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H.265/HEVCからH.264/AVCへの変換も込みでHDRからSDRへ変換する場合、Media Encoderの「トーンマッピング」をお使い頂くと、複数のファイルをまとめてバッチで変換できるので便利ではないかなと思います。
もちろん、HDRでしか表現できない明るさの部分を手作業でカットごとに調整するのが一番だとは思いますが、ドラマの撮影素材のようなしっかり管理して収録された素材ならまだしも、スマホの自動調整で撮影されたものでしたら、一括でSDRに変換した後の調整でも良いようにも思います。
HDRの動画をどの程度正確なHDRでご覧になられているかということも重要なポイントなのですが、トーンマッピングの設定で「最大 RGB」を選んでいただくだけで概ね良好な変換になると思います。
(厳密には、SDRの約109%まで信号が出てしまうので、After Effectsで8bpcや16bpcで扱うと100%でカットされ、10%弱の白クリップが発生します。)
まずは、ひとつの素材で変換とその結果をお試しいただくとよいのではないかなと思います。
手順は、まずAdobe Media
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フッテージ変換ではなく、
プロジェクト設定/カラーの作業カラースペースにカラープロファイルを設定してみてはどうでしょう。
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HDRが絡むカラーマネージメントはなかなか難しいのですが、
>premire proではRec.2100 HLGとして正しく表示されており書き出し後も色味は問題無いのですが、
とのことですので、Premiere Proでは正常に扱うことができている前提で、確認方法も含めて書いてみます。
まず、
>(Rec.2100 HLG w100など多数)
こちらについては、特に指定が無い限りは「Rec.2100 HLG W203」をお選びいただければ大丈夫かと思います。
詳しいことは省略しますが、HLG本来の規格の「白100nit (信号レベル50%)」では一般視聴環境では少し暗いので、放送などの運用の基準として「白203nit (信号レベル75%)」が用いられているので、それに準じた設定です。
After Effectsのプロジェクト設定を「ビットデプス:32bpc浮動小数点, 作業カラースペースRec.2100 HLG W203」と設定し、フッテージを変換でメディアカラースペースを「Rec.2100 HLG W203」で上書きして、Media Encoderでプリセット「Apple ProRes 422 HQ HLG」で書き出したものを、Premiere Proに読み込んで元の素材と比べていただきますと、ほとんど色の変化は無いと思います(わずかな色調の変化はあると思います……)。
After Effectsのプロジェクト設定例
Rec.2100 HLGで撮影した素材のカラースペースを設定
Media EncoderでProRes 422 HQ HLGのプリセットを用いて書き出し
Premiere ProのRec.2100 HLGのシーケンスにて、元の撮影素材(左)とAfter Effectsで書き出ししたProResファイル(右)を並べて比較している様子。
※そのほかにも設定の組み合わせはありまして、例えばAfter Effectsではカラーマネージメントを行わない(色の値を維持して作業)といった方法もあるのですが、業界で一般的な方法か否かなどについて私はあまり詳しくないので、割愛いたします。
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>Ckunさん
詳しいご解説ありがとうございます!
指摘して頂いた方法で試し、Apple ProRes 422 HQ HLGで書き出してみましたが、彩度がかなり鮮やかな状態で出力されてしまいます。
何度も教えて頂いた方法を見返しましたが、唯一私の環境と違っている点が「3D LUT 補完」でした。
私の環境ですと「triliner」しか選択できない状態なのですが、これは関係ありますか?
仮に元動画のように書き出しができたところで、他の問題もあり....
編集段階でmotion broのトランジションも使用していますが、HDRに対応していないのかトランジション部分に差し掛かると
色がこのようにおかしくなります。
HDRで動画を撮影してしまったことを心底後悔しています...
