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Adobe Creative Cloud Cleaner Tool(アドビ・クリエイティブクラウド・クリーナーツール、以下Cleaner Tool)は、トラブルシュートの様々な場面でお使いいただくツールです。
『Creative Cloud Cleaner Tool が必要になる状況とその使い方 | 上級者向けの手順』
https://helpx.adobe.com/jp/creative-cloud/kb/cc-cleaner-tool-installation-problems.html
上記Webページで説明されていますが、この中からトラブルシュートで使う機会の多いものを抽出し、さらに補足してご案内させていただきます。
Cleaner Toolの機能は、大きく分けて3つあります。
1.については、アプリケーション側の問題かを確認するために一旦削除したり、ご利用が終了したアプリケーションを削除する場合に使用します。
アンインストーラーとCleaner Toolは混同されやすいですが、Cleaner Toolが削除するのは「インストール情報」で、プログラムデータなどの一部はそのまま残ります。
アプリケーションを完全に削除したい場合にはCleaner Toolを実行したあと、残ったデータを手動で削除する必要があります。
2.については、ファイルやライブラリの同期に問題が起きた際、トラブルシュートの一環として行うものです。
具体的には「CoreSync」や「CCLibrary」といったプログラムを削除します。
そして3.については、端末内にある「ホストファイル」と呼ばれるものに問題があり、ライセンス認証などに問題が起きてしまった場合に、問題の原因となる情報を削除するものです。
ホストファイル(Hostsファイル)は、IPアドレスとホスト名の対照表のようなものです。
ここのアドビサーバー(特にライセンス認証サーバー)のホスト名が書き込まれている場合があり、そのために「ライセンス認証に失敗する」などのトラブルが起きてしまうことがあります。
例)
123.456.789.012 abc.def.adobe.com
345.678.901.234 ghi.jkl.adobe.com
567.890.123.456 mno.pqi.co.jp ←「adobe.com」が含まれていないので影響なし
そこでCleaner Toolを使って、ホストファイルからアドビサーバーのホスト名を除去します。
345.678.901.234 ←「adobe.com」が含まれていたので削除された
567.890.123.456 mno.pqi.co.jp ←「adobe.com」が含まれていないので変更なし