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教育機関向け - 共有デバイスライセンス導入まとめ VIP版 > 導入シナリオ > 中規模以上での利用
[シナリオ]
現在は旧デバイスライセンスを3教室10台ずつ、また図書館の共有デバイス 10にて運用中。
これらを全て共有デバイスライセンスへ移行する。
図書館と教室では利用用途が異なるため、アクセス制限やアプリケーションのアップデートの権限を異なる設定にしたい。
このような場合では以下の手順で簡単に共有デバイスライセンスを導入することができます。
学内ではすでにID を利用中。そのため学生は Federated ID を選択。
図書館を利用するユーザーは不特定多数であり、Adobe ID も利用させたい。
ポイント:
SSOを導入されていない場合は、ひとまずAdobe ID を利用し、導入後にFederated ID へ切り替えることも可能です。IDプロバイダーは Microsoft Azure や Google などがサービスを提供しています。
ID の概要
Admin Console より数ステップで移行作業を完了することができます。
デバイスライセンスから共有デバイスライセンスへの移行
ポイント:
この移行作業が完了すると旧デバイスライセンスは30日後に失効します。
Admin Console > 設定 より現在利用しているIDプロバイダー(Azure や Google など)との同期設定を行います。
Adobe との SSO 用に Google フェデレーションを設定する
Adobe ID を利用するユーザーは、
Admin Console > ユーザー より利用者のAdobe ID を登録します。
Admin Console の活用 - ユーザーを管理する | ユーザータブ
必要なアプリケーションを含めたインストーラーを作成します。
ポイント:
教室ごとに、アプリケーションのアップデートの権限を設定します。そのためには設定ごとのインストーラーが必要となります。
例:
[教室A] 不特定多数の利用者がいるため、管理者のみがアップデート及びインストールを行いたい。
セルフサービスでのインストールを有効にする:OFF
ファイルの同期を無効化:ON
[教室B] 利用者はある程度限られ、利用者自身にアップデート及びインストールさせたい。
セルフサービスでのインストールを有効にする:ON
ファイルの同期を無効化:OFF
学内の Federated ID を所有するユーザーに限定し、また共有デバイスの学外への持ち出しなど不正利用を防ぐため、エグレスIP によって学外からのアクセスを禁止させる。
ユーザーアクセスポリシー : Enterprise ID/Federated ID のみ
エグレス IP : 学内のエグレス IP を入力
ポイント:
この設定は導入完了後でも設定することが可能です。どのような制限にするか決まっていない場合はスキップしてください。
各デバイスより旧デバイスライセンスの Creative Cloud アプリケーションをアンインストールします。
ポイント:
1台のデバイスで、旧デバイスライセンスと共有デバイスライセンスを併用することはできません。
旧デバイスライセンスのアンインストール
手順4 で作成したインストーラーをそれぞれのデバイスへインストールします。
ポイント:
インストール時に自動的にインターネットを通じてライセンス認証が行われます。インターネット接続ができることを確認してください。
以上で利用を開始することができます。各ユーザーは利用のたびに ID とパスワードを入力します。席を離れる場合や利用後は必ず Creative Cloud からログアウトします。
[目次]
導入シナリオ