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Participating Frequently
May 11, 2025
Question

テロップに灰色ががる現象

  • May 11, 2025
  • 2 replies
  • 5092 views

HDR動画制作中の初心者です。よろしくお願いします。

プレミアプロのアプデが入ってから、HDR動画上の白文字のテロップに灰色がかる現象に、悩まされています。書き出しプレビューでは無く、編集画面上でも同じことが起こります。

 

シーケンス設定は、ハイ10  2000HLGです。

もちろん書き出しの設定も同様です。

試しに、書き出し設定をSDR(ハイ Rec.709)

にしてみた所、テロップの色が元に戻りましたが、素材がHDRなため白飛びしてしまいます。

 

SDR動画上のテロップは、普通の白文字が表示されます。

 

  • 解決策を教えてください。初心者なので、出来るだけ具体的によろしくお願い致します。

2 replies

Evangelist ittsui
Community Expert
Community Expert
May 11, 2025

テロップのクリップを選択した状態で、

Lumetriカラーパネル>設定タブ>ソースクリップ>「カラースペースを上書き」をオン

そして「カラースペースを上書き」の右側のプルダウンメニューで「ACEScct」を選択。

でいかがでしょうか?

これが正しい方法かどうかは微妙ですが、、とりあえず、白は白くなるかと思われます。

Participating Frequently
May 12, 2025

回答ありがとうございました!助かりました。

Ckun
Community Expert
Community Expert
May 11, 2025

症状的には、HDRの映像をディスプレイのカラーマネージメントなしで表示している状況ではないかなと思います。

 

「Lumetriカラー」パネルの「ディスプレイのカラー」にある「カラーマネージメント表示」と「拡張ダイナミックレンジモニタリング」にチェックが入っているかご確認いただくといかがでしょうか。

 

 

HDRの制作では、モニター環境が正しくHDRを表示的るか否かといったことを始め、SDRよりも確認すべき部分が多くございますため、上記の情報だけでは不十分かもしれないのですが、Premiere Proの編集中の表示だけに関しては解決できる可能性が高いのではないかと思っております。

Participating Frequently
May 12, 2025

回答ありがとうございます。両方チェックが入っていなかったため入れてみましたが、動画も一緒に白ボケしてしまいました。

正しい対処方法かは分かりませんが、「ルメトリーカラー→ソースとクリップ:グラフィック→入力LUTの中にある、カラースペースの上書きが、Rec.709になっていたため、2000HLGに上書きしたところ。問題が解決されました。この対処方法はあっていたのかは分かりませんが、ヒントをくださりありがとうございました。

Ckun
Community Expert
Community Expert
May 12, 2025

状況のご返信、ありがとうございました。

 

>回答ありがとうございます。両方チェックが入っていなかったため入れてみましたが、動画も一緒に白ボケしてしまいました。

 

お使いのディスプレイがHDR対応か否か(HDR対応の場合にはその最大輝度)にもよるのですが、基本的にはディスプレイのカラーマネージメントがONの状態が、正確な表示に近いものとなります。

(ディスプレイがSDRの場合には、SDRを超える高輝度部分は正確に表示できないのですが……。)

 

>カラースペースの上書きが、Rec.709になっていたため、2000HLGに上書きしたところ。問題が解決されました。

 

この手法をとりますと、白文字の輝度が最大になりますため、HLGを正しくHDRで再生できる環境で表示すると、大変明るいまぶしい白になります。

 

ですので、グラフィックはRec.709で扱うのが、現状では正しい方法となります(ただし、きちんとモニター環境をそろえて、グラフィックの色指定をするモニターがHLGとなっている場合は除きます。その場合でも、白100%にするとまぶしくなります)。

 

デフォルトの設定では、SDRグラフィックの白はHLGの75%(HLGの輝度は相対値ですが、標準的なモニターの203nitに相当します)にマッピングされ、その状態でHLG対応の視聴環境では「白」として表示されます。

 

ディスプレイのカラーマネージメントがOFFの状態でご覧いただている場合には、誤った表示状態のため、HLGの白75%(HLGは相対的な標準的なディスプレイで203nit相当)が灰色に見える上に、色もくすんで見えます。

ただ、その状態に見慣れていると、正しい表示の方が不自然に見えてしまうという方もいらっしゃるので、大変悩ましいところです。

 

この状態でRec.2100 HLGで書き出したファイルを、HLGに対応した視聴環境で見た際には色が濃く白がまぶしく表示される点には注意が必要になると思います。

 

お書きいただいた内容から推測しますと、書き出したファイルの再生環境がHDR非対応のため、結果的にまぶしい白にならず普通の白で見えているという可能性もあるのではないかと思うのですが、異なる環境で再生する可能性がある場合には十分な注意が必要になってくると思います。

 

【追記】

自分の返信を読み返してみますと、文字だけでは分かりにくいと思いましたため、Lumetriスコープの様子と共にスクリーンショットを貼ってみます。

※これらのスクリーンショットはSDR環境のものなので、高輝度部分は再現できていないものです。

※シーケンスのカラー設定は「ダイレクト HLG (HDR)」で、電球型LEDが写っている実写映像はSONY製のカメラでRec.2100 HLGで収録した素材です。

 

まず、グラフィックをデフォルトの状態のRec.709でのせた状態です。

Lumetriスコープで赤く囲った部分が文字の明るさで、白い文字は203nitになります。まぶしい電球型LED照明よりは暗いのですが、SDRでいうところの「白」に相当するレベルとなります。

 

次に、グラフィックのカラースペースをRec.2100 HLGで上書きした状態です。

この場合、白100%がHLGの最大輝度になりますため、文字がまぶしいLED照明と同じ輝度になってしまいます。

但し、HDR対応のモニターでHDRとして視聴する場合でも、それが輝度が低いHDR対応モニター(最大300nitなど)だった場合には、電球含めてまぶしくはならないので、明るすぎる白であることに気づきにくいかもしれないです。

 

ご参考までに、最近Premiere Proに搭載されたACEScct(広色域・高ダイナミックレンジのLogの空間)で上書きした場合の画像も載せてみます。

 

この場合、100%の白は10000nitを超える明るさに相当します。

 

HLGで書き出す際には1000nitを少し超えた明るさ相当にマッピングされますが、このスクリーンショットでも見られるようなアンチエイリアスの部分の破綻などの問題(異常に高い輝度に比べれば軽微なものですが)も生じます。

 

もう一点、白に着目していると気づきにくいのですが、Rec.709のグラフィックをRec.2100 HLGに上書きすると、色域変換が行われなくなるため、色も指定と異なる色になってしまいます。

下記画像の上段が、デフォルトのRec.709の状態で、下段がRec.2100 HLGでカラースペースを上書きした状態です。

 

最後に、「ディスプレイのカラーマネージメント」をONにすることの重要性が分かる例の画像ものせておきます。

 

sRGBのSDRのディスプレイを使用しているWindows環境で、Rec.2100 HLGのシーケンスで編集する例です。

 

カラーバーの色からわかります通り「ディスプレイのカラーマネージメントをON」にしている上段の色味が正しいのですが、ディスプレイのカラーマネージメントをOFFにすると色が薄く柔らかいトーン(HLGは中間より上がログの"ハイブリッドログ"なので……)になってしまいます。

 

だいぶ長くなってしまった上に、難しい技術的な内容を含んでしまうため、難解とお感じになられてしまうかと思います。これらを容易に説明すること自体が困難なので、ご容赦くださいませ。

 

このカラーマネージメントは非常に重要な事柄なので、検索などでこのスレッドを見つけられた他の方がご覧になられた時にも備えて、詳細を追記した次第です。