつもありがとうございます。そして今回は面倒な質問に丁寧にお答えいただき、重ねて感謝いたします。

    まだ日本語での解説が少ないので、ご紹介いただいたページは目を皿のようにして何度も読みました。おいおい情報も増えてくるのでしょうが、発表後間もない現時点ではしょうがないですね。ということで、

    https://www.youtube.com/playlist?list=PL-ggaIzOWi1I7_pjWA7qKiPjrs-Q_uAAM

    の動画を苦労しながら見ています。その限りでは、シーケンスに取り込んだクリップに対していきなり「カリフォルニアの太陽」といったグレーディングを行っているので、少しく疑問に感じた次第です。カラコレとカラグレを区別しないで行なっていると考えればいいんですね。もしも2段階だった作業が1段階で行なえるようになれば、それは素晴らしいことになりそうです。

    色調補正もCMSも奥が深すぎて、学び始めたばかりの私にはまだ全体像が見えていません。素人の頓珍漢な質問に、詳しくお答えいただきまいしたこと、改めて感謝申し上げます。何度か繰り返して読ませていただいて、理解を深めたいとおもいます。

    Ckun
    Community Expert
    Community Expert
    April 23, 2026

    カラーグレーディング(カラーコレクション)は奥深く(ある専門書は600ページ以上にもありますし、本だけでマスターできるものでもなく……)、絶対守らなければならない唯一無二の方法論があるわけではないので、お試しの段階ではあまり気構えずに、見た目で判断しながら好き勝手に試してゆく形で全然問題は無いのではないかなと思います。

     

    Premiereのカラーモードは、慣れると初心者からプロまで手軽に思った通りのルックに仕上げることができる可能性を秘めたものだと思いますが、今までにない操作感でもあり、公式の説明やそれに準じる解説を最初に見ておかないと理解しにくいかもしれないと感じています。

     

    日本語の情報の一例として、このコミュニティにも参加してくださっていて、Adobe Community Evangelistとして活躍していらっしゃる市井さんの動画のリンクを張ってみますね。

    【徹底解剖】グレーディング革命!Premiere史上最大の大変身!カラーモード爆誕! 【Premiere ベータ版】

     

     

    ちなみに……、

    >もしも2段階だった作業が1段階で行なえるようになれば、それは素晴らしいことになりそうです。

     

    こちらについては、Premiereの新しいカラーモードだから「素材の色を整える」作業と「演出的な色を作ってゆく」作業を分けずに効率化できる、というよりは、作品によりけりということではないかなと思います。

     

    カラーモードを使う場合でも、たとえば映画やドラマのワンシーンにある複数のカットに何かしらのルックを適用する場合、それらをグループ化してひとまとめに演出的な色やトーンを適用するにしても、カットごとに微調整(コレクション)が必要になることは十分あり得ることかと思います。

    (同じ設定のカメラでも、構図が変わることでシャドウの見え方やハイライトの抑え具合を微調整したくなることもありますし……。)

     

    また、従来の「Lumetriカラー」を使う場合でも、いきなり演出的な色味を作ってもよいケースもあり得るわけでして、作品や作業する方の好みによりけりということになるのかなと思います。

     

    ただ、繰り返しになってしまいますが「言葉の定義」にも関わってくるので、「カラコレ」と「カラグレ」それぞれどのように定義しているかで、ニュアンスは変わってきますね。

    (対面での会話ですと前後の流れで相手の話に合わせて表現を変えたりしているのですが、メールやチャットのやり取りだとしばらくお互い誤解したままラリーが続くこともあります😅)

     

     

    余談になりますが、冒頭で「お試しの段階ではあまり気構えずに、見た目で判断しながら好き勝手に試してゆく形で全然問題は無いのではないかなと思います。」と書かせていただきましたが、実際の作品制作ではそうもゆかなくなってきます。

     

    カラーグレーディング(カラーコレクション)は、「素材の情報を捨てる作業」なので、極端な補正を行うと、ボソボソとしたノイズが出たりグラデーションが汚くなっていた、ということもあります。

    この類の映像の破綻は、小さなモニターでは目立ちにくいので、ノートパソコンで編集を完結させていたりしますとそのノイズに気づかずに納品して、後からクレームという話も耳にします。

     

    また、諧調や色が破綻しないよう見た目の品質を維持しながら、思い通りの見た目に仕上げるためには気を付けなくてはならないことがあったり、各調整項目が適用される順番も非常に重要になってきます。

     

    そういったことも、実際に色々試す中で見えてくるかと思いますので、とにかく様々な素材で試してみることが大事なのかなと、思います。