Blog 第1回 : Customization Wizard って何?
フォーラムの皆さん、こんにちは。
この度、当フォーラムにてブログ連載の形での情報発信を始めさせていただきました。
この連載シリーズでは、できる限りわかりやすい内容でアドビ製品にまつわる使い方、topic となる情報などを皆様にお届けできればと考えています。
第1回は Customization Wizard って何?という題でお届けします。
エンタープライズ版のアドミンコンソールをお使いで、Acrobat の契約をお持ちの場合は、アドミンコンソール上の「パッケージ」>「ツール」と進むと「DC カスタマイズウィザード」というツールをダウンロードできます。これが Customization Wizard です。

このツールはAcrobat DC のインストーラをカスタマイズすることができるツールです。
(※既にマシンにインストールされたAcrobatをカスタマイズするツールではありません。)
あくまで、インストールする前のAcrobat(インストーラの状態)に、事前にカスタマイズを施すためのツールです。
Customization Wizard では 非常に多くの Acrobat の機能をインストーラの段階でカスタマイズすることができるため、特に多数の組織内マシンに同じ設定が施されたAcrobatを展開する場合は重宝されるツールだと思います。
カスタマイズとしてよく利用される機能は、
- Acrobatの基本機能である Document Cloud や BOX、Google Drive 等のクラウドサービスとの連携機能を削除する
- Acrobat の自動アップデート機能を OFF にする
- サイレントインストールでの実行とインストール後の再起動のタイミングを調整する
- 事前にレジストリ値を格納し、インストールの段階でレジストリ値を設定する
- Acrobatをインストールする段階で、既にマシンにインストールされている古いバージョンのAcrobatをアンインストールする
- ライセンス認証のためのシリアル番号を事前に組み込む(シリアル番号ライセンスのみ)
等があります。
このような設定をインストールする前のAcrobatインストーラに組み込むことで、そのインストーラでインストールされるAcrobatの初期設定を同じものにすることができます。
例えば、組織内ではAcrobatの自動アップデート機能は使用したくない、と考えたとします。
この場合、Customization Wizard でカスタマイズを行わず、デフォルトのAcrobatインストーラを使用した場合は、インストールされた Acrobat をそれぞれ起動して環境設定から設定を変更する必要があります。
数程度の台数のマシンなら、こうやって手動でひとつひとつの設定を変更してもよいのですが、何十台、何百台となってくると話が変わってきます。
そんな時は、インストーラにAcrobatの自動アップデートの機能をOFFとすカスタマイズを施し、そのインストーラを使用することで、インストールされるAcrobatでは自動アップデート機能が最初からOFFにすることができます。
このように Customization Wizardでは、Acrobat のインストーラを事前にカスタマイズすることで、効率的かつ合理的にAcrobatを展開する事ができるツールです。
尚、Customization Wizard にはWindows版とMac版があり、Windows版のCustomization WizardではWindows版のAcrobat、Mac版ではMac版のAcrobatがカスタマイズできます。
(※Windows版のCustomization WizardでMac版のAcrobatをカスタマイズ、またはその逆はできませんのでご注意ください。)
以上がCustomization Wizardのご紹介となります。
次回はよく使用されるカスタマイズ項目について記事にしたいと思います。

