Skip to main content
Known Participant
September 30, 2025
Answered

スマートシャープをかけると総インキ量が想定値を超えてしまう

  • September 30, 2025
  • 1 reply
  • 358 views

印刷用のデータを作成する際に、下記の手順で総インキ量を確認・必要に応じて変更しています。

 

  1. Acrobatの出力プレビューで総インキ量を確認
  2. 印刷会社指定の値を超えている場合は
     Photoshopで画像(バックアップしていたスマートシャープをかける前のもの)を開き、
     プロファイル変換→プロファイルで「カスタムCMYK」を選択→
     「インキ総使用量の制限」の値を任意の数値にする
  3. スマートシャープをかける
  4. 保存(「カラープロファイルの埋め込み」のチェックは外す)
  5. 1に戻る

 

この手順をおこなっても、あらためてAcrobatで確認すると、総インキ量が想定値を超えてしまう場合がたびたびあります。

手順4のスマートシャープをかけるのが原因かと思うのですが、

回避する方法や作業フローがあればご教示いただけないでしょうか。

 

現在は「プロファイル変換の際に低めの値を入れて総インキ量が超えなくなるまで書き出し・確認を繰り返す」、

という力技で乗り切っているのですが、効率が悪いため改善したいです。

 

製品:Photoshop 25.12.3

OSmacOS Sonoma 14.4(チップ:Apple M3 Pro)

Correct answer Yamonov

USMやスマートシャープ後に、画像のエッジ部で総インキ量オーバーするのはごくごく普通のことで、通常は印刷でも全く問題ありません。

 

実効解像度350ppiに半径1.3でかけた場合、黒くなる方のエッジの幅は0.1mm以下くらいです。

※ピクセルに対しかかる効果なので、実効解像度が低いとシャープ効果の幅は太くなります。

 

あまりに細かい模様に対して非常に強くかけて、400%近くなった数ピクセルのエッジ部分で画像が埋まってしまった……ということでも無い限りは大丈夫です。

 

AcrobatやInDesignでプレビューする場合、細かなエッジ部分の表示がまとめられて見えることもありますので、しっかり確認するには拡大して見てください。

 

USMやスマートシャープの性質上、強さ130%で30%程度は数字が変わります。これをなんとか抑えるために強さを弱くすると、今度はシャープネスの意味が無くなります。ですのでCMYK変換してUSMしてその後総インキ量微調整……というのは、ちょっと無駄な作業に思えますので、止めていいでしょうね。

参考にこれでイメージしてみてください。

https://yamonov.github.io/SimpleUSMSimulator/

 

ただ、機械的に総インキ量オーバーを(数ピクセル程度であっても)ハネなければならない、というワークフローになっているのであれば、

 

・画像リサイズ

・RGBの段階でUSM等処理

・その後CMYK変換

 

という順にすれば、CMYKプロファイルで規定している総インキ量(Japan Color 2011 Coated・知覚的なら350%、相対的なら338%程度)を越えることはありませんが、RGBの段階でシャープをかけてからCMYK変換すると、エッジや細かいドットが濃くなってからCMYK変換することになるため、余計なスミ版が増えて、くすみの元になってしまうことがあります。

 

どちらかはバランスを見ながら選択してください。

1 reply

ajabon grinsmith
Community Expert
Community Expert
September 30, 2025

カラープロファイルの設定は、開いたあとの加工編集に対してインキ総使用量を制限するわけではなく、

何かをしたら濃度はそれなりに制限を超えていきます。

極端な話、トーンカーブで全チャンネルをぐいっと上げたら濃度はそのぶん上がります。

各種フィルターも例に漏れません。

 

インキ総使用量を制限するとしたら、スマートシャープ後にRGB変換→CMYK変換などが必要になるかと思います。

 

(なんとなーく自信がないのでツッコミ・補足お待ちしています)

motch55Author
Known Participant
September 30, 2025

インキ総使用量を制限するとしたら、スマートシャープ後にRGB変換→CMYK変換などが必要になるかと思います。

そうですよね…ただ、自分自身もシャープ後にプロファイル変換を行うというフローに自信が持てず、

結果、確認と書き出しを何度も繰り返す事態になっております。

 

引き続き、適切な処理方法などをご存知の方がいらっしゃいましたら書き込みいただけると助かります。

Yamonov
YamonovCorrect answer
Legend
September 30, 2025

USMやスマートシャープ後に、画像のエッジ部で総インキ量オーバーするのはごくごく普通のことで、通常は印刷でも全く問題ありません。

 

実効解像度350ppiに半径1.3でかけた場合、黒くなる方のエッジの幅は0.1mm以下くらいです。

※ピクセルに対しかかる効果なので、実効解像度が低いとシャープ効果の幅は太くなります。

 

あまりに細かい模様に対して非常に強くかけて、400%近くなった数ピクセルのエッジ部分で画像が埋まってしまった……ということでも無い限りは大丈夫です。

 

AcrobatやInDesignでプレビューする場合、細かなエッジ部分の表示がまとめられて見えることもありますので、しっかり確認するには拡大して見てください。

 

USMやスマートシャープの性質上、強さ130%で30%程度は数字が変わります。これをなんとか抑えるために強さを弱くすると、今度はシャープネスの意味が無くなります。ですのでCMYK変換してUSMしてその後総インキ量微調整……というのは、ちょっと無駄な作業に思えますので、止めていいでしょうね。

参考にこれでイメージしてみてください。

https://yamonov.github.io/SimpleUSMSimulator/

 

ただ、機械的に総インキ量オーバーを(数ピクセル程度であっても)ハネなければならない、というワークフローになっているのであれば、

 

・画像リサイズ

・RGBの段階でUSM等処理

・その後CMYK変換

 

という順にすれば、CMYKプロファイルで規定している総インキ量(Japan Color 2011 Coated・知覚的なら350%、相対的なら338%程度)を越えることはありませんが、RGBの段階でシャープをかけてからCMYK変換すると、エッジや細かいドットが濃くなってからCMYK変換することになるため、余計なスミ版が増えて、くすみの元になってしまうことがあります。

 

どちらかはバランスを見ながら選択してください。

--Yamonov