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>指摘して頂いた方法で試し、Apple ProRes 422 HQ HLGで書き出してみましたが、彩度がかなり鮮やかな状態で出力されてしまいます。
この場合、処理の過程のどこかで設定等の間違いがあり、狭色域に変換された状態を誤って広色域で表示している可能性が考えられます。
ひとつひとつの工程と設定を確認して、問題を探る必要があります。
そして、
>HDRに対応していないのかトランジション部分に差し掛かると
>色がこのようにおかしくなります。
HDR(ハイダイナミックレンジ)の素材をAfter Effectsで扱う場合、8bpcや16bpsでは扱うことができない「1.0(言い換えると100%白)を超える値」を扱う必要があります。
そのため、 32bit floatに対応しないエフェクトを使用すると、一定の明るさより明るい部分がクリップされてしまいます。
HDRでの作業は、すべての処理の流れをしっかり理解していないとなかなか難しいです。
ちなみに……、
>HDRで動画を撮影してしまったことを心底後悔しています...
ひょっとして、HDRで作品を仕上げる必要は無い、という状況でしょうか。もし仕上げはSDRでも良いのでしたら、撮影素材を一旦SDR(Rec.709)に変換した方がはるかに簡単になると思います。
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ひょっとして、HDRで作品を仕上げる必要は無い、という状況でしょうか。
おっしゃる通りです、
HDRで撮ってしまった動画に近しい色味やレベルをSDRで再現できるのでしたら、それに越したことはないという認識です。
(コーデックもできればH.264で書き出しをしたかったので)
工程としては、フッテージのカラーを「Rec.709 gamma2.4」(?)などに変更して、
プロジェクト設定もフッテージのカラーと同一のものに設定し、元動画を参考にしながら色調補正などで手作業し補修するという工程でしょうか?
bpcのエフェクトについても理解できました、詳しく解説ありがとうございます。
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H.265/HEVCからH.264/AVCへの変換も込みでHDRからSDRへ変換する場合、Media Encoderの「トーンマッピング」をお使い頂くと、複数のファイルをまとめてバッチで変換できるので便利ではないかなと思います。
もちろん、HDRでしか表現できない明るさの部分を手作業でカットごとに調整するのが一番だとは思いますが、ドラマの撮影素材のようなしっかり管理して収録された素材ならまだしも、スマホの自動調整で撮影されたものでしたら、一括でSDRに変換した後の調整でも良いようにも思います。
HDRの動画をどの程度正確なHDRでご覧になられているかということも重要なポイントなのですが、トーンマッピングの設定で「最大 RGB」を選んでいただくだけで概ね良好な変換になると思います。
(厳密には、SDRの約109%まで信号が出てしまうので、After Effectsで8bpcや16bpcで扱うと100%でカットされ、10%弱の白クリップが発生します。)
まずは、ひとつの素材で変換とその結果をお試しいただくとよいのではないかなと思います。
手順は、まずAdobe Media Encoderを立ち上げてHDR撮影した素材を読み込みます。
そして念のため、ファイル名のところを右クリックして「フッテージを変換」を選び、メディアカラースペースとしてRec. 2100 HLGとして自動的に認識されていることを確認し、「キャンセル」ボタンで抜けます。
そして次に、書き出し形式を選びます。今回は、デフォルトのプリセットにある「Match Source - Adaptive High Bitrate」を元に設定しています。
下記GIF動画のように、「エフェクト」の「トーンマッピング」のチェックを入れて、「最大 RGB」を選んでいただきますと、SDRで白飛びしてしまった部分の諧調が圧縮されて戻ってきます。
(例の動画では、電球型LEDライトの部分が分かりやすいです。)
ハイライトの圧縮で色相が変化するのが気になる場合には、「色相保存」を選んだ方が良い結果が得られるかもしれません。
トーンマッピングのほか、ビットレートなどお好みの設定をしたものをプリセットとして保存していただきますと、次にまとめて複数の素材を変換するときに便利です。
(露光量・ハイライトの彩度の設定も保存されるので、ここをファイルごとに調整する場合はご注意ください。)
なお……、
>工程としては、フッテージのカラーを「Rec.709 gamma2.4」(?)などに変更して、
このようにフッテージの変換で素材の色域・カラースペースをSDRとして偽装させる方法もダメではないのですが、HLG(カーブの途中まではSDRと同じなので比較的調整しやすいです)のガンマの調整はまだしも、Rec.2020 (2100は2020+HDRの規格)からRec.709への色域変換をきちんと行うのは少し難しいように思います(彩度を上げるだけでもそれなりに見えるかもしれませんが……)。
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質問には関係ないのですが、
